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2021.10.22

大人なら知っておきたい〝針小棒大〟の意味や使い方とは?

〝針小棒大〟とは、小さい事柄を大げさに誇張して言いたてること、という意味を表す言葉です。物事が大げさであることに対して使います。ただ、物事が大げさであることを表す言葉は、他にも色々あるため使い分けが必要。今回は「針小棒大」の使い方や、類語や言い換え表現を徹底解説します。

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【目次】
「針小棒大」の意味や読み方とは?
「針小棒大」の使い方を例文でチェック
「針小棒大」の類語や言い換え表現にはどのようなものがある?
「針小棒大」をことわざで表すと?
「針小棒大」の対義語にはどのようなものがある?
「針小棒大」の英語表現とは?
最後に

「針小棒大」の意味や読み方とは?

「針小棒大」の使い方をマスターするために、読み方や詳しい意味、語源などをみていきましょう。

針小棒大

読み方と意味

「針小棒大」は「しんしょうぼうだい」と読みます。意味は下記のとおり。

針のような小さいことを棒のように大きく言う意から、「小さい事柄を大げさに誇張して言いたてること。またそのさま。」(<小学館 デジタル大辞泉>より)

「針小棒大」の語源とは?

「針小棒大」は、「針ほどのことを棒ほどに言う」ということわざが語源です。「針ほどに小さいこと」を「針小」と表し、「棒のように大きく言う」ということを「棒大」と表現しています。

「針小棒大」の使い方を例文でチェック

「針小棒大」は、物事が大げさであることに対して使います。人に対して使う場合は、批判や揶揄する意味合いが含まれた言葉なので、使い方や用いる相手には注意が必要。では、「針小棒大」は、実際にどのように使うのかをみていきましょう。

針小棒大

1:「いつも彼は針小棒大に話す癖がある」

「大げさに話す癖がある」と、人の性質を表しています。

2:「たいていの芸能ニュースは針小棒大に取り上げている」

「針小棒大」は人の性質だけでなく、見聞きするニュースにも使われる言い回し。この場合、信憑性にかける噂話なども含まれている場合があります。

3:「針小棒大なことばかり言っていると、信用を失う」

いつも真実味に欠けることや、不安を煽るようなことばかり言っていると、周りから信じてもらえなくなる、ということを伝えることができます。

「針小棒大」の類語や言い換え表現にはどのようなものがある? 

「大げさだな」と思うシーンはたくさんありますよね。そのような時に使う言い回しはいくつかありますが、少しずつニュアンスが変わります。それぞれの意味や「針小棒大」との違いもみていきましょう。

針小棒大

1:「大言壮語(たいげんそうご)」

「大言壮語」の意味を辞書で調べると、下記のような意味を持ちます。

「実力不相応な大きなことを言うこと。また、その言葉」です。「大言」は「物事を誇張していうこと。えらぶって大きいことを言うこと」という意味。
「壮語」とは「意気の盛んなことを言うこと。えらそうに大きなことを言うこと」。(<小学館 デジタル大辞泉>より)

「針小棒大」は、大げさであることをいうのに対して、「大言壮語」は、その人の実力に見合っていないことに対して使う言葉です。

(例)彼女は大言壮語なことばかり言うが、何も成功していない。

2:「大げさ」

物事や話しを実際よりも誇張して言うこと、必要以上に大きいことをいいます。「袈裟(けさ)」とは、仏教の僧侶が着る衣装のこと。本来は粗末な衣装だったが、仏教が大きな宗教へと発展し、袈裟も立派な飾り付けが施された高価なものへと変わっていった。一説では、その高価な袈裟を着る姿が、仰々しく見えたことから「大げさ」という言葉が生まれたといわれています。

(例)擦り傷なのに、こんなに包帯を巻くなんて大げさだな。

3:「誇張(こちょう)」

「誇張」は「実際よりも大げさに表現すること。(<小学館 デジタル大辞泉>より)

似た言葉に「強調」がありますが、意味合いは異なります。「強調」は事実を強く表現するのに対して、「誇張」は事実に尾ひれをつけて話すこと。事実ではないことも含まれるのです。

(例)誇張せずに事実をありのまま話さなくてはならない。

「針小棒大」をことわざで表すと?

大根を正宗で切る」は、「大げさなことをすることのたとえ、または、才能ある人や偉大な人に相応しくない仕事をさせること」をいうことわざです。「正宗」とは、鎌倉時代の刀匠、岡崎正宗が鍛えた刀のこと。名刀の代名詞として使われています。「大根を正宗で切る」は、大根のような切りやすいものを名刀で切るような大げさなこと、分不相応であることを表しています。

「針小棒大」の対義語にはどのようなものがある?

「針小棒大」の対義語には「謙虚」、「能ある鷹は爪を隠す」が挙げられます。それぞれの詳しい意味をみていきましょう。

針小棒大

「謙虚(けんきょ)」

「謙虚」は「控え目で、つつましいこと。へりくだって、すなおに相手の意見などを受け入れること」です。(<小学館 デジタル大辞泉>より)

「謙虚な人」のように人の性質や性格、行為を表す際に用いられますが、その他、「謙虚な態度」や「謙虚に指摘を受け入れる」のように人の態度や姿勢、気持ちを表す言葉として使うことができます。

「能ある鷹は爪を隠す」

「実力のある物ほど、それを表面に現さないということのたとえ」(<小学館 デジタル大辞泉>より)

有能な鷹は、獲物に狩られることを悟られないように爪を隠すとされています。爪を隠し、獲物を油断させて一気に捕まえる、そのことが転じた言葉。

また、「能ある鷹は爪を隠す」は、「謙虚」と意味合いが異なります。この場合、自身の能力を隠すのは戦略のため。「いざという時にだけ実力を発揮する」という意味合いの言葉なんです。

「針小棒大」の英語表現とは?

「針小棒大」は、「誇張する」や「大げさ」という意味がある「exaggeration」や「overstate 」を使って表すことができます。また「針小棒大」と同じ意味で使える英語のことわざも併せて紹介します。

・「She has a propensity to exaggeration」(彼女は針小棒大にいう癖がある)
・「It wouldn’t be an exaggeration to say that it would definitely succeed」(必ず成功すると言っても針小棒大ではないだろう)

「針小棒大」を英語のことわざで表すと?

「Make a mountain out of a molehill 」

「molehill」とは、モグラが穴を掘った際にできる小さな盛り土、「もぐら塚」と呼ばれるもののことです。「make a mountain out of a molehill」は、「小さなもぐら塚を、あたかも大きな山のように言う」という意味。大げさに言うことを表した英語のことわざです。

最後に

「針小棒大」を含め、大げさなことを表す言葉は数多くあることがわかりました。類語や言い換え表現の微妙な意味合いの違いを理解し、適切に使い分けることができると素敵ですよね。語彙力を身につけた、できるビジネスパーソンを目指しましょう!

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