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2023.10.21

『鬼滅の刃』にも出てきた〝干天の慈雨〟の意味は?

踏んだり蹴ったり

「干天の慈雨」の対義語の1つ目は「踏んだり蹴ったり」です。意味は、「何度もひどい目にあうこと」。「干天の慈雨」は良いことが起きますが、「踏んだり蹴ったり」では、悪いことしか起きません。「商談に失敗した後、財布をなくして、踏んだり蹴ったりだ」というように使うことができます。

泣き面に蜂

そのほかの対義語として、「泣き面に蜂」があります。泣いている時に蜂にさされること、つまり、「不運が重なること」をさすことわざです。こちらも、「干天の慈雨」のようには幸運には恵まれないので、対義語として覚えておきましょう。

干天の慈雨

英語表現とは?

「干天の慈雨」と同じような意味で使える英語表現を紹介します。「救い」「恵みの雨」「待ち望んでいたもの」として使える表現ですので、チェックしてみてください。

似た意味で使われる2つの英語
  1. blessed rain
  2. welcome rain

blessed rain

「干天の慈雨」の英語表現として一番に挙げられるのが「blessed rain」です。「blessed」は、「恵まれた」「幸運な」「ありがたい」「喜ばしい」という意味の英語。「blessed」で雨を意味する「rain」を修飾し、「恵みの雨」という意味で使われます。日照り続きで辛い状況をさす「干天」の言葉は含まれていませんが、「干天の慈雨」と同じような意味合いで使えます。

welcome rain

「welcome rain」も「blessed rain」と同じような表現です。「welcome」には「歓迎すべき」「ありがたい」「喜ばしい」などの意味があります。「welcome rain」で、「歓迎すべき雨」や「ありがたい雨」などど直訳することができます。

最後に

聞き慣れない「干天の慈雨」について、意味や例文を交えながら、詳しく説明しました。漢字を知らない状態で、「かんてんのじう」と聞いても意味はわかりにくいものの、「干天」と「慈雨」という漢字を見れば、ある程度意味はわかる慣用句でしたね。日常生活で使うことは多くありませんが、正しい意味を知っておくと、とっさの時にも安心です。

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