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LIFESTYLE 雑学

2024.06.20

「偏屈」ってどんな意味? 偏屈な人の特徴や付き合い方も解説【専門家監修】

自分の意見を押し通す「意地っ張り」

「意地っ張り」とは、一度こうだと思ったことを曲げず、何としてでも押し通すことを指しています。強情でプライドが高い性格の人は、意地っ張りだと思われやすいでしょう。頑なな態度を貫いていると何を言っても無駄だと思われてしまい、周囲からのアドバイスや協力が得られなくなる傾向があります。

「偏屈な人」の特徴や心理とは?

周囲から「偏屈」という印象を持たれてしまう人には、どのような傾向が見られるのでしょうか? 偏屈な人に当てはまる3つの特徴を紹介します。

迷惑な男性

(c) Adobe Stock

自己中心的で協調性がない

「偏屈」と思われやすい人は、協調性に欠ける傾向が。自己中心的な部分があるため、人と話を合わせたり何気ない話に共感することができないのです。自分の考え方が偏っていたとしても、他の人の考え方をなかなか認めることができずに反発してしまいます。その結果、周囲から孤立してしまい、1人で行動するようになるケースも珍しくありません。

好意や親切に対して素直になれない

偏屈な人は、自分の感情を口に出すことが苦手です。好意や褒め言葉を素直に受け取ることができず、「本当はそう思っていないのでは?」と疑ってしまいます。

また、家族や友人などの身近な人に対しても「ありがとう」「ごめん」といった気持ちを伝えられないことがあります。相手に感謝していてもお礼の一言が言えず、なぜか素っ気ない態度を取ってしまうのです。

頑固で自分の考えに自信がある

偏屈な人の中には、自分が人より優秀だと考えているタイプも少なくありません。自分に自信を持っているからこそ、他人の意見よりも自分の意見を押し通してしまうのです。プライドが高く、人から指摘を受けると不機嫌な態度になることも。たとえ相手が正しかったとしても、自分の考えが正しいと思っているため、非を認めずに頑固な態度を取ってしまうでしょう。

身近にいる「偏屈な人」との付き合い方

家族や友人など、身近にいる偏屈な人との関係に悩んだ経験がある人も多いのではないでしょうか? ストレスをためないためにも、上手な付き合い方のコツを押さえておきましょう。

寛大な心で話を聞く

身近に偏屈な性格の人がいると、口論になったり雰囲気が悪くなったりとトラブルが起こることも多いでしょう。もめ事になるのを避けたいのであれば、聞き役に回ることを意識して付き合っていくのがおすすめです。偏屈な人は、話の腰を折られたり否定されたりすることを嫌います。基本的に自分中心で話を進めたい人が多いため、まずは一通り話を聞いてあげましょう。

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相手のペースに巻き込まれないようにする

偏屈な人の話を聞き流すのもよいですが、相手のペースに合わせ過ぎるのも適切な対応とはいえません。口論になるのを避けようとして反論せずにいると、毎回相手の言い分を受け入れることに…。相手が間違っていると思ったら、はっきりと言い返すことが必要な場合もあるのです。

偏屈な人は高圧的な態度を取りがちですが、実は気が弱い面も持っています。こちらが堂々とした態度で向き合っていれば、頭ごなしに否定したり、むやみに反対したりすることもないでしょう。

大人の対応も効果的ですが、必要があればきちんと話し合うことも忘れないようにしましょう。

できるだけ距離を置く

偏屈な人と接すること自体が、ストレスの一因になる可能性もゼロではありません。不快な気持ちにならないためには、適度な距離を置くのが効果的な方法です。

偏屈な人に嫌われると攻撃の対象にされてしまうのが厄介ですが、距離が近くなり過ぎると相手の一言一言で嫌な気分になる機会が増えてしまいます。仕事仲間に偏屈な人がいるなら、プライベートでは付き合わないようにするなど対策をとってみましょう。

「偏屈」な性格を直す方法

つい相手に対して意地を張ってしまったり、気難しい性格を直したい… そんな風に考えている人も多いでしょう。頑なな心を解きほぐして、柔軟に考えるためのヒントを3つ紹介します。

女性と男性

(c) Adobe Stock

人の話に耳を傾ける

自分は偏屈な性格かも… と感じる人は、まず相手の話に耳を傾けるよう心がけてみてください。人の話を聞くからと言って、必ずしもその人の意見を全面的に受け入れないければいけないわけではありません。

「こういう考えもあるんだな」と、他人の考えと自分の考えを分けて考えるようにしてみましょう。人は人、自分は自分、と考えることで、一方的に他人に自分の考えを押し付けることが少なくなるかもしれません。

また、自分の意見を伝えたくなった時には、「あなたはそう思ったのですね。私の意見は~です。」といった表現を心がけましょう。

偏った考えをしていないか点検する

常に新しい情報や価値観が生まれている現代では、時折自分の考えや価値観が凝り固まっていないかどうか点検することが大切です。「女性だから〜してはいけない」「公務員だから〜するべき」といった決めつけを、無意識のうちにしていないでしょうか?

ある一つの考えにがんじがらめになっていると、それ以外の生き方をしている人のことが許せなくなってしまうことにも繋がります。「こういう考えもあるよね」と受け入れる姿勢を取り入れられると良いですね。見解の相違があったとしても、良し悪しや正誤ということにこだわらず、「違いを認める」意識をお忘れなく。

自分の誤りを素直に認める

偏屈な性格をしていると、間違いを人から指摘された時に素直に謝罪ができないことがよくあります。ムキになって「私は間違っていません!」と歯向かったり、理詰めで相手を一方的に説得しようとして、人間関係がこじれてしまうことも…

そうならないためにも、間違いに気付いた段階で、素直に「うっかりしていました。申し訳ありません」などと自分の非を認めてみてください。間違えることは誰にでもあることと、フラットに考えてみましょう。誤りを認めたからといって、自分の価値が下がるわけではないのです。

最後に

「偏屈」な人の特徴に当てはまりましたか? 少し頑固で融通が効かないところがあると思う方は、本記事で紹介した方法を参考にされてみてくださいね。

TOP画像/(c) Adobe Stock

【監修】キャリアコーチ・菊池啓子

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