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LIFESTYLE雑学

2021.12.08

「夜郎自大」ってなんと読む?どんな意味?|いまさら聞けない四字熟語

「夜郎自大」とは、自分の力量を知らずに仲間内で威張っているさま、もしくはそのような人物を指す言葉です。自分の実力を過信してしまうことは、誰でも経験があるかもしれません。今回は、夜郎自大という言葉の意味や語源をご紹介します。使い方も併せて解説しますので参考にしてください。

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「夜郎自大」は自分の力を過信して仲間の中で威張ること

ひとつずつの漢字は簡単なのに、四字熟語になると読めない【夜郎自大】。「よろうじだい?」それとも「よるろうじだい?」と頭の中がクエスチョンマークでいっぱいになった方に、ヒントです。「夜」の字を、音読みすると……?

正解は……【やろうじだい】でした!

【夜郎自大:やろうじだい】
〔「史記西南夷伝」による。夜郎が漢の強大さを知らず、自らの勢力をたのみとしていたことから〕
自分の力量を知らずに仲間の中で威張っている者。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

夜郎自大には、「男」を意味する「郎」の字が入っています。男性に関連した言葉と捉える方もいるかもしれません。実際は、夜郎は中国の前漢末期まで存在した小さな国の名前です。そして、夜郎自大の意味は自分の力を過信して威張ること。小さい世界の中にいるため、広い世界で起きていることを知らないこと、それにより自分の力や価値を過大評価してしまうさまを意味します。

夜郎自大読み方意味使い方例文類語

「史記・西南夷伝」の中の逸話が語源

夜郎自大は、中国前漢の時代に編纂された歴史書である史記の西南夷伝にある逸話が語源とされます。小国であった夜郎の国王が、漢が大国であることを知らなかったために、自国の方が大きく偉大だと思い違いをしていた話です。簡単に逸話をご紹介します。

漢の武帝は南越国の征服を試みていました。その手始めに、南越国の隣にある夜郎と滇(てん)国の2つの国に使者を送ります。夜郎と滇国の国王は、それぞれ漢の使者に対して「漢と我が国では、どちらが大きいのか」と聞いたといいます。国外の事情に疎かった2人の国王は、漢が大国であることを知らず、自国の勢力を誇っていたのです。西南夷伝では夜郎だけでなく滇国の国王も思い違いをしている様子が描かれていますが、四字熟語になったのは夜郎のみでした。

「夜郎自大」の使い方

夜郎自大は、自分の力を過信して威張る様子を表します。相手を非難するニュアンスで使うことが多いので、失礼になってしまわないよう注意が必要です。軽い気持ちで口にすることは避けるべきかもしれません。夜郎自大を用いて具体的な使い方・例文を紹介します。普段あまり耳にすることがない、夜郎自大という言葉の正しい使い方を確認しておきましょう。

夜郎自大読み方意味使い方例文類語

相手を非難するニュアンスで使うことが多い 

夜郎自大は、相手を非難するニュアンスで使われることが多い言葉です。自分の力量を客観的に理解できず、尊大な振る舞いをする人を、「身の程知らず」という意味合いで夜郎自大な人と非難することがあります。また、実力に反して尊大な態度をとるさまは滑稽ともいえるでしょう。そのため、夜郎自大には小馬鹿にしたり、見下したりする意図もあります。

「夜郎自大」を使った例文3つ

ここからは、夜郎自大を使った例文を3つ紹介します。どのような場面で使うのが適切なのかを確認してみてください。

【例文】
・小さな田舎で、神童としてもてはやされてきた。しかし、東京に出てから自分が夜郎自大の振る舞いをしていたことに気づいた。
・地方の営業所では常に売上がトップだった。自慢気な言動が周りの気に障ったのか、「全国区ではたいしたことないのに、夜郎自大な奴」と言われるようになってしまった。
・彼は夜郎自大なところがあるので、いつか痛い目を見るに違いない。

「夜郎自大」の類語3つ

夜郎自大の類語として、以下の3つがあげられます。

1.狭い見識にとらわれている「井の中の蛙」
2.見聞が狭く知らないことを理解しようとしない「夏虫氷疑」
3.狭い見識で大きな物事を解決しようとする「針の穴から天を覗く」

いずれも夜郎自大に似た意味をもつ言葉です。ここからは、夜郎自大の類語についてそれぞれ詳しく解説します。

夜郎自大読み方意味使い方例文類語

狭い見識にとらわれている「井の中の蛙」

「井の中の蛙」は他に広い世界があることを知らず、自分の限られた経験や知識にとらわれている者を指します。「井の中の蛙大海を知らず」と続けて使うこともあります。

蛙が住む池や川は大きな海に比べると小さな世界です。ですが、海に行くことのない蛙は、その大きさを知ることはできません。そのため、自分が住むごく限られた世界がすべてだと思うでしょう。

漢の強大さを知らずに自国を誇る夜郎の国王と、小さな池や川しか知らない蛙には、通じるものがあります。ただし、井の中の蛙は広い世界を知らない様子を示すのに対し、夜郎自大は広い世界を知らないだけでなく、自分の力を過信して威張るというニュアンスが加わります。

見聞が狭く知らないことを理解しようとしない「夏虫氷疑」

「夏虫氷疑」は「かちゅうぎひょう」と読み、見聞が狭いために自分が知らない広い世界を信じようとしないさまを意味します。夏の虫は冬まで生きることができないため、冬を知らず冬にできる氷の存在を信じられません。夏虫氷疑はこの意味からできた言葉です。広い世界を知らないだけでなく、その存在を信じられず受け入れられない点が、夏虫氷疑の特徴です。

狭い見識で大きな物事を解決しようとする「針の穴から天を覗く」

「針の穴から天を覗く」は、自分の見識の狭さを自覚せずに、広い世界のことを知っているかのように語ったり、勝手な憶測により解決しようとしたりするさまを例える言葉です。小さな針穴から広い空を覗いても、見える部分はごくわずかであるため、見えなかった部分について勝手に推測するしかありません。全体を知ることができないため、わずかな情報や知識のみで物事を解決しようとすることを針の穴から点を覗くと言います。夜郎自大と同じように、見識が狭いことを理解していない姿を非難したり、見下すニュアンスで使われたりすることわざです。

「夜郎自大」の意味を知り、自分自身を振り返ってみよう

夜郎自大は、やろうじだいと読み、自分の本当の力量を知らずに仲間内で威張っているさまを意味します。字面から読み方、意味を判断するのは難しい言葉です。身の程を知らず尊大な態度をとる人は、国や時代を問わず普遍的に存在するといえます。決して他人事とはいえず、少なからず身に覚えのある方もいるかもしれません。この機会に、自分の日頃の振る舞いが夜郎自大となっていないか、振り返ってみましょう。

夜郎自大読み方意味使い方例文類語

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