寝言
「戯言(たわごと)」の類語として挙げられるのが「寝言(ねごと)」です。「寝言」は文字どおり「寝ているときに発する言葉」ですが、ほかに「ばかばかしい発言」という意味もあります。「いつまでも寝言を言っているんじゃないよ」などと使うことができます。
うわ言
「うわ言」は、「熱などにうなされた人が無意識に発する言葉」や「筋の通らない発言」を意味します。「戯言(たわごと)」には、「いい加減な発言」という意味がありますので、言い換え表現として使えるでしょう。
「ざれごと」の類語や言い換え表現
次に、「戯言(ざれごと)」の類語を見ていきます。しっかり覚えてボキャブラリーを増やしましょう。
冗談
「冗談」の意味のひとつは「遊び半分で言う言葉」。ですので、「戯言(ざれごと)」は「冗談」という言葉にそのまま置き換えられるでしょう。
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洒落
「洒落(しゃれ)」には「冗談ごと」や「気の利いた発言」という意味があるので、ふざけて人を笑わせる意味合いを含む「戯言(ざれごと)」に言い換えられます。
英語ではどう表現する?
「ばかばかしい発言」という意味の「戯言(たわごと)」と、「冗談」という意味の「戯言(ざれごと)」。英語で表現する際にはどのような言葉を使えばいいのでしょうか。実は日本語よりも英語のほうがシンプルな言葉なので覚えやすいんですよ。それでは、ひとつひとつチェックしていきましょう。
「戯言(たわごと)」の英語表現は、「silly talk」「nonsense」
「ばかばかしい話」という意味の「戯言(たわごと)」の英語表現は、「silly talk」もしくは「nonsense」です。
「silly」は「ばかばかしい」、「くだらない」という意味ですから、「話」を意味する「talk」と合わせて使いましょう。「nonsense」は、「ばかな話」や「戯言(たわごと)」という意味。「nonsense」も「silly」同様に、一般的には「talk」と合わせて使うことが多いようです。
【例文】
・That was silly talk.(つまらない話だった)
・He is talking nonsense again.(彼はまたばかなことを言っている))
「戯言(ざれごと)」の英語表現「joke」「kidding」
「冗談」を意味する「戯言(ざれごと)」の英語表現は、「joke」や「kidding」。両方とも、「冗談」という意味を持ちます。しかし「kidding」は「冗談を言う」とされるよりも、驚きの気持ちを含んで「You’re kidding.(冗談でしょ)」などの使い方をされるケースが多いです。
【例文】
・My boss often tells jokes.(私の上司はよく冗談を言う)
・She is just kidding.(彼女は冗談を言っているだけだよ)
まとめ
- 「たわごと」と読むか「ざれごと」と読むかで言葉のニュアンスは大きく異なる
- 「たわごと」は「ばかばかしい話」、「ざれごと」は「冗談」という意味
- 「戯言(たわごと)」は、年齢が上の方が使うケースが多い
大人なら誰もが一度は見たことのありそうな「戯言」という言葉ですが、「たわごと」とも「ざれごと」とも読めるうえ、読み方によって意味が異なるとは知らなかった方もいるのではないでしょうか。意味をしっかり理解し、シチュエーションを踏まえて、正しく言えるようになりましょう。
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Domani編集部
Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けたファッション&ビューティをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれや美容を楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッション感度の高いエディターを通して発信中。
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