心機一転したい
気持ちを切り替えたいと思っているときは、「心機一転したい」と表現できます。まだ気持ちは切り替えられなくても、心機一転したいという思いを口に出すことで、より良い方向に変化が訪れるでしょう。例文をご紹介します。
・どうも私は物事を悪くとる癖があるらしい。こんな自分から【心機一転したい】と切に願う。
・毎日毎日子どものお弁当作りで本当に疲れた。メニューもワンパターンで子どもからの評判も良くない。もっとお弁当作りを楽しめるように【心機一転したい】。
・【心機一転したい】という気持ちはあるけれど、なかなか思うようにはできないものだ。
心機一転を図る
「心機一転したい」という気持ちを持つことから一段階進んだ状態が「心機一転を図る」です。どのようなシチュエーションで使えるのか、例文を通して探っていきましょう。
・いつもと同じような気持ちで営業に出ていると、仕事がつまらなく思えてくる。【心機一転を図って】、入社したときのフレッシュな気持ちを思い出そう。
・【心機一転を図った】ものの、思うようにはリフレッシュできなかった。何に問題があるのだろうか。
・【心機一転を図る】といって、彼はいなくなってしまった。今頃どこで何をしているのだろう。
「心機一転」の四字熟語の類語をご紹介
「心機一転」という言葉には、似たような意味の類語が多数あります。四字熟語のなかにも、「心機一転」の類語は少なくありません。
「気分一新(きぶんいっしん)」
例えば「気分一新(きぶんいっしん)」は、「心機一転」と同じく気持ちを新しくすることを意味する言葉です。環境が変わったときなど、何か気持ちを変えるきっかけがあったときに使うことがあります。
「緊褌一番(きんこんいちばん)」
また、「緊褌一番(きんこんいちばん)」は、気持ちを新しくすることや決意することを表す言葉です。「緊褌」とは「ふんどしをきっちりと締めること」を指し、「一番」とは「大切なとき」を指します。つまり、ここ一番の大切なときに心して臨むといった状況で使うことができるでしょう。
「気分転換」
そのほかにも、「気分転換」も気持ちを切り替えるという意味で、「心機一転」と似た言葉です。しかし、「気分転換」は単にリフレッシュするというニュアンスなので、何か新しく物事に取り組もうというポジティブな思いは表現できません。
まとめ
「心機一転」はポジティブな方向に気持ちを切り替えるときに用いる言葉です。ビジネスで環境や立場が変わったとき、新しい気持ちで何かを始めたいときなどに、使うことができるでしょう。
また、日常生活でも気持ちを切り替えるシーンはよくあります。気持ちを切り替えていないときでも、今後切り替えたいという思いを「心機一転」の言葉を使って表現できるでしょう。
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