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LIFESTYLE雑学

2022.02.05

決してあきらめないという意味の【不撓不屈】←なんと読む?

「不撓不屈」とはどんな困難にあっても強い心を持ち、くじけないことをあらわす言葉です。不撓不屈の精神、不撓不屈の努力といった表現は、ビジネスシーンでもたびたび使われるポジティブな表現です。今回は不撓不屈の意味や由来、使い方などを詳しく解説します。

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「不撓不屈」とは困難があっても決してくじけないこと

不撓不屈」は「ふとうふくつ」と読み、どんな困難があっても決してくじけないことを意味する言葉です。

スポーツ選手が所信表明として「今後も不撓不屈の精神で精進してまいります」などと言うのを聞いたことがある人もいるでしょう。どんな逆境にあってもあきらめない前向きな言葉であるため、座右の銘としても使われます。

不撓不屈

辞書に記載されている「不撓不屈」の意味も確認しておきましょう。

【不撓不屈:ふとうふくつ】
どんな困難にあっても決して心がくじけないこと。「不撓不屈の精神」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「不撓」は曲がらない、くじけないという意味

「不撓不屈」を構成する「不撓」も「不屈」も、あきらめない、くじけないという意味を持ちます。

「撓」は強い力がかかって固いものが曲がることをあらわします。また、「屈」は屈すること、つまり気力を失ったりくじけたりするという意味です。

それぞれを「不」によって打ち消し、似た意味の言葉を2つ重ねることで「決してくじけない」という強い意味をあらわしています。前後が逆の「不屈不撓」という表現もみられますが、同じ意味で使えますので覚えておきましょう。

由来は中国の「漢書」

「不撓不屈」は故事成語の一つです。由来は中国の正史である『二十五史』のうちの『漢書』とされ、「楽昌(がくしょう)篤実、不撓不屈」が語源のようです。

「楽昌」というのは、「楽昌侯(がくしょうこう)」という役職についた「王商(おうしょう)」のこと。「楽昌」の性格が情が厚く誠実で、決してくじけず志を曲げることはない人物であると称しています。

ここから、「不撓不屈」はどんな困難があっても志を曲げずあきらめないという意味で使われるようになったといわれています。

【例文付き】不撓不屈の使い方

「不撓不屈」はビジネスやスポーツにおいて、揺るぎのない意気込みを表明する際に使われることが多い言葉です。

「座右の銘は不撓不屈だ」などとそのまま使うこともありますが、「不撓不屈の精神」「不撓不屈の努力」「不撓不屈の人物」といった使われ方もします。周囲に自分の強い決意を伝えたいときや、決してあきらめず努力する人物を表す際などに使いましょう。

ビジネスシーンでは「不撓不屈」をこう使う

ビジネスシーンにおいてどのように使うのか、具体的な例文とともに見ていきましょう。やや形式ばっているため日常会話ではあまり使いませんが、仕事などのオフィシャルな場での使用が馴染む言葉といえます。

【例文】
厳しい状況に追い込まれてもあきらめずにプロジェクトを遂行した彼は、【不撓不屈】と称されるのにふさわしい
【不撓不屈】の精神で、部署に貢献できるよう努力する所存です
・【不撓不屈】の努力がついに実り、営業部長に昇進することができた
・彼女は決して自分から音を上げることはしない、【不撓不屈】の人物だ 

「不撓不屈」の類語・対義語

「不撓不屈」には似た意味をもつ類義語、反対の意味の対義語があります。ここでは、類語として「不退転」と「堅忍不抜」、対義語として「付和雷同」をご紹介しましょう。

不撓不屈

類語の「不退転」と「堅忍不抜」は、「不撓不屈」と同じように決意表明や座右の銘で用いられることが多い言葉です。いざ使おうとしたら人と被ってしまったという場合に、言い換え表現として使えます。それぞれ、意味や使い方を確認しましょう。

【類語1】不退転(ふたいてん)

「不退転」は強い信念をもち、何事にも屈しないことを意味する言葉です。ビジネスやスポーツの場面で決意表明に使われることが多く、「不退転の覚悟」や「不退転の意志」のように使います。
退転」はもともと仏教用語で、修行をしなかったり悪いことをしたりすることを指しました。退転を「不」で打ち消すことで、たゆまぬ努力により修行を続ければ「不退転」の状態に到達するという意味になります。

そこから転じて、現在のように強い信念をもち決して屈しない、という意味で使われるようになったようです。

【類語2】堅忍不抜(けんにんふばつ)

堅忍不抜」はどんな状況でもじっと我慢して耐え忍ぶことを指す言葉です。意思が強く揺るがないことをあらわすため、「不撓不屈」と同じような意味で使うことができるでしょう。

堅忍」は我慢強く意志が固いこと、「不抜」は堅くて抜けないことを意味し、2つの言葉が重なることで何事にも動じず耐え忍ぶさまをあらわすようになりました。「堅忍不抜の精神」「堅忍不抜の志」などと使います。

【対義語1】付和雷同(ふわらいどう)

付和雷同」は自分の主義や主張を持たず、安易に他人に同調する様子をあらわす言葉です。場の空気を読んだり相手を気遣ってあわせるということではなく、ネガティブな意味で使われることがほとんどです。

「付」は相手の側につく、「和」は相手の主張に合わせることを指し、「雷同」は雷が鳴ると周囲のものも同じように鳴ることから、相手に合わせるという意味で使われます。「付和」と「雷同」という同じような意味をもつ言葉がくっつくことで、意味が強調されているといえるでしょう。

「付和雷同な性格」「付和雷同な人」というように使われます。

【対義語2】意志薄弱(いしはくじゃく)

意志薄弱」は物事をやり遂げようとする気持ちや、強い決断力に欠けていることを指す言葉です。どんな困難があっても決してくじけないという意味の「不撓不屈」と反対の意味をもちます。

薄弱」はあいまいではっきりしないという意味です。「意志」と「薄弱」の組み合わせにより、意思が弱くやり遂げることができない、きっぱりと決断することができない様子をあらわす言葉となりました。「彼は意志薄弱だ」「意志薄弱な性格」といった使い方をします。

「不撓不屈」の言葉の意味を理解し使いこなそう

不撓不屈」とは、どんな困難な状況でも決してくじけずあきらめないことを意味する言葉です。前向きな言葉であるため、座右の銘や決意表明で多く使われます。

不撓不屈

類語としては「不退転」や「堅忍不抜」、対義語には「付和雷同」や「堅忍不抜」などがあります。「不撓不屈」は自分の強い決意をあらすことができる言葉です。ビジネスなどの重要な場面でぜひ使ってみてください。

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