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2024.02.10

立つ鳥跡を濁さずとは引き際の戒めを説いた言葉。正しい意味を知ろう

 

立つ鳥跡を濁さずとは、去る者は見苦しくならないように後始末はきれいにしてから去るべきであるという戒めを説いた言葉です。引き際が潔い様子も表しています。「立つ鳥跡を濁さず」の意味や由来、使い方をご紹介します。類語や対義語も併せて確認し正しく使い分けましょう。

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「立つ鳥跡を濁さず」の意味や由来

「立つ鳥跡を濁さず」とは引き際の戒めを説いた言葉です。去る様子が見苦しくなく、引き際が潔い様を表しています。職場や恋愛など、さまざまな場所から立ち去るときに使用されている言葉です。

水鳥が空に飛び立つ様子が由来といわれており、きれいに立ち去る様を表現したいときに使われます。ここでは、「立つ鳥跡を濁さず」の意味や由来をご紹介します。

立つ鳥、跡を濁さず

「立つ鳥跡を濁さず」は引き際は潔くという意味を持つことわざ

「立つ鳥跡を濁さず」の意味は、以下のとおりです。

【立つ鳥跡を濁さず(たつとりあとをにごさず)】
立ち去る者は、あとが見苦しくないようにすべきであるということ。退きぎわのいさぎよいことのたとえ。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「立つ鳥跡を濁さず」は「たつとりあとをにごさず」と読み、去るときに見苦しくないように潔く去るという意味が込められています。さまざまな場所から立ち去るときに使用することわざです。同じ意味の言葉として、「飛ぶ鳥跡を濁さず」と表記している場合もあります。

「立つ鳥跡を濁さず」の「立つ」には「起立」ではなく、「飛び立つ」という意味があり、鳥が飛び立つ様を表しています。

「立つ鳥跡を濁さず」の由来は水鳥の行動

「立つ鳥跡を濁さず」は水鳥が飛び立った後、水面が清らかで美しいことが由来とされることわざです。安土桃山時代に書かれた辞書に「タツトリモアトヲニゴサヌ」と表現されていることから、1600年頃には使用されている言葉だと推測されています。

「立つ鳥跡を濁さず」の由来となった水鳥は、きれいに飛び立つ鷺(さぎ)だと考えられています。

「立つ鳥跡を濁さず」の使い方3選

「立つ鳥跡を濁さず」は主に、「退職や転勤」「恋愛」「旅先」で使われる言葉です。退職や転勤などの場合は、今の職場を去る際に、身辺をきれいにしてから新たな出発を行うときに使用します。

恋愛においては、未練や迷いがない様を表現するときに用いることが多いでしょう。旅先では、お世話になった滞在先や観光地を汚すことなく、きれいにしてから帰宅する様を表すときに使用する言葉です。次に、「立つ鳥跡を濁さず」の使い方を詳しく解説します。

立つ鳥、跡を濁さず

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