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2022.02.16

台湾の愛されグルメ「乾麺」は おうちごはん にもおすすめ!【台湾の朝ごはん】

台湾生活の中で私がいちばん衝撃と感銘を受けたのは何といっても “朝ごはん文化”。種類の豊富さ、グツグツモクモクが掻き立てる高揚感、そしてそれをお目当てにしてかしないでか朝早くからアクティブに活動する現地の人々。台湾という国が今のこの世の中でサバイバーとして経済活動を続けられている秘密はきっと「朝ごはん」にある、私にはそんな気がしてなりません。だから私も始めてみることにしました、朝ごはん屋さん。連載第96回目となる今回は、「台湾の乾麺」について。

Text:
有田 千幸
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乾麺にハマったきっかけは朝ごはん屋で食べたひと皿の台湾冷麺

台湾現地で口にした朝ごはんの中で印象に残っているものに「冷麺」があります。台湾では「涼麵 (Liáng miàn) 」と呼ばれ、人気メニューのひとつ。

黄色い中太麺の表面は脂分でコーティングされているものが多く、ボソッとした硬めの食感がなんともユニーク。トッピングはきゅうりや人参の千切りだけと非常にシンプルで、これに香り高い白胡麻ダレをたっぷりと絡めいただくのが定番。

(C)Shutterstock.com

▲ お値段はひとつ35元 (当時のレートで約¥120) ほどが一般的。第一印象は「懐かしい味」!

そしてこの冷麺がきっかけで私は気がつけばすっかり乾麺派に。

〝おうちごはん〟でも重宝する台湾の乾麺

台湾といえば牛肉麺や麵線などあたたかい汁麺のほうがメジャーなイメージですが、実は汁なしの乾麺も同じくらいの愛されグルメ。

トッピングはシンプルなものが多く、汁を別途つくる必要がないので家でも実践しやすく、台湾に気軽に行くことができない今、わが家でも頻度高めで食卓に並びます。

▲ 私が朝ごはん屋でよくお出ししている黒胡麻坦々麺。ピーナッツやアーモンドのグラインドでアレンジを利かせています。

肉燥麵 (=肉そぼろ入りの麺)、搾菜肉絲麺 (=ザーサイと細切り豚肉入りの麺)、麻油麵線 (=生姜と胡麻油入りの麺) など、日本のスーパーでも手に入る材料で手軽につくれ、主食にも一品料理にもなるのが乾麺のよいところ。

今日は異国の味が恋しい! というときには、ぜひ試してみてください。

【続】

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ライター

有田 千幸

外資系航空会社のCA、建築設計事務所の秘書・広報を経てライターに。ニュージーランド・台湾在住経験がある日・英・中の トリリンガル。環境を意識したシンプルな暮らしを心がけている。プライベートでは一児の母。ワインエキスパート。中医薬膳師。家庭薬膳アドバイザー。@chiyuki_arita_official

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