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2022.02.19

今更聞けない「雨降って地固まる」の意味や由来とは? 使い方や類語、英語表現を解説

日常生活で使われることも多い「雨降って地固まる」という言葉。よく見聞きするからこそ、意味をしっかりと押さえておきましょう。今回は「雨降って地固まる」の意味や由来から使い方、類語まで解説します。

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「雨降って地固まる」の意味や由来とは?

「雨降って地固まる」という言葉を聞いたことがありますか? 日常生活で喧嘩したあとや結婚式のスピーチなどで、使われることの多い言葉です。会話の中で出てきた時のために意味をしっかりと押さえておきたいもの。そこで、今回は「雨降って地固まる」の意味や由来、使い方、類語などを解説します。

雨降って地固まる意味例文使い方類語言い換え英語

意味

「雨降って地固まる」の意味は以下の通りです。

もめごとなど悪いことが起こったあとは、かえって基盤がしっかりしてよい状態になることのたとえ。(<小学館デジタル大辞泉>より)

「雨降って地固まる」とは、喧嘩やトラブルが起きた後の方が、以前より状態が良くなり、結束力が強くなること

例えば、チーム同士で喧嘩をして言い合いになっている場面があったとします。周囲の人は、「このまま仲間割れするのではないか?」とヒヤヒヤしますが、喧嘩して本音をぶつけ合ったことで、ますますチームの絆が深まった、ということも日常生活では多々あることです。

このように、悪いことが起きたおかげで以前より関係が良くなることを「雨降って地固まる」というのです。

由来

「雨降って地固まる」の由来は、雨が降った後の土の状態にあります。通常雨が降ると、地面がぬかるんで歩きづらく、服も濡れるため面倒なことが多いもの。そのため、雨=嫌なことと思う人も多いのではないでしょうか。

しかし、雨が降った後ほど、土は固まり、しっかりとした地盤ができ上がることもあります。このように、雨や面倒なことが起きた後の方が、かえって良い結果や安定した状態になることから「雨降って地固まる」ということわざができました。

使い方を例文でチェック!

日常生活ではどのような状況を「雨降って地固まる」というのでしょうか。具体的な例文を挙げるので、使い方をチェックしてみましょう。

雨降って地固まる意味例文使い方類語言い換え英語

1:チーム内で争ってばかりいたが、県大会で優勝したことでより絆は深まったようだ。雨降って地固まるとはこのことだね

「雨降って地固まる」は、主に喧嘩していた人同士の関係が良くなった時に使用されます。大抵は、争いの様子を側で見ていた第三者が「あの時はどうなるかと思ったけれど、無事に仲がよくなってよかったね」という場合が多いでしょう。

2:雨降って地固まるように二人の絆はより強固なものになっていった

「雨降って地固まる」は、喧嘩やトラブルなどを乗り越えて信頼関係が深まったことが伝わる表現です。喧嘩したカップルなど恋愛関係で使われることが多い傾向にあります。あくまでも関係が良くなった時に使われる言葉なので、喧嘩して仲が悪い状態や、関係がギクシャクしている時には適さないことに注意しましょう。

3:時には喧嘩ばかりしていた私たちですが、雨降って地固まるというように無事結婚することとなりました

「雨降って地固まる」は、結婚式のスピーチで度々使われます。新郎新婦が今までの自分たちのなれそめを説明し、時には大変な時期もあったと振り返る時に使うことも多いです。

または、その様子をそばで見ていた友人や家族が使うこともあるでしょう。「色々なことがあったおかげで今がある」というニュアンスを含んだ表現です。

類語や言い換え表現とは?

「雨降って地固まる」の類語には、「禍を転じて福となす」「怪我の功名」「塞翁が馬」などがあります。いずれも一度は耳にしたことがあることわざではないでしょうか。それぞれの意味を詳しくみていきましょう。

雨降って地固まる意味例文使い方類語言い換え英語

1:禍を転じて福となす

禍を転じて福となす」は「災い転じて福となす」ということもあります。意味は以下の通りです。

わざわいに襲われても、それを逆用して幸せになるように取り計らう。(<小学館デジタル大辞泉>より)

たとえ悪いことが起きても、それをうまく利用して幸せになることを「禍を転じて福となす」といいます。「禍」や「災」は、「病気や天災など悪い結果をもたらすこと」という意味です。

一方「福」は、「運がいいこと、幸運」を表すので、正反対の意味です。不幸なことを幸運なことに逆転させるところが「雨降って地固まる」と共通しています。

《例文》
・喧嘩が絶えない夫婦だったが災い転じて福となす、子供が生まれてからはすっかりおしどり夫婦だ

2:怪我の功名

怪我の功名(こうみょう)」の意味は以下の通りです。

過失と思われたこと、なにげなしにやった事が、意外によい結果になること。(<小学館デジタル大辞泉>より)

例えば会社に遅刻したり、仕事で失敗をしてしまうなど、ツイてないと思うようなことがあった後に、思いがけずラッキーなことが起きることを「怪我の功名」といいます。大体はささいな不運を帳消しにしてくれるようないい出来事が起きた時に使われる言葉です。

《例文》
・風邪をひいて学校を休んでいたら、好きな子が連絡をくれた。怪我の功名とはこのことだ

3: 塞翁が馬

塞翁が馬」とは、「さいおうがうま」と読みます。意味は以下の通りです。

人生の禍福は転々として予測できないことのたとえ。(<小学館デジタル大辞泉>より)

人生の幸・不幸は変わりやすいものなので、幸福を過剰に喜ぶ必要もなければ、不幸に嘆く必要もないということです。「雨降って地固まる」のように、一見雨が降って面倒に思えることでも、地面が安定して良いという利点があります。目先の幸不幸にとらわれない姿勢が大切なのかもしれません。

《例文》
・塞翁が馬という言葉があるように人生とは予想できないことの連続だ

英語表現とは?

「雨降って地固まる」を直訳する英語はありませんが、似た言葉でニュアンスを伝えることはできます。

・「After rain comes fair weather. (雨の後は良い天気になる)」
・「Adversity builds the foundations.(逆境が基礎を築く)」

最後に

「雨降って地固まる」とは、「もめごとなど悪いことが起こった後は、かえって基盤がしっかりして良い状態になることのたとえ」です。悪いことが起きている時は無我夢中でそれを乗り越えようとするため、大変なことが多いもの。

しかし、後になって振り返ると「あの出来事があったからこそ今がある」と思えるのも事実です。似た意味を持つ類語も併せて覚えて、適切な場面で使い分けてみましょう。

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