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LIFESTYLE 四字熟語

2021.12.17

「臥薪嘗胆」とはどんな意味? 類語、使い方などを例文と一緒に解説

 

1:辛酸をなめる

「辛酸をなめる」の「辛酸(しんさん)」は、つらい目や苦しい思いという意味があります。「辛酸」をなめることから、つらく苦しい思いを味わう、経験するという意味。次のように用いることができます。

(例文)この2年間、会社の業績が悪化し、辛酸をなめてきた社長の言葉には、重みを感じる。

2:堅忍不抜

「堅忍不抜(けんにんふばつ)」は、つらいことも耐え忍んで、どんな困難にも心を動かさないこと。じっと我慢することの意味。次のように使えます。

(例文)彼女はガラスの天井と言われる環境であっても、堅忍不抜の態度で業務に取り組んだ。

3:捲土重来

「捲土重来(けんどじゅうらい)」は、一度敗れて引き返したものが、再び勢いを盛り返すこと。例えば、次のように使います。

(例文)派閥争いに負けてポストを失った上司は、捲土重来を期するべく、決して諦めなかった。

臥薪嘗胆  

対義語にはどのようなものがある?

では、「臥薪嘗胆」の対義語には、どのようなものがあるでしょう? 例文もあわせて紹介します。

1:堪忍

「堪忍(かんにん)」は、怒りを抑えて、人の過ちを許すこと。勘弁することの意味。許す前提があり「復讐」などの辛苦の意味は含まれていません。次のように使えます。

(例文)もうこれ以上のお詫びはできません。今日のところは堪忍してください。

2:安楽

「安楽(あんらく)」は、心身の苦痛や生活の苦労がないこと、穏やかで楽々していること。例えば、次のような例文です。

(例文)何不自由なく、安楽な暮らしを第一としている父のような生き方もある。

3:穏便

「穏便(おんびん)」は、物事を角立てずにおだやかに行うことや、手軽で便利なこと。例文は次の通りです。

(例文)ここは穏便にすませて、もう、なかったことにしてほしい。

英語表現とは?

「臥薪嘗胆」を英文で表現したいときには、「忍耐(力)」の意味を持つ「perseverance」や「endurance」を用いるとよいでしょう。シンプルに「忍耐」というニュアンスと解釈すると「perseverance」に。「苦心に耐える」というニュアンスであれば、「endure a long and hard struggle」(長くて厳しい自分との葛藤に耐える)などと表現するとよいでしょう。

After persevering, she finally passed the  bar examination.(彼女は臥薪嘗胆の末に司法試験に合格した)

最後に

「臥薪嘗胆」は、日常会話では、まだなじみのない人もいるかもしれませんが、経営者の座右の銘としても好まれる言葉の一つです。特にビジネスシーンで知っておくと、相手の意図を把握できて、信頼関係を作りやすくなるかもしれません。また、自分が辛く苦しいときに、もしかしたら励みになる言葉になるかもしれません。一見すると難しい言葉ですがきちんと理解してみると、ビジネスシーンだけでなく、人生の視野も広がるかも。ぜひ、正しく使いこなしてみてくださいね。

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