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LIFESTYLE 四字熟語

2023.12.24

【神出鬼没】とはどんなシーンで使う言葉?由来は?

 

非常に素早く現れる様を表現した言葉である「神出鬼没」。なんとなく意味は知っているという方も多いのではないでしょうか。しかし、その語源や正しい使い方までを知っている方は少ないかもしれません。そこで本記事では、言葉の意味をはじめ、使い方の例文などを解説します。

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「神出鬼没」ってどんな言葉?

突然現れては、すぐに消えてしまう人のことを指して「あの人って神出鬼没だよね」などと表現します。この「神出鬼没」という言葉について、正しい意味をご存じでしょうか。本章では、「神出鬼没」という四字熟語について、言葉の意味や由来を解説します。正しい意味を知ることで、日常会話の中でも、違和感なく使うことができるでしょう。

神出鬼没

「神出鬼没」の意味

「神出鬼没(しんしゅつきぼつ)」という四字熟語には、以下のように2つの意味があります。

1.鬼のように、自由自在に出没して、居所が容易にわからないこと
2.非常に素早く現れたり、隠れたりすること

引用元:精選版 日本国語大辞典

いつの間にか現れて、またいつの間にかいなくなっている人っていますよね。このように、素早く現れては、消えてしまう様子を「神出鬼没」と表現します。また現れるタイミングが予想できないことから「行動の予測ができない人」といったニュアンスで、用いられることもあります。

「神出鬼没」の由来

「神出鬼没」の由来(語源)を説明するには、かなりの時を遡ります。「神出鬼没」の出典は、中国の『淮南子(えなんじ)』だと言われています。『淮南子』とは武帝時代、淮南子劉安(えなんじりゅうあん)によって書かれた思想書です。その中で、戦いの戦略について記された一節で「神出鬼行(神出鬼没)」という語句が発見されました。

日本では昔から、神様や鬼神は人間を超越した存在であり、その所在をつかむことはできないと信じられていました。人間とは異なる次元におり、何の前触れもなく現れるものとして、認識されていたと言います。このことから「神出鬼没」が、現在の意味で使われるようになりました。

「神出鬼没」の類義語・言い換え表現は?

「神出鬼没」のように、素早く現れては消える存在を表現した言葉は、他にもいくつかあります。これらの類義語を知ることで、さまざまな言い換え表現ができるようになります。もちろん、類義語だけでなく「神出鬼没」であることを表現する方法は、他にもあります。本章では、「神出鬼没」の類義語と合わせて、言い換え表現についても解説していきます。

神出鬼没

似た意味の3つのことば・3つの言い換え
  1. 「神出鬼没」の類義語
  2. 「神出鬼没」の言い換え表現

「神出鬼没」の類義語

「神出鬼没」と似た意味で使われる言葉には、以下のようなものがあります。

・出没自在(しゅつぼつじざい)
・鬼出電入(きしゅつでんにゅう)
・神変出没(しんぺんしゅつぼつ)

「出没自在」とは、自由に登場したり隠れたりできる様子を表した四字熟語です。「神出鬼没」とほぼ同じ意味で用いられています。「鬼出電入」は、目にも留まらぬ速さで現れ、そして消えていく様を表現する言葉です。最後の「神変出没」は、人間に計り知れない、または予測できないような変化を遂げるものを指して使われます。

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