【目次】
台湾の熱中症対策
台湾の気候は中央を横切る北回帰線を挟んで北が亜熱帯、南が熱帯地域となり、4月頃~11月終わりまで長い期間暑さが続きますので、日本と同じように熱中症は起こります。そんな台湾では熱中症にならないよう、そして長く続く暑さに負けないよう、たくさんの工夫がされています。
ちなみに、中国語では熱中症は「中暑(ジョンシュー)」と言います。
熱中症対策 1:遊ぶのは夜!
台湾では午前10時頃から午後3時頃まで太陽が最も照っていて、一日で一番暑い時間帯。この時間帯は紫外線も強いので、基本的にはあまり外に出ません。夏休みであっても子供を外で遊ばせることは滅多にありません。(学校の体育の授業もこの暑い時間帯には屋外で行いません)
そのため、夕方5時以降外が涼しくなってから公園で運動をするご年配の方々や遊びまわる子供たちが多く、びっくりするのは夜9時を過ぎても公園で遊んでいる子供たちを多く見かけることです。
これは台湾ならではの光景ですが、暑さの関係で夜に行動をする夜型の人たちがとても多い!夜市があんなに栄えているのも夜型人間の多い台湾ならでは!
熱中症対策 2:熱中症対策にぴったりの台湾スイーツを食べて予防
台湾スイーツと言えば、甘さ控えめのヘルシーなものが多いイメージですよね。実は台湾スイーツは、昔から根付いている、暑い台湾ならではの身体を思いやった先人の知恵スイーツなのです。
その中でも「仙草ゼリー」は中国原産のシソ科植物の一種で、昔から天然の薬の生薬として漢方薬の原料に利用されています。仙草は身体から熱と湿気を取り除き血液を冷やすため、熱中症や暑気あたりの予防になると言われています。
その他にも豆花やかき氷屋さんには小豆や緑豆など豆類のトッピングがたくさんありますが、これらも熱中症予防に良い食材だそうです。
熱中症対策 3:子供だってサングラス
「帽子・サングラスをする」これは当たり前ですが、日差しと紫外線が強いため、子供でも外に出る時はサングラスをして目を守っています。学校の行き来でも外に出るときはサングラスをしている子供を見かけます。
熱中症対策 4:台湾の民間療法「刮痧」
最近日本でも小顔効果・リフトアップ効果の高さから刮痧(日本語:かっさ)を見かけるようになりましたが、本来は夏バテを感じた時に行う台湾の民間療法です。
肩や背中にマッサージオイルを塗って、刮痧板で何度もこすります
体内の気を整え、血行を良くし、かつ血液中の老廃物や毒素を排出することで、老化の防止にもつながるそうですが、施術後に経絡のつまりがある箇所に出る赤や紫のあざのような斑点が結構衝撃!
日本もまだまだ暑い日が続いていると思うので、みなさん熱中症にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください!
ライター
神谷知佳
台湾で2児(ともに男児)の子育て真っ最中。国際線CA→大手スポーツメーカーの人事を経て台湾移住。現在はフリーランス人事として仕事と育児のバランスを模索中。
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