【目次】
・オリーブオイルにはどんな効果がある?
・オリーブオイルは飲んでもいいの?
・飲むオリーブオイルの選び方
オリーブオイルにはどんな効果がある?
腸内環境の改善効果
オリーブオイルには「オレイン酸」が多く含まれていると言われています。
このオレイン酸は、便の排泄をスムーズにする効果が期待できるのだそう。大腸を刺激し動きを活発にする働きがあるそうで、便秘を解消して腸内環境を改善してくれると言われているのだそうです。
アンチエイジング効果
オリーブオイルにはビタミンEも豊富に含まれているよう。
ビタミンEは抗酸化作用があるビタミンとして有名で、シミやしわの原因になると言われている「活性酸素」のダメージを抑えてくれるため、アンチエイジング効果が期待されているのだとか。
また、オリーブオイルには同じ抗酸化作用をもつ「ポリフェノール」も豊富に含まれているのだそう。そのため、健康だけでなく美容にも効果的だと注目されているようです。
コレステロールにも効果的
オリーブオイルは、動脈硬化などの原因になると言われている「悪玉コレステロール」を減らしてくれる効果も期待されているのだそう。
善玉コレステロールは下げずに、悪玉コレステロールだけを下げる働きがあると言われています。
オリーブオイルは飲んでもいいの?
飲んでも問題はない
さまざまな効果が期待できるオリーブオイル。調理に使うのではなく、そのまま飲む人もいるようです。
オリーブオイルをそのまま飲むことで健康や美容効果が期待できる上、芳香な味わいも楽しむことができます。ただし飲むなら「エクストラバージンオリーブオイル」が推奨されています。
摂りすぎは当然太る
いくら体にいいと言っても、オリーブオイルはあくまで「油」。管理栄養士・健康運動指導士の小島美和子さん曰く、油は全ての食品の中で一番カロリーが高いのだそう。
また、カロリーだけで見ると、オリーブオイルはバターやマーガリンなどよりも高いと言われているよう。
良質な油だからたくさん取ったほうがいいと思われるかもしれませんが、油は食材にもともと含まれている分や、調理に使用されている分、ドレッシングなどに使われている分など合計すると、多くの人が過剰摂取している可能性があるのだそう。
そのため、オリーブオイルをそのまま飲む習慣をつけるのなら、調理に使用する油を減らすなど、トータルで調整する必要があるのだそうです。
飲む量や飲むタイミングは?
オリーブオイルをそのまま飲む場合は、1日の摂取量の目安として「大さじ2杯まで」が推奨されているようです。
また、飲むタイミングで推奨されているのは「朝食前」だそうです。
飲むオリーブオイルの選び方
エクストラバージンを選ぶ
日本で売られているオリーブオイルは主に、「エクストラバージン」と「ピュア」の2種類に分けられると言われています。
そのうち飲むオリーブオイルとして推奨されているのは「エクストラバージン」。
絞ったオイルを精製し香りや味を省いたものに、エクストラバージンオリーブオイルなどをブレンドして作る「ピュア」に対し、エクストラバージンオイルはオリーブの実を絞っただけのシンプルな工程で作られるので、オリーブの風味が豊か。
香りや成分の基準を満たしたものだけが、「エクストラバージン」と名乗れるそうです。
濃い色の容器に入っているものがおすすめ
オリーブオイルは非常に酸化しやすいと言われています。そのため、プラスチック容器では酸素を通してしまい、劣化も進みやすいのだそう。
そのため、飲むオリーブオイルを選ぶ際は、エクストラバージンの中でも光を通しにくい「濃い色のボトル」や酸素を通さない「ガラス瓶」の容器に入ったものを選ぶことが推奨されています。
また、オリーブオイルは一度開封すると酸素に触れるので、どうしても劣化がはじまってしまいます。できるだけ新鮮なものを飲むなら、大容量のものよりも開封から短い期間で飲み切れる量のものを選んだほうがいいかもしれません。