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LIFESTYLE雑学

2022.05.21

「裁量」ってどういう意味?言葉の使い方と類語も紹介

「裁量」は、職場でもよく使われている言葉ですが、正確な意味をよく知らないという人は多いのではないでしょうか?「裁量」の意味や「裁量」が使われている言葉、さらに日常やビジネスシーンにおいての使い方を解説します。

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裁量の意味や読み方とは?

たとえば職場で、「これはあなたの裁量に任せます」と言われたことがありませんか?「裁量」とは一体どういう意味なのでしょうか。まずはじめに、裁量の意味と語源を解説します。

裁量とは言葉意味使い方例文類語

自分の意見で判断すること

裁量とは自分で考えて判断し処理を行う、という意味です。周りからの指示に従うのではなく、物事に対して自分自身で考え判断した上で行動するときに使われます。たとえば「あなたの裁量に任せます」と言われた場合なら、それはあなたが自分で考えて決めてください、という意味に。ただし、他人の行動を判断することは裁量とは言いません。あくまでも、自分に委ねられた選択や決断に対して、自分自身で判断するということです。

裁量の語源

裁量は、もともと法律や行政の分野の言葉でした。徐々に一般的にも使われていき、近年ではビジネスシーンでもよく用いられるようになりました。裁量には、裁く・量るという2つの文字が使われています。

裁には物事の良し悪しを判断し、うまく処理するという意味があり、一方、量は推し量るという表現もあるように、人の気持ちを察する、見当をつけるといった意味を含んだ言葉です。どちらも判断するという意味合いの文字で成り立っていることから、裁量は「見当をつけて判断し、うまく処理する」の意味であることが分かります。

裁量の使い方を例文でチェック

裁量の意味は分かったものの、実際の使い方が分からない人もいるかもしれません。ビジネスシーンなどで正しく使いこなせるように、使い方や例文を見ていきましょう。

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裁量の使い方

自分で考えて判断し処理を行う、という意味の「裁量」は、日常生活のさまざまな場面で使えます。たとえば、飛行機の機内食で肉か魚かを聞かれて、肉を選んだとします。このとき、自分の判断によって選択の決定を行っているため、「自分の裁量で肉に決めた」と言うことができるのです。義務を伴ったり周りからの指示に従ったりするのではなく、自由に決められる場面で使う言葉であることがポイントです。

裁量を使った例文

裁量は、実際にはどのような使い方をするのか、いくつか例文を紹介します。まずは、一般的な使い方を見てみましょう。

●長年ためた貯金をどう使うかは、あなたの裁量に任せます
●ここが正念場だが誰もが決めかねていたので、最終的に監督の裁量に委ねた

ビジネスシーンでは、以下のように使えます。

●予算の使い方は上司の裁量で決められる
●受け持つ案件の時間配分は、自分の裁量で変えられる
●ベンチャー企業は、勤務年数にかかわらず社員に裁量を与えていることが多い
●弊社は個人の裁量に任せることを方針としています
●マニュアル化されている仕事では、個人の裁量の余地はない

「裁量+○○」の言葉とは?

裁量と他の漢字から構成される言葉には、どのようなものがあるのでしょうか?代表的な3つの言葉を例にして、具体的に解説します。

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裁量権

裁量権とは、もともとは行政庁が処分を行う権限のことを指しますが、ビジネスシーンでは個人が自分の考えで物事を決定する権利のことを表します。「裁量権が大きい」「裁量権を持つ」などのように使われ、どちらも仕事に対する意思決定権があることを表現する言い方です。

裁量権があると、できる仕事が増えたりチャンスも多くなったりしますが、同時に自分が決めたことへの責任が伴うことも忘れないようにしましょう。

裁量労働制

裁量労働制とは、会社が労働時間を指定するのではなく、社員自身が自分で働く時間を決められる制度のことです。基本的に、会社が定めた労働時間より長く働いても短く働いても、決められた賃金が支払われるのが特徴です。

ただし、この制度は全ての職種に適用できるわけではありません。「業務を行う上での手段・方法・時間配分など、社員の裁量に大幅に委ねられる仕事」として定められた19種類の職種に対してのみです。たとえば、新商品の研究や情報処理システムの分析・設計、また建築士やテレビ・映画などのプロデューサーといった職種が挙げられます。自分の裁量で労働時間を自由に設定できるので、より高い成果を期待できるメリットがあります。

(参考:厚生労働省

自由裁量

自由裁量には、法律的な意味と一般的な意味の2種類があります。法律的には、「しっかりと法律が定まっていないことに対して、一定の範囲内で行政庁の各機関による自由な判断・行為を行うことが許されること」。一般的には、「周りから指図されたり精神的な拘束を受けたりせず、自分の意思で自由に判断し選択できる」という意味があります。

裁量の類語にはどのようなものがある?

裁量と同じような意味を持つ類語も知っておくと、裁量についての理解をより深めることに役立つでしょう。ここでは3つの類語の意味と例文を紹介します。

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自由意志

自由意志とは、ほかからの強制や拘束を受けず、行動や選択を決められる意志のこと。自分の行動を自分で決めるという点では裁量と同じですが、意志という言葉があることによって、より自発的なニュアンスが強くなっています。また、心理学や哲学の分野において、研究テーマとして扱われることもある言葉です。

●来るか来ないかは、あなたの自由意志で決めて良いです
●大学卒業後の進路に関しては、あなたの自由意志を尊重します
●人間は自由意志を持つ理性的な生き物だ

随意

随意の意味は、思いのままであることや制限や束縛などを受けていないこと。自由であることやその様子を表す言葉として使われます。

●時間が来たら随意帰っていただいて結構です
●コーヒーは無料ですので、どうぞご随意にお飲みください
●私が何を言ってもどうせ自分の思う通りにするんだから、どうぞご随意に

3つ目の例文にある「ご随意に」には、「勝手にやって」という投げやりな意味合いもあるので、使う場面や発言する相手には気を付けましょう。

任意

任意は、思いのままに任せる・その人の意志に任せるという意味で、個人の自由な判断に委ねるという意味合いがあります。「任意同行」「任意自動車保険」などの言葉もあるように、行政や法律の用語として用いられることも。また、数学の分野では無作為に選ぶという意味で使われます。

●このオプションを付けるかどうかは任意です
●警察に任意同行を求められた
●任意に決めた数字を使って計算する

「裁量」の意味を正しく知って生活に活かそう

裁量は、もともと法律や行政用語として使われていたものが、一般的にも使われるようになった言葉です。ビジネスシーンにも浸透している表現なので、職場で聞いたことがある人もいるでしょう。裁量権や裁量労働制など、「裁量」が使われた言葉も知っておくと、仕事の上で役に立つことがあるかもしれません。裁量の意味をよく理解し、例文を参考にアレンジして、日常生活で正しく使ってみましょう。

裁量とは言葉意味使い方例文類語

写真・イラスト/(C)Shutterstock.com

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