ニオイが気になるのも当たり前? パジャマと部屋着の兼用派が多数
サマーバケーションどころか「もう見飽きたわ、そのパジャマor部屋着」なんて言葉が思わずこぼれそうな今夏。出不精な筆者など、外出用のTシャツを着るだけで新鮮さを感ずる不可思議な生活を送っています。そんなコロナ禍の今年7月に行われたライオン株式会社のアンケート調査結果によると、パジャマと部屋着を兼用している方が多数派のよう。
▲約60%もの方が「いつも」「ときどき」兼用していると答えています。
ただ、「一日中パジャマを部屋着として着用する」…それはすなわち、「就寝中にかく汗や皮脂汚れと、日中の汗や皮脂汚れがブレンドされる」ということでもあります。文字に起こすとなんだか恐ろしいですね。
寝汗は誰でも毎日かくもので、大人で平均コップ1杯ほどの量なのだとか。日中エアコンをつければ汗は抑えられるかもしれませんが、皮脂汚れについて自分でコントロールするのは難しいですよね。そう考えると、夏のパジャマや部屋着には、私たちが思っている以上に汚れが蓄積されていて、「洗濯をしてもニオイが気になる」といったお悩みも必然といえます。
そこで、洗剤などの製造・販売でお馴染みの【ライオン株式会社】に、ニオイと汚れを撃退する『夏のパジャマの洗い方』を伺いました。(また、この時期気になる『枕カバーの洗い方』もあわせてご紹介します。 )具体的にどの洗剤がおすすめかも教えて頂いたので「どんな洗剤を使えばいいの?」と迷うことなく実行できますよ。
夏のパジャマの洗い方を見直そう! 重要なのは…
寝汗や皮脂で汚れている夏のパジャマを洗濯せずに放置すると、菌が増殖し、ニオイが発生しやすい状態になります。さらに着込んでいくうちに普段のお洗濯では落ちないニオイが残ってしまうこともあり、困っている方も多いのでは? 「ため込まず、こまめにお洗濯すること」と「ニオイ汚れに対する効果が高い洗剤を使用すること」が気持ちよく着られるパジャマを保つためのポイントです。
夏パジャマのお洗濯は消臭・抗菌が決め手!
Step.1 洗濯表示を確認する
パジャマの裏面についている洗濯表示をチェックして、家庭で洗えるかどうかを確認します。あわせて酸素系漂白剤が使用できるかも確認しましょう。
▲この表示があれば、酸素系漂白剤の使用が可能です。
Step.2 消臭効果のある洗剤と酸素系漂白剤で洗う
抗菌タイプの洗剤(トップ スーパーNANOX ニオイ専用)を使うことで、お洗濯のあと、干している間や着用中に菌が増殖するのを抑制します。また酸素系漂白剤(ブライト STRONG 極 パウダー)を併用すると、汗のニオイをすっきり落とすことができますよ。
▲ニオイを発生させる菌の増殖を防ぐ 【トップ スーパーNANOX ニオイ専用 】(※全ての菌に対して抗菌効果を有するわけではありません。)
▲洗濯後も菌の増殖を抑制【ブライトSTRONG 極 パウダー】(※全ての菌に対して抗菌効果を有
するわけではありません。)
ポイント! 落としきれずに蓄積した「ニオイ汚れ」を解消するには「つけおき洗い」で
洗濯おけに、衣類がつかる程度の量の「ぬるま湯」(40℃くらい)を用意し、粉末の酸素系漂白剤(ブライト STRONG 極 パウダー)を適量溶かします。衣類を入れ、30分~2時間くらい「つけおき洗い」します。そのあと、つけおきした衣類を洗濯機に入れ、洗剤と水とほかの衣類を足して、通常通り一緒に洗います。
※酸素系漂白剤が使用可能かどうか洗濯表示で確認しましょう。
Step.3 ヨレなど型くずれを防ぎたいパジャマは「洗濯ネット」を上手に使う
洗濯表示でネット使用の記載があるパジャマや型くずれを防止したいパジャマは、ほかの衣類とからんで擦れたり伸びたりするのを防止するために、畳んで上下別々の洗濯ネットに入れましょう。ネットを使ってお洗濯をする際は、一つのネットに1着が原則! 洗濯ネットに複数の衣類をまとめて入れてしまうと、汚れ落ちが悪くなってしまいます。
Step.4 消臭・防臭効果のある柔軟剤を併用
消臭・防臭効果のある柔軟剤を併用して、 気になる汗のニオイを防ぎましょう。
▲進化した防臭力【ソフランプレミアム消臭】
Step.5 洗濯が終わったら、なるべく早く取り出して干す
洗濯終了後に洗濯物を取り出さずにそのまま放置しておくと、菌が増殖してしまいます。洗濯が終わったら、できるだけ早く洗濯物を取り出して、すぐに干すことも大切です。
お洗濯マイスターによる『すぐに洗濯できない時の対処法』
教えてくれたのは【ライオン株式会社 お洗濯マイスター】の大貫和泉さん。「パジャマのニオイや汚れ対策はこまめに洗う事が第一ですが、すぐにお洗濯できない事もありますよね? 洗濯まで放置しておくとどんどん汚れが落ちにくくなってしまいますので、すぐに洗えない、そんな時におすすめなのが 『プレ洗濯』です!」
「新しい洗濯用プレ洗剤の『ブライトSTRONG 衣類の爽快シャワー』なら、衣類を脱いだ後の衣類にかけて、洗濯するまで放っておくだけで、汚れの固着を防ぎ、汚れを落としやすくなります。衣類の汗汚れが気になる脇や襟ぐりに、液がしみ込む程度にかけて放置するだけ。汚れが落ちやすくなると同時に、かけた部分の除菌やウイルス除去ができます。(※すべての菌・ウイルスを除去するわけではありません。)濡れても大丈夫な場所でかけて、衣類に液がしみ込んだ後は洗濯カゴに入れるようにしてください。」
▲洗濯までそのままにしておきたくない時のプレ洗濯に!【ブライトSTRONG 衣類の爽快シャワー】
強敵! 枕カバーのニオイ汚れは「つけおき洗い」で撃退
普段の洗濯で枕カバーのニオイ汚れが落ちにくいと感じてきたら、「つけおき洗い」をしてみましょう。通常の洗濯よりも濃度の高い洗剤液につけておくと効果がアップします。
Step.1 濃い目の洗剤液を作る
洗濯おけなどに、枕カバーがつかる5L程度のぬるま湯(40℃・お風呂のお湯くらい)を入れ、洗濯機で洗濯する時の1回分(水量30L分の洗剤量)の洗剤を入れます。洗剤は、ニオイ汚れに効果の高い液体洗剤(トップ スーパー NANOX ニオイ専用)に加えて、液体酸素系漂白剤(ブライト STRONG 漂白&抗菌ジェル)を適量加えると、さらに効果がアップします。
※酸素系漂白剤が使用可能か、洗濯表示を確認してから行いましょう。
▲色柄物に安心な酸素系漂白剤 【ブライトSTRONG 漂白&抗菌ジェル】
Step.2 枕カバーをつけておく
枕カバーを入れて、30分~2時間つけおきします。濃い色の場合は色落ちすることもあるので、目立たない場所で確認してから行いましょう。
Step.3 洗剤液ごと洗濯機に入れる
つけおきした枕カバーと洗剤液をそのまま洗濯機に入れ、ほかの洗濯物も加えて一緒に洗濯します。
Step.4 消臭・防臭効果のある柔軟剤を使用
消臭・防臭効果のある柔軟剤を使用して、気になる汗のニオイを防ぎましょう。
洗濯豆知識! 世代によってニオイの種類も様々
家族それぞれや世代ごとに体臭や衣類についたニオイが異なるのは、汗と皮脂の量や質の違いが異なるニオイを発生させるためです。体臭の主な原因は、「汗」と「皮脂」に含まれる成分の分解物や酸化物が発するニオイ。とくに夏は高温多湿で汗をかきやすく、皮脂の分泌量が増えるので、通常よりもこまめなお洗濯と対策で快適なおうち時間をすごしたいですね。
洗濯物がカラッと乾く今こそ、汚れが気になるアイテムの洗い時! いつものお洗濯を夏用にアップデートして、爽やかな気持ちでパジャマ(部屋着)に腕を通しましょう。
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