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【目次】
着る布団の選び方
着る布団は、別名「着る毛布」とも呼ばれている人気のルームウェアです。毛布のような柔らかな素材を使い、肌触りのよさと暖かさ、動きやすさを兼ね備えています。着る布団には暖房費を節約できるメリットもあることから、節約意識の高い人からの人気が高い傾向があります。
さまざまなタイプが販売されているため、いざ買おうと思うと何を選べばよいのか分からなくなる人も少なくありません。まずは、着る布団の選ぶポイントを三つ紹介します。
着る布団の「素材」で選ぶ
着る布団に使われる素材は、主に以下の3種類です。
●フリース
●マイクロファイバー
●フランネル
薄くて軽いフリース製の着る布団は、動きやすく、長時間着ていても疲れにくいのがメリットです。乾きやすいため気軽に洗濯でき、育児や家事の汚れを気にせず使えます。
マイクロファイバー製の着る布団は、柔らかさと滑らかな肌触りが魅力です。極細繊維が空気を多く含むため、保温性にも優れています。ただし、フリースやマイクロファイバーは、静電気が発生しやすい素材です。静電気が苦手な人や、子どもに着せたい人は注意しましょう。
また、フランネルは、主にウールやコットンなどの天然素材から作られる起毛生地です。肌に優しく静電気が起こりにくいので、肌がデリケートな人でも快適に着られるでしょう。色柄が豊富で、スタイリッシュな雰囲気を演出できるのもメリットです。
丈の「長さ」「サイズ感」で選ぶ
着る布団には、動きやすい「ミドル丈」と、布団のように足先まで覆ってくれる「ロング丈」があります。体にフィットするものから、布団代わりに使えるゆったりとしたものまで、サイズ感もさまざまです。
長くて大きな着る布団は、体全体を包み込んでくれるので足元まで暖かく、どんな体勢でもゆったりとくつろげます。ただし、立ち上がると裾を引きずってしまうため、動き回るシーンには向いていません。朝食の支度やお弁当作りなど、寒い朝に家事をこなすときは、丈が短めで体にフィットするタイプがおすすめです。
また、着る布団には子ども用もあります。動き回るうちに脱げてしまったり、裾を踏んで転んだりする恐れがあるため、体の大きさに合うサイズを選んであげましょう。
「着る方法」の確認もしっかりと
着る布団は「着る方法」によっても、使いやすさが変わってきます。寝るときにも使いたいのか、日中だけ使うのかをよく検討して着方を選びましょう。主な「着る方法」は以下の通りです。
●腰部分をベルトで結ぶ
●フロント部分をボタンやファスナーで留める
●頭からかぶる
ベルトで結ぶタイプは、着丈を調節しやすい反面、フィット感に欠けます。動くと着崩れることもあるため、あまり動かないリラックスタイムに適しています。
ボタンやファスナーで留めるタイプは、動いても脱げにくく首までしっかりと防寒可能です。ボタンを外せば、膝掛けのように使えるものもあり、汎用性が高いといえます。
ポンチョのように頭からかぶるタイプは、簡単に着脱でき、体の締め付けもありません。シルエットもかわいらしく、子どもに着せたくなる形状をしています。
つま先まで暖かい「着る布団ロング丈」
寒がりな人にとって、足元から忍び寄る冷気は大敵です。横になっても立ち上がってもつま先まで暖かい、安心のロング丈を紹介します。
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ヌーブラジャパン「なまけmoco」
「なまけmoco」は、軽くて柔らかなパウダーフリースを使ったルームウェアです。着脱が楽なファスナー式で、すぐに羽織れるので、寒い朝も安心してベッドから出られます。
最上部のボタンを留めてフードをかぶれば、首周りもぽかぽかです。袖口が狭く、まくれば落ちてこないので、朝の洗顔や家事の邪魔になりません。
また、両サイドにはスマホが入る大きさのポケットがあり、冷えた手も素早く温められます。色は、ブラウン・グレー・ピンク・ピンクグレーの4色から選べます。
商品名:ヌーブラジャパン なまけmoco
ガネーシャ「着る毛布 ネイティブ柄」
ガネーシャの「着る毛布」は、寒い冬を明るい気持ちで過ごせそうな、ネイティブ柄が印象的です。冷気が入りやすいフードやフロントの合わせ部分、袖口には裏ボア付きで、より暖かく過ごせます。
また、一度着ると手放せなくなる、とろりとした肌触りも魅力です。スナップボタンで簡単に着脱でき、身支度に忙しい朝や、子どもの世話にかかりきりのお風呂上がりにも、寒さからしっかりと身を守れます。
商品名:ガネーシャ 着る毛布 ネイティブ柄
内外毛織「かいまき夜着」
ルームウェアとしても使いやすい、アーガイル柄がポイントの「かいまき」です。「かいまき」とは、着物の形をした袖の付いた寝具のことです。東北地方をはじめとする冬の寒さが厳しい地域では、防寒着としても使われていました。
「内外毛織」の「かいまき夜着」も、肩からつま先まですっぽりと覆うゆったりとした形状で、とても暖かく過ごせます。厳しく冷え込む夜には、いつもの布団にプラスして使えるのもポイント。ブルーとエンジの2色があるので、夫婦色違いでそろえてもよいでしょう。
商品名:内外毛織 かいまき夜着
ニトリ「着る毛布 ロング丈」
ニトリの「着る毛布」は、独自の吸湿発熱素材「Nウォーム」を採用しています。首の後ろ側が高くなっているVネック型で、冷えやすい肩先からつま先まで、しっかりと冷気を防ぎます。
袖口にはゴムが入っていて、腕まくりしても落ちにくいので、水仕事が多い朝も快適です。使わないときは小さく畳んで付属のポケットに収納でき、旅行や帰省で寒い地域に行くときにも便利です。
商品名:ニトリ 着る毛布 ロング丈
温かいのに動きやすい「着る布団ミドル丈」
子どもの世話や家事で忙しいときには、動きやすくて洗濯も楽な、ミドル丈が重宝します。ごみ出しや宅配便の受け取り程度なら、そのまま出てもおかしくない、おしゃれなデザインも見つかります。ミドル丈のおすすめ商品を見ていきましょう。
THE COMFY「着るブランケット」
大きなフードとポケットがかわいい、ポンチョタイプの着る布団です。外側には滑らかな「マイクロファイバー」、内側にはふわふわの「シェルパ素材」を使ったリバーシブル仕様で、どちらを表にしても着られます。
丈は膝下程度と短めですが、身幅が広いので、膝を曲げて座れば足首まですっぽり包み込まれます。袖がゆったりしていて、伸ばせば指先まで入るようになっており、手が冷えやすい人にもおすすめです。
商品名:THE COMFY 着るブランケット
Abloom「着る毛布 ニューマイヤー」
本物の毛布にも使われている素材「ニューマイヤー」を使った商品です。ニット生地の両面に起毛加工を施したニューマイヤーは、丈夫で暖かく、滑らかな肌触りが特徴です。
また、顎下までファスナーを閉じられるようになっており、首や肩先の冷えも気になりません。袖の穴に親指を通すと、手の甲まで覆われ、手の冷えも防いでくれます。大きなポケットやゴム入りの袖口など、ルームウェアとしての機能性も十分です。
商品名:Abloom 着る毛布 ニューマイヤー
LOWYA「着る毛布 GROONY」
動きやすいガウンタイプを探している人には、LOWYAの「GROONY(グルーニー)」がおすすめです。ベルトのほかに、首周りと腰下にボタンが付いていて、動き回ってもはだけにくくなっています。
また、中身が落ちにくいポケットや、まくりやすい隠し袖口など、作業をしやすい工夫もたくさん施されています。静電気を防ぐ加工や、脱いだ後にさっとハンガーに掛けられるハンガーループもポイントです。
商品名:LOWYA 着る毛布 GROONY
お布団代わりにも「着る布団中綿入り」
毛布タイプが多い着る布団ですが、より布団に近い中綿入りタイプも。そのまま布団の代わりにも使える、中綿入りのおすすめ商品を紹介します。
U-PORT「あったかすっぽりケット」
広げると掛け布団に、二つ折りにしてかぶるとポンチョになる、着る布団です。中綿には「テイジン」の軽量保温素材「V-Lap(R)」を使用し、布団を着ているとは思えないほどの軽さを実現しています。裏地には「フレンチパイル起毛」を使用しており、毛布のような肌触りで心地よいでしょう。
また、袖部分のスナップボタンを留めるだけで、簡単に形を変えられるので、寒い季節のキャンプや、車での長距離移動の布団として使うのもおすすめです。色は、ブラウンとオレンジの2色から選べます。
商品名:U-PORT あったかすっぽりケット
coolZON「kaimaki」
中綿にウールを100%使用した、本格的な「かいまき」です。肌が直接当たる首周りと袖口には、柔らかな毛布の生地を使っています。
本体はキルティング加工により中身が偏らず、寝ているときも起きているときも快適です。布団生地は防ダニ加工済みで、気になるダニの侵入を抑えてくれます。ベッドやソファにも合う、おしゃれなペイズリー柄もポイントです。
商品名:coolZON kaimaki
子どもの冷え対策にも「着る布団子ども用」
着る布団は、寝相がよくない子どもの寝冷え予防や、お昼寝用の掛け布団、朝の冷え対策にも使えます。かわいらしくて着せやすい、子ども用のおすすめ商品を見ていきましょう。
mofua「プレミアムマイクロファイバー着る毛布」
mofuaの「着る毛布」は、極細繊維をさらに細かくほぐした「プレミアムマイクロファイバー」を使っています。しっかりと管理された工場で製造している上に、1年の無料保証まで付けているほど品質に自信があり、子どもにも安心して着せられます。
生地のベースには、静電気抑制効果のある「カーボン糸」を使用しているので、抱っこしたとたんに静電気が発生し、泣かれる心配も少ないでしょう。
また、フロント部分がファスナーなので、元気な子どもでもはだけにくく、暖かく過ごせます。男の子にも女の子にも似合うシックな色柄は、親子やきょうだいでのおそろいコーデも可能です。
商品名:mofua プレミアムマイクロファイバー着る毛布
LOWYA「キッズGROONY」
LOWYA「着る毛布 GROONY」の、キッズバージョンです。ベルトではなくループボタンで留める仕様で、活動的な子どもでも前がはだけず安全に過ごせます。足元までボタンが付いているので、寝ている間に布団を蹴飛ばしてしまう元気な子どもも、寒さで目覚めることなく快眠が期待できるでしょう。
また、有害性のある「ホルムアルデヒド」の試験では、「ベビー」基準に合格しているのもポイント。洗濯機で丸洗いもできるので、汚れてしまっても簡単に洗えて清潔を保てます。
商品名:LOWYA キッズGROONY
CDF etendue「キッズポンチョ ANIMAL MOCO」
頭からかぶせるだけでウサギやネコ、恐竜などのかわいい動物に変身できる、ポンチョタイプの着る布団です。対象年齢は3~5歳と、幼稚園から小学校低学年までの子どもに適しています。子どもの成長は早く、昨シーズンの服が今シーズンは着られなくなっていることは珍しくありません。その点ポンチョタイプなら、裾や袖丈を気にせずに長く着られます。
メインの素材には「フランネル」を使用しており、肌触りがよくて軽いので、着ているうちに疲れてしまうこともありません。子どもが好きな色や動物で選ぶと、喜んで着てくれるでしょう。
商品名:CDF etendue キッズポンチョ ANIMAL MOCO
きれいに使うためのお手入れ方法
着る布団は冬の間、毎日のように使うものです。お気に入りの着る布団をきれいに使うためにも、こまめなお手入れは欠かせません。
洗濯表示に従って、正しくお手入れしましょう。洗濯機と手洗いのやり方を紹介します。
洗濯機で洗う方法
フリースやマイクロファイバーの生地は、ほとんどの場合洗濯機で洗えます。ただし、洗剤の選び方や脱水の仕方によっては、柔らかな風合いが損なわれる恐れもあるため注意が必要です。
洗濯機で洗濯可能な着る布団は、以下の手順で丁寧に洗いましょう。
1.表面に付いた髪の毛やホコリ、シミをあらかじめ取り除く
2.畳んで洗濯ネットに入れる
3.洗濯機に入れ、「おしゃれ着用洗剤」を投入する
4.毛布コースや手洗いコースなど、「水流が弱めのコース」で洗濯する
5.風通しのよい日陰で平干しして、しっかりと乾燥させる
漂白剤は、洗濯表示で使用可能な場合を除き、使わない方がよいでしょう。柔軟剤は、よりふわふわな風合いに仕上がるのでおすすめです。
また、ロング丈の着る布団やかいまきは、ハンガーで干すと重みで型崩れする恐れがあるため、できるだけ平干しにしましょう。
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手洗いで洗う方法
洗濯機に手洗いコースがない場合や、手洗い推奨の素材の場合は、以下の手順で手洗いします。なお、ウール製の着る布団は水洗いできないため、ドライクリーニングに出しましょう。
1.たらいや浴槽に30℃程度のぬるま湯を張る
2.ぬるま湯に「おしゃれ着用洗剤」を溶かし、洗浄液を作る
3.着る布団を浸し、手で汚れを押し出す
4.お湯が透明になるまでしっかりとすすぐ
5.手で軽く絞ったら、バスタオルに挟んで水分を吸収させる
6.風通しのよい日陰で平干しする
柔軟剤を使う場合は、最後のすすぎのときに入れて、そのまま脱水に移ります。脱水の際、着る布団のサイズによってはバスタオルが1枚では足りないこともあるので、多めに用意しておきましょう。
また、バスタオルで包んだり、洗濯ネットに入れたりして、洗濯機の脱水コースを使うのもOKです。脱水時間は1分以内にして、終わったらすぐに取り出して干すようにしましょう。