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LIFESTYLE雑学

2022.02.13

【白粉花(おしろいばな)】の別名は〝飯炊き花(めしたきばな)〟。その理由は…!?

「白粉花」とはオシロイバナ科の多年草の名前です。南アメリカが原産で、中国を経由して江戸時代に日本に伝わってきました。ピンクや黄色の花を咲かせ、黒い種子の中に白い粉が詰まっている点が特徴的です。「白粉花」の読み方や特徴、名前の由来をご紹介しましょう。

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「白粉花」とはオシロイバナ科の多年草

白粉花」はオシロイバナ科の多年草で、赤・白・ピンク・黄・紫・絞りなど、さまざまな色の花を咲かせます。

【白粉花:おしろいばな】
オシロイバナ科の多年草。園芸上は一年草としても扱われる。高さ約1メートル。葉は広卵形で、対生する。花は夏から秋にかけて咲き続け、色は紅・白色や絞りなどがあり、らっぱ状で、夕方に開く。江戸時代、種子の白い粉をおしろいの代用にした。南アメリカの原産。夕化粧。
(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

 

白粉花

白粉花」は南アフリカが原産で、江戸時代に日本に渡来して観賞用の花として親しまれてきました。夏から秋にかけての夕方に花を咲かせるため、夜に観賞する花である点が特徴です。茎は約80センチで、花はラッパの形に似ています。

「白粉花」の読み方は2つある

白粉花」は一般的には「おしろいばな」と読みます。この他にも「おしろいのはな」という読み方をする場合もあります。この読み方は俗称です。俳句で詠われる時に「おしろいのはな」という言葉が用いられることが多いようです。

英語名は「Four o’clock(フォー・オクロック)」で、午後4時ごろに花を咲かせることから、この名前がつきました。「白粉花」という名前の由来については次の文章でご説明しましょう。

「白粉花」の名前の由来

白粉花」という名前は、花が咲いたあとにできる黒い種子の中の胚乳が、おしろいの粉に似た白い粉状であることからつけられました。「白粉花」は夕方から花が咲き始めるため、「夕化粧(ゆうげしょう)」という名前で呼ばれることもあります。

この他にも「飯炊き花(めしたきばな)」と呼ばれることもあります。「白粉花」が咲くと、そろそろ食事の支度をする時間であることから、この呼び方が生まれたとのことです。

「白粉花」の花言葉は「臆病」

白粉花」の花言葉は「臆病」です。日中は閉じていて、夕方になると花を咲かせることから、この花言葉がつきました。同じ理由から「内気」「恥じらい」も「白粉花」の花言葉となっています。

この他にも「恋を疑う」という花言葉もあります同じ株から違う色の花が咲く「白粉花」独特の特徴から、この花言葉がついたとされているようです。

「白粉花」の特徴

「白粉花」にはさまざまな特徴があります。花を咲かせる時間帯が夕方からであること、花の色がさまざまで、しかも同じ株から違う色の花が咲くことなどです。

もっとも大きな特徴は、名前の由来にもなっている種の中の白い粉でしょう。この粉は子どもの遊びに使われたり、おしろいの代用として使われたりしています。この2つの使用方法について、詳しく見ていきましょう。

白粉花

子どもの遊びに使われる

白粉花」は子どもの遊びに使われていました。種を割ってでてくる白い粉をおしろいに見立てて、鼻筋やひたいに塗って遊びます。この他にも「白粉花」はいろいろな遊び方ができる花です。花の汁をつめに塗って、マニキュアの代わりにつめを染める遊び方もあります。

東北地方では赤い色の花をつけた「白粉花」を鼻の先につける「鼻天狗」という遊びもあるようです。この他にも「白粉花」の黒い種子を鼻の穴に入れて、鼻鉄砲としても使う遊び方もあります。花から種まで、こんなにさまざまな遊び方ができる花はそうはないでしょう。

おしろいの代用として使われた

江戸時代には、実際に「白粉花」の黒い種の中の白い粉をおしろいの代わりに使っていました。江戸時代のおしろいの原材料は鉛や水銀であったため、安全性を考えると「白粉花」を使ったほうがよかったと思われます。

しかし、当時は安全性に対する認識はなく、「白粉花」はあくまでも代用品という位置づけでした。「白粉花」の粉の成分は主にでんぷんで、にきびや吹き出物の治療のための薬として患部に塗るという使い方をされていたこともあるようです。

「白粉花」の育て方

白粉花」は丈夫で繁殖力も強く、比較的簡単に種から育てることができます。さまざまな色の花が咲くため、庭や室内に彩りを添えてくれます。カラフルなので、観賞用の花としておすすめです。

白粉花

ここでは「白粉花」を育てるのに適した土作りから種まき・受け付け・水やり・肥料のやり方などの育て方からお手入れの仕方まで、詳しく解説しましょう。

土作りと種まきと植えつけ

白粉花」は水はけの良い土を好みます。元肥が配合された培養土、もしくは赤玉土と腐葉土を混ぜた土を使い、鉢植えにする場合には下に石を敷きつめて、水はけを良くしましょう。「白粉花」の種は20~25度の温度で発芽するため、4月から6月にかけて種まきをします。

育苗ポットを使用する方法もありますが、花壇やプランターに直接まいても問題ありません。種の上に土を1センチほどかぶせて、土が乾燥しないように気を配ります。発芽したら、間引きをしましょう。

植えつけをする目安は、本葉が2枚から4枚くらいついた時期です。この際に根が傷つかないように、注意しましょう。横にも広がるので、複数の株を植える際には30センチから40センチくらい、間隔をあけます。 

水やりと肥料

「白粉花」は乾燥した土が苦手なので、花が咲くまでは土が乾燥しないように気をつけることが必要です。ただし、水をやりすぎると株の生育に影響が出るので、適度な水やりを心がけましょう。地面に直接植える場合は、さほど頻繁に水をやる必要はありません。

肥料は植えつけの際に土に緩効性肥料を混ぜておけば、追肥をしなくても大丈夫です。花に元気がない場合は液体肥料を使うのもいいでしょう。「白粉花」は日当たりのいい場所で育つと花の色が鮮やかになるため、日当たりのいいところを選びます。

真夏の直射日光は強すぎるので、位置を変えたり、日よけを使ったりして調節しましょう。「白粉花」は多年草なので、暖地ならば、翌シーズンも楽しむことができます。

読み方や特徴を知って「白粉花」に親しもう

白粉花」はオシロイバナ科の多年草で、読み方は「おしろいばな」です黒い種子の中の白い粉がおしろいに似ていることから、この名前がつきました。特徴的なのは赤・白・ピンク・黄・紫など、色とりどりの花が咲くことと、花が開くのが夕方であることです。

白粉花

「白粉花」は丈夫なので、お手入れも簡単です。多年草であるため、丁寧に育てると、長く楽しむことができます。「白粉花」に親しんで、彩りのある暮らしを送るのもいいでしょう。

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写真・イラスト/(C) shutterstock.com

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