乾麺にハマったきっかけは朝ごはん屋で食べたひと皿の台湾冷麺
台湾現地で口にした朝ごはんの中で印象に残っているものに「冷麺」があります。台湾では「涼麵 (Liáng miàn) 」と呼ばれ、人気メニューのひとつ。
黄色い中太麺の表面は脂分でコーティングされているものが多く、ボソッとした硬めの食感がなんともユニーク。トッピングはきゅうりや人参の千切りだけと非常にシンプルで、これに香り高い白胡麻ダレをたっぷりと絡めいただくのが定番。
▲ お値段はひとつ35元 (当時のレートで約¥120) ほどが一般的。第一印象は「懐かしい味」!
そしてこの冷麺がきっかけで私は気がつけばすっかり乾麺派に。
〝おうちごはん〟でも重宝する台湾の乾麺
台湾といえば牛肉麺や麵線などあたたかい汁麺のほうがメジャーなイメージですが、実は汁なしの乾麺も同じくらいの愛されグルメ。
トッピングはシンプルなものが多く、汁を別途つくる必要がないので家でも実践しやすく、台湾に気軽に行くことができない今、わが家でも頻度高めで食卓に並びます。
▲ 私が朝ごはん屋でよくお出ししている黒胡麻坦々麺。ピーナッツやアーモンドのグラインドでアレンジを利かせています。
肉燥麵 (=肉そぼろ入りの麺)、搾菜肉絲麺 (=ザーサイと細切り豚肉入りの麺)、麻油麵線 (=生姜と胡麻油入りの麺) など、日本のスーパーでも手に入る材料で手軽につくれ、主食にも一品料理にもなるのが乾麺のよいところ。
今日は異国の味が恋しい! というときには、ぜひ試してみてください。
【続】
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ライター
有田 千幸
外資系航空会社のCA、建築設計事務所の秘書・広報を経てライターに。ニュージーランド・台湾在住経験がある日・英・中の トリリンガル。環境を意識したシンプルな暮らしを心がけている。プライベートでは一児の母。ワインエキスパート。中医薬膳師。家庭薬膳アドバイザー。@chiyuki_arita_official