「楽しみにしていた舞台の初日に、緊張感が高まる」
ずっと前から楽しみにしていた舞台に行くときには、嬉しくて心が躍りますよね。そして、これから始まるのかと思うと、「緊張感」は自然と高まるもの。心が高揚していく様を表すときに「緊張感が高まる」を使うこともあります。
「見学した映画の撮影現場は、監督の一言に緊張感が走っていた」
失敗が許されない現場では、空気がピリピリします。監督の言葉を聞き逃さないようにしている様子は、緊張感が走っていると言えるでしょう。
学生時代に厳しい先生の授業を受ける時にも、緊張感が走りませんでしたか?
「緊張感を持って二次試験に挑む」
失敗できない試験には、誰もが身を引き締めて挑むことでしょう。合格を目指し、まさに「緊張感」を持って挑む場面です。
日常生活においても、緊張感を持つべき場面は多いもの。例えば車の運転をする際、ドライバーは常に「緊張感」を持ってハンドルを握り、安全運転を心掛けないといけませんね。
「緊張感」の類語とは?
「緊張感」には、どのような類語があるのでしょうか。「緊張感」の差し迫った感じを表す言葉として、「緊迫感」があります。「緊迫感」と聞くと、「緊張」しますよね。
「緊張感」の対義語とは?
「緊張感」の対義語としては、そのまま「緊張感がない」という言葉が一番に挙げられると思います。精神的な張りがなくて弛緩している様子としては、「だらける」や「締まりがない」も当てはまるでしょう。
厳しさが足りないときには、「甘ったれた」や「ルーズな」。そして、「ゆとり」も使用します。
「緊張感がない⼈」の特徴とは?
では、「緊張感がない人」とはどのような人なのでしょうか? その特徴を挙げていきます。
仕事でミスをしやすい
「緊張感がない人」は仕事を覚えるのが遅かったり、確認不足などでミスをしやすかったりします。「緊張」し過ぎると仕事のパフォーマンスが落ちることもありますが、適度な「緊張感」は慣れた仕事においても、ミスを防ぐための大きな要素なのかもしれませんね。
もしも心当たりのある方がおられたら、初心を思い出して「緊張感」を持って仕事に臨んでみてください。新しい発見があるかも知れませんよ。
人間関係で八方美人になりやすい
「緊張感がない人」はついつい誰にでもいい顔をしがちです。「緊張」する相手を見極められないので、どんな人にでもフレンドリーに接します。もちろん、悪いことではありませんが、人によってはよく思われないことも。「緊張感」のない人が近づいてきたら、身構える人もいるかも知れませんね。
良好な人間関係のためには、ある程度の「緊張感」を維持しながら、適度な距離を心がけることもお忘れなく。
私生活でだらしなく過ごしやすい
「緊張感のない人」は、毎日の生活に上手くメリハリをつけられない可能性があります。「緊張感」に欠けるので、何をするにも「ま、いっか」となることもしばしば。「緊張感」のある暮らしは、生活のリズムを正し、精神的な落ち着きを与えてくれる重要な要素でもあります。
「緊張感」のない暮らしは、夜型になり睡眠もばらつき、食事もおろそかになるなど、生活習慣が乱れることで、身体を悪くしてしまう可能性も。
毎日の生活の中において、適度な「緊張感」は健康維持のために必要なのかもしれませんね。
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最後に
「緊張感」について、調べてきました。私たちは日常生活において、意識をせずに「緊張」したり、「緊張感」を持ったりしているのでしょう。「緊張」がどちらかというとマイナスのイメージで、「緊張感」がプラスのイメージなことも、今回の記事で初めて知った方もおられるかもしれません。
「緊張感」が、私たちの生活によい結果をもたらしてくれるようなので、適度な「緊張感」を持って、毎日を有意義に過ごしていきたいですね。
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