「行間を読む」
「行間を読む」は、「ぎょうかんをよむ」と読みます。意味は、「文章では直接書いていない著者の真意を汲み取る」ことです。「行間の真意を汲む」という表現の仕方もあります。そもそも「行間」は「行と行の間」を指す言葉です。「行間を詰める/開ける」など普段から使いますね。
ただし、「行間を読む」は比喩的な表現で、「書かれていない部分を、察知する」ことになります。「意味合い」は様々な条件下で使えますが、「行間を読む」は、主に文章に対して使うという違いはありますが、言い換えとして活用できます。
「趣旨」
「趣旨」は、「しゅし」と読みます。ビジネスでよく見かける使い方は、「会社の設立趣旨」といった文脈ですね。意味は、「話や文脈で一番伝えたい考え」「物事の肝心な事柄」「ある事を行うための目的や理由」となります。
「団体設立趣旨」などは、目的や理由になるので、「意味合い」とは少し違ったニュアンスです。もし、「意味合い」と同じような使い方を例に挙げるとすると、「この提案の趣旨がいまいち掴めない」となります。
「暗黙」
「暗黙」は、「あんもく」と読み、「暗黙の了解」「暗黙のルール」といった言い回しは、皆さんよく使われているのではないでしょうか。「暗黙」自体の意味は、「口に出さずに黙っていること」となります。
「暗黙の了解」「暗黙のルール」は、「お互い口に出さなくても、同じ内容を共有していること」を意味しますね。「意味合い」と同じく、「はっきりと明言していないけれど、それを感じ取る」という意味では、近いニュアンスの言葉です。
英語表現とは?
「意味合い」を英語で表現する際は、どんな言葉があるのでしょうか。日本でも馴染みのある「ニュアンス」は、元々はフランス語ですが、英語でも使い「nuance」と書きます。意味は、「言葉で表現されていない意図」や「言葉の何とも言えない意味合い」です。まさに日本語の「意味合い」と同じ意味になりますね。
ただ、「nuance」は音や色にも使われます。これは日本語の「意味合い」とは違う点です。音楽や絵画にも使える点では、カタカナで「ニュアンス」を使用した方が、幅は広がります。色彩の「nuance」をもし日本語にするのなら、「色合い」が近い表現となるでしょう。
最後に
「意味合い」について、詳しく見てきました。意外と、詳細は知らないことも多かったのではないでしょうか。日本では、明確な表現をしないことが「美徳」という意識が、今でも根強く残っています。だからこそ、言葉の意味や使い方を覚えて、活用しましょう。
▼あわせて読みたい