Contents
「ハイレイヤー」とはどういう意味?
◆頭の高い位置に入れたレイヤーのこと
ハイレイヤーとは一般的に、通常入れるレイヤーカットよりも高い位置から入れるレイヤーのことをいいます。
ショート〜ロングまでさまざまなレングスに入れることができ、トップにボリュームを持たせることで丸く女性らしいフォルムに仕上げられるそうです。
◆ハイレイヤーのメリットとは?
ハイレイヤーを施すことで、頭のトップにボリュームを出すことができます。そのため頭の形がよく見えたり、髪に動きや軽さが出たりするメリットが得られるそう。
スタイルにメリハリがほしい人や、髪にボリュームがほしい人、クセを生かした髪型にしたい人にぴったりハマりやすいといわれています。
ハイレイヤーを入れる効果で印象チェンジ
「長さは変えたくないけど印象を変えたい」にはレイヤーが効く!
「THE GARDEN Tokyo」トップスタイリストの本木亜美さんに聞いてみました!
「季節の変わり目にヘアスタイルを変えられる方も多いですね。長さを変えたくないという方には、レイヤーを入れて変化をつけてみるのはいかがでしょうか? レイヤーカットは簡単にいうと髪の毛に“段”をつくる技法のこと。これによって髪に動きをだすことができます。
ここでご紹介するのはトップと顔周りの毛束にレイヤーを入れたミディアムスタイル。レイヤーを入れることで、表面を軽く巻くだけでふんわりとした立体感がでやすくなります。また、頬にはらりとかかる毛束が輪郭をぼかしてくれるので小顔効果もあるんですよ」(本木さん)
Before
ワンレングスベースの鎖骨レングス。すっきりとおでこを出したストレートヘアが、クールな雰囲気を演出している。
After
トップと顔周りにレイヤーを入れて長さを変えずにイメージ一新! ふんわりと動く毛束と丸みのあるひし形フォルムが、華やかさな雰囲気を叶えてくれる。
【ショートヘア】おすすめのハイレイヤースタイル
抜け感たっぷりのニュアンシーヘア
ハチ上にレイヤーを入れ、ふんわりとした丸みをつけつつひし形シルエットにしたショート。顔周りは、あごラインから前下がりのグラデーションボブベースにカットしています。頭の丸みがきれいに見え、フェミニンさも。サイドは前下がりなので気になるフェイスラインもナチュラルにカバーできます。
小顔効果抜群のくびれメリハリヘア
後ろから前下がりにレイヤーを入れたスタイル。ひし形シルエットはハチ周りと首周りのボリュームを抑えてバランスよく見える上、毛量が多くてもスッキリ見えが可能。ハネる長さでカットすれば、襟足が自然と外ハネになってスタイリングも簡単に!後頭部がぺたんとなることを防ぐので、横から見てもきれいな形をキープしてくれます。
ワンカールパーマでつくるカールショート
ショートボブベースで、トップ表面と顔周りにレイヤーを入れて。前髪は目の上から下ろし流しができるように、やや長さを残してカット。襟足はスッキリ見せたいので、短めに。太めのロッドを使いトップを中心にワンカールのやや強めのパーマをかけると、トップに入れたレイヤーの動きが底上げされ、ふんわりエアリーな毛流れができます。
ボリューム不足や薄毛の悩みを抱えている人に試してほしいのが、ワンカールパーマ。「パーマをかけると髪が傷んでもっと細くなってしまうかも」というのは杞憂。薬剤が進化しており、髪質など美容師さんと相談すればベストなパーマを提案してくれるはず。毛先のしなやかなカールは優しげな印象に見せてくれるため、ショートでもフェミニンな空気感を損なうことなく、ほのかに甘さを感じる爽やかさが演出できます。
【ボブヘア】おすすめのハイレイヤースタイル
前髪なしの内巻きレイヤーボブ
肩上の前上がりボブベース。前髪は、目と鼻の間の長さで流れるようにカットします。トップと顔周りにレイヤーを入れ、ひし形のシルエットに。カットラインやレイヤーに合わせてワンカールのパーマをかけておくと、毎日のスタイリングが時短になる。もちろん、パーマなしでもOK。
大人のクールさがありながら、女性らしさも感じられるボブの秘密は、丸みのあるフォルムとひし形のシルエット。顔の骨格を補正してキレイに見せてくれる効果も期待できます。