「情緒不安定」とは?
わけもなく突然涙が出たり、悲しい気持ちになったことはありませんか? 「情緒不安定」とは、心が安定せずに、感情の起伏が激しくなっている状態を表します。落ち込んだり悲しい気持ちになる一方、イライラしたり、怒りっぽくなることが多くなります。このような、感情のアップダウンの激しさが、「情緒不安定」な状態であるといえるでしょう。
「情緒不安定」な女性の特徴とは?
「ちょっとしたことで不安になってしまう」「感情の起伏が激しい」など、気持ちの問題に悩みを持つ人は多いもの。情緒が不安定になってしまった時に、よくみられる特徴とはなんでしょうか? 一緒に見ていきましょう。
1:感情の起伏が激しい
「情緒不安定」な人の特徴は、感情の起伏が激しいことが挙げられます。さっきまで泣いていたと思ったら、イライラして攻撃的になったり、予測ができない行動を起こすこともあるようです。短時間の間に喜怒哀楽がガラッと変わるため、気分が変わる速さに周りは困惑してしまうこともあるかもしれません。
2:何事もネガティブに
心が弱っていると、物事をポジティブに捉えることが難しくなるもの。いつもなら平気で流せたことが心に引っかかったり、ふとしたことで泣いてしまうことも珍しくありません。人から何かを褒められても、「何か裏があるのでは?」と素直に喜ぶことができなくなることもあるでしょう。
3:繊細な性格
繊細で感受性が豊かな人は、周りの人の感情の変化を敏感に察知します。その分、周囲の意見や顔色が気になってしまい、ストレスを抱えてしまいがち。「あの人に嫌われているのでは?」とネガティブなことを考えて、落ち込むこともあるでしょう。周りの環境に影響を受けやすいため、なるべく自分に合った環境を選ぶことが大切です。
4:1人でいると寂しい
精神が不安定な場合、自分1人でいるとどうしてもネガティブなことを考えてしまうため、誰かと一緒にいないと不安を感じることも。常に一緒にいてくれる友達や恋人が欲しいと思うようです。
「情緒不安定」になる心理・原因とは?
そもそもどうして「情緒不安定」になってしまうのでしょうか? よくある原因や心理を紹介します。
1:寝不足・疲労が溜まっている
「情緒不安定」になることは、精神的な問題だけが原因ではありません。寝不足や疲労感など身体的なストレスが原因で、心が不安定になることも考えられます。もし、体の疲労が気になるようであれば、リラックスする時間を作ったり、寝心地のいい寝具に変えてみるなど睡眠環境を改善することも考えた方がいいでしょう。
2:人間関係や環境の変化
自分を取り巻く人間関係や環境が大きく変化すると、誰でもストレスを感じます。転校や転職、引越しなどで、新しい環境に慣れるまでには何かと時間がかかるもの。親しい友人や恋人あるいは家族と会えないことで、ストレス発散する機会が減り、「情緒不安定」になってしまうこともあるようです。
3:ホルモンバランスの変化
女性ホルモンの分泌量の変化が、情緒不安定などの精神的な影響を与えることもあります。いつもは穏やかな性格だけれど、生理前になるとイライラしたり、体に不調を感じる人も少なくありません。自分の意思とは関係なく「なんとなく情緒が不安定になっているかも?」と感じるときは、ホルモンバランスと関係があるかもしれませんね。
「情緒不安定」な女性と上手く付き合う方法とは?
職場や学校など身近に「情緒不安定」な人がいる場合、どう付き合っていけば迷いますよね。 「情緒不安定」な人との上手な接し方を紹介します。
1:相手の話に共感してあげる
心が弱っている相手の話には、共感して静かに聞いてあげることも大切です。無理に解決策をアドバイスする必要はありません。相槌を打ちながら、相手の言葉に耳を傾けましょう。相手がリラックスできるような空気を作ってあげるといいかもしれませんね。
2:気分転換に付き合う
相手が、自宅や職場などでじっと悩んでいる場合は、様子を見て散歩などに誘ってあげることも一案です。外の空気を吸い、気分転換することで、少しは気が晴れるきっかけになるかもしれません。何気ない会話をしながら悩みの相談に乗ってみてもいいかもしれませんね。
3:冷静な対応を心がける
相手と良好な関係を続けたいのなら、あくまでこちらは冷静な態度で接しましょう。相手は気持ちに余裕がないため、あなたに理不尽な態度をとることも考えられます。もし、自分の気持ちを伝える場合は、相手が少し落ち着いてから伝えてみましょう。怒ったり泣いたりする相手のペースに飲み込まれないことが大切です。
「情緒不安定」な時の対処法は?
不安定な気持ちをすぐになくすことは難しいかもしれませんが、落ち着かせる方法があれば知っておきたいですよね。そこで、悩んだときに心が少し軽くなる習慣をお伝えします。
1:ストレス解消法を見つける
ついイライラしてしまう、気分が落ち込んでしまう、という人は、自分に合ったストレス解消法を見つけてみましょう。「甘いものを食べると幸せな気持ちになる」「景色の綺麗な場所が好き」など、自分がご機嫌になる方法を見つけて、日常生活に取り入れてみましょう。
2:体を動かす習慣をつける
つい考えすぎてクヨクヨしがちな人は、適度に運動する習慣を取り入れてみましょう。ランニングやストレッチなどで、汗をかけば身も心もスッキリしますよ。また、体を動かすことで、睡眠の質が向上する効果も。考えすぎて寝付けない方は試してみましょう。
3:自分のストレスやモヤモヤの原因を知る
まずは、自分の状態を理解することから始めてみましょう。不安の原因はなんなのか? 何に対して悩んでいるのか? を振り返ってみましょう。自分の「情緒不安定」の原因を理解することで、どう対策すれば不安を解消していけるのかが見えてくるはずです。
4:自分のために時間やお金を使う
仕事や家事、育児に追われ、自分の時間が取れないとストレスが溜まってしまいます。1日15分は本を読む、散歩するなど、「好きなことをする時間」を意識的に作ってみましょう。また、「最近少し疲れているな」と感じるときは、自分にお金を使うことも大切。マッサージやエステなど、自分をいたわる時間を作ってみましょう。
最後に
今回は、「情緒不安定」な人の特徴や改善方法、上手な付き合い方を紹介しました。女性特有のホルモンバランスの変化や、環境の変化により気持ちが不安定になることは誰にでもあるもの。辛いときは、信頼できる人に相談してみたり、自分なりのストレス解消法を見つけてみるといいかもしれませんね。
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