人間関係のトラブルを経験した
あるときから急に人が変わったように無口になってしまう原因には、何らかの「トラウマ」が潜んでいるかもしれません。もともと、おしゃべりが好きであっても、話した内容がきっかけで人間関係のトラブルに発展したことがあると、口をつぐんでしまうようになることがあります。
悪気はなくても、相手の受け取り方によっては仲違いの原因になることもあるでしょう。真意が間違って伝わってしまったために、人間関係が混乱してしまうことは珍しいケースではありません。人前で話した内容の間違いを指摘されたことがきっかけで、話すことが怖くなって無口になってしまったという可能性も考えられます。
職場では仕事に集中したい
仕事に手いっぱいでほかのことに余裕が持てない状態だと、おしゃべりを楽しむ気持ちになれなくても仕方がありません。真面目な人ほど「ミスが許されない」と感じて、真剣に打ち込もうとするものです。時には、雑談をして職場の人間関係を良くしておくことも仕事を進める上で重要ですが、あまりにも忙しいと「心のゆとり」を持てず、無口になってしまうことがあります。
大事な仕事を抱えていて集中したいと考えている場合もあるので、相手の状況を見て話しかけているか、間違ったタイミングで話しかけていないか、などを振り返ってみましょう。
【目次】
無口な人との付き合い方
ある日突然、無口な人が積極的に話すようになることは滅多にありません。自分が接し方を変えることで、状況を変えやすくなります。無口な人とどのように付き合えばよいのか、見ていきましょう。
常に笑顔で接する
「優しい笑顔」は、人に安心感を与えます。無口な人と接する時は、警戒心を少しでも解いてもらうために笑顔で接することが大切です。周囲への警戒心が強い人や人見知りの性格であることが無口になっている原因なら、頻繁に笑顔を見せることで打ち解けてくれる可能性が高まります。
相手の顔を見て、話しかけることもポイントです。人が大勢いて誰に対して話しているのか分かりにくい状態だと、自分に話しかけられていると気が付かず、スルーしてしまうこともあります。
簡単には態度が変わらないかもしれないですが、笑顔であいさつしてくれる人を嫌悪する人はいません。目に見えて関係が良くならなかったとしても、それ以上悪化することはないでしょう。
相手が話しやすい質問をする
どんなに話し上手な人でも、なんと答えたらよいのか分からない質問をされて、困ってしまうことがあります。社交的な人は冗談を言ってかわしたり受け流したりできますが、無口な人はうまくリアクションができません。答えにくい質問をしてしまうと、余計に話せなくなってしまいます。「今日、暑くないですか?」「甘いもの好きですか?」というような、当たり障りのない問いかけをすることがおすすめです。
会話のテンポについていけない人は、話が長すぎると何を質問されていたのか分からなくなってしまうので、質問の要点を絞り「はい」か「いいえ」で答えられるような内容を話しましょう。
話好きな人は話題を広げようとして、つい個人的な領域に踏み込んでしまうことがありますが、個人情報に踏み込むような質問は、相手から話しかけてくれる程度に仲良くなるまでは避けた方が無難です。
無理に距離を縮めようとしない
自分のペースで生きていたいと思っている人は、強引に距離を詰められることを嫌がるので、無理に話しかけ続けても嫌われてしまうだけです。無口な人が質問に答えてくれなかったとしても、次々に質問を投げかけるのではなく「相手のペース」に合わせることが重要です。一つ質問したら答えが返ってくるまで待つというように、気長に相手をすることを意識しましょう。
話しかけてくる人が歩み寄ってくれていると分かれば、スムーズに話せるようになる人もいます。簡単な問いかけから始めて、徐々に会話のキャッチボールができるように慣らしていくことも大事です。
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