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LIFESTYLE 四字熟語

2023.10.27

「夜郎自大」ってなんと読む?どんな意味?|今さら聞けない四字熟語

 

「夜郎自大」を使った例文3つ

ここからは、夜郎自大を使った例文を3つ紹介します。どのような場面で使うのが適切なのかを確認してみてください。

【例文】
・小さな田舎で、神童としてもてはやされてきた。しかし、東京に出てから自分が夜郎自大の振る舞いをしていたことに気づいた。
・地方の営業所では常に売上がトップだった。自慢気な言動が周りの気に障ったのか、「全国区ではたいしたことないのに、夜郎自大な奴」と言われるようになってしまった。
・彼は夜郎自大なところがあるので、いつか痛い目を見るに違いない。

「夜郎自大」の類語3つ

夜郎自大の類語として、以下の3つがあげられます。

1.狭い見識にとらわれている「井の中の蛙」
2.見聞が狭く知らないことを理解しようとしない「夏虫氷疑」
3.狭い見識で大きな物事を解決しようとする「針の穴から天を覗く」

いずれも夜郎自大に似た意味をもつ言葉です。ここからは、夜郎自大の類語についてそれぞれ詳しく解説します。

夜郎自大読み方意味使い方例文類語

狭い見識にとらわれている「井の中の蛙」

「井の中の蛙」は他に広い世界があることを知らず、自分の限られた経験や知識にとらわれている者を指します。「井の中の蛙大海を知らず」と続けて使うこともあります。

蛙が住む池や川は大きな海に比べると小さな世界です。ですが、海に行くことのない蛙は、その大きさを知ることはできません。そのため、自分が住むごく限られた世界がすべてだと思うでしょう。

漢の強大さを知らずに自国を誇る夜郎の国王と、小さな池や川しか知らない蛙には、通じるものがあります。ただし、井の中の蛙は広い世界を知らない様子を示すのに対し、夜郎自大は広い世界を知らないだけでなく、自分の力を過信して威張るというニュアンスが加わります。

見聞が狭く知らないことを理解しようとしない「夏虫氷疑」

「夏虫氷疑」は「かちゅうぎひょう」と読み、見聞が狭いために自分が知らない広い世界を信じようとしないさまを意味します。夏の虫は冬まで生きることができないため、冬を知らず冬にできる氷の存在を信じられません。夏虫氷疑はこの意味からできた言葉です。広い世界を知らないだけでなく、その存在を信じられず受け入れられない点が、夏虫氷疑の特徴です。

狭い見識で大きな物事を解決しようとする「針の穴から天を覗く」

「針の穴から天を覗く」は、自分の見識の狭さを自覚せずに、広い世界のことを知っているかのように語ったり、勝手な憶測により解決しようとしたりするさまを例える言葉です。小さな針穴から広い空を覗いても、見える部分はごくわずかであるため、見えなかった部分について勝手に推測するしかありません。全体を知ることができないため、わずかな情報や知識のみで物事を解決しようとすることを針の穴から点を覗くと言います。夜郎自大と同じように、見識が狭いことを理解していない姿を非難したり、見下すニュアンスで使われたりすることわざです。

「夜郎自大」の意味を知り、自分自身を振り返ってみよう

夜郎自大は、やろうじだいと読み、自分の本当の力量を知らずに仲間内で威張っているさまを意味します。字面から読み方、意味を判断するのは難しい言葉です。身の程を知らず尊大な態度をとる人は、国や時代を問わず普遍的に存在するといえます。決して他人事とはいえず、少なからず身に覚えのある方もいるかもしれません。この機会に、自分の日頃の振る舞いが夜郎自大となっていないか、振り返ってみましょう。

夜郎自大読み方意味使い方例文類語

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