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2021.11.21

「光陰矢の如し」ってどんな意味?使い方や類語なども解説

 

過ぎ去った時間を思って感傷に浸るとき

「光陰矢の如し」は、あっという間に過ぎ去った時間を振り返り、感傷に浸るときにも使われます。会社の設立記念パーティーや、銀婚式や金婚式などをイメージするとわかりやすいでしょう。このとき「光陰」がたとえるのは単なる時間ではなく、人生そのものといえるかもしれません。

過去を振り返ったときに、後悔をにじませながら「光陰矢の如しだった」とつぶやくことにならないよう、毎日を一生懸命過ごしたいものです。

「光陰矢の如し」の例文3つ

光陰矢の如しを使った例文には次のようなものがあります。実際にどのように使うのか、確認してみてください。

・時間はいくらでもあると思っている?実際には【光陰矢の如し】で、あっというまに時は過ぎていくよ。
・ここに引っ越して5年がたつが、まさに【光陰矢の如し】だった。
・創業から35年、【光陰矢の如し】とはよくいったもので、ただひたすらに走り続けてきました。

「光陰矢の如し」の類語2つ

「光陰矢の如し」は、月日がたつのが早いことをたとえる言葉です。普遍的なテーマであるためか、同じような意味をもつ類語はいくつかあります。

1.時間は無駄にできない「少年老い易く学成り難し」
2.時は刻々と過ぎていく「歳月人を待たず」

光陰、矢の如し

どちらのことわざも、人生の教訓となる、重みのあるものです。ここからは、この2つの類語を詳しくご紹介します。

時間は無駄にできない「少年老い易く学成り難し」

「少年老いやすく学成り難し」は、「しょうねんおいやすくがくなりがたし」と読み、「若いと思っている少年もあっというまに年をとるため、学問を志してもなかなか修められない」という意味です。

実はこの先には「一寸の光陰軽んずべからず」という続きがあります。文章をつなげると、「時がたつのは早いのだから、時間を無駄にせず、若いうちに学問に励むように」という教えになっています。

【少年老い易く学成り難し:しょうねんおいやすくがくなりがたし】
若いと思っているうちにすぐ年をとってしまうが学問はなかなか成就しない。寸暇を惜しんで勉強せよということ。〔補説〕「一寸の光陰軽んず可からず」と続く。朱熹「偶成」からの句とされていたが、近年では疑問視されている。

時は刻々と過ぎていく「歳月人を待たず」

「歳月人を待たず」は、「時間は人の都合に関わらず過ぎていき、待ってはくれない」という意味のことわざです。「時間は二度と戻らないのだから、たゆまず勉強や仕事に励むべきだ。または、思い切って行動を起こすべきだ。」というの戒めの言葉でもあります。

若いうちはピンとこなくても、年齢を重ねるうちに、じわじわとその意味を実感することわざの一つといえるでしょう。

【歳月人を待たず:さいげつひとをまたず】
《陶淵明「雑詩」其一から》年月は人の都合にかかわりなく、刻々と過ぎていき、少しもとどまらない。

「光陰矢の如し」を教訓に一日一日を大切に過ごそう

光陰矢の如しは、月日がたつのが早いことのたとえとして使われる言葉です。普遍的なテーマであるため、誰もが一度は聞いたことがあるはずです。

光陰、矢の如し

時間はどんな人においても平等に過ぎていくもの。たとえば勉強や仕事に励むこと。大切な人に感謝の気持ちを伝えること。いつかやろうと思っていても、あっというまに時が過ぎ去り、その機会を失ってしまうこともあります。人生を振り返る際にあれこれ悔やむことのないよう、毎日を大切に過ごしていきましょう。

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(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
写真・イラスト/(C) shutterstock.com

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