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2022.05.24

【帯に短し、襷に長し】の意味は? |今さら聞けないことわざ

「帯に短し襷に長し」は、中途半端で役に立たないことを意味します。なんとなく分かった気になっている言葉でも、正しい意味や使い方を確認すると理解度が格段にアップするはずです。今回は、「帯に短し襷に長し」の意味や由来、使い方のポイントをご紹介します。

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「帯に短し、襷に長し」の意味と由来

「帯に短し襷に長し」の正しい読み方は……「おびにみじかしたすきにながし」でした!

帯に短し、襷に長し

中途半端で役に立たないことを意味する言葉で、帯と襷の長さが由来となっています。

今回は、普段あまり耳慣れない、「帯に短し襷に長し」という表現の意味と由来をご紹介します。詳しい言葉の意味や成り立ちを知ることで、知識を定着させていきましょう。

意味は中途半端なこと

中途半端で役立たずというマイナスな状態を例えた言葉が「帯に短し襷に長し」です。デジタル大辞泉での解説も確認しておきましょう。

【帯に短し襷に長し】おびにみじかしたすきにながし
中途半端で役に立たないことのたとえ。

(引用〈小学舘 デジタル大辞泉〉より)

帯とは、和服の左右の重なりを押さえ、身幅や袖の長さを整えるために身に付ける衣服の一種です。着物を美しく整えるために欠かせないもので、実用性と装飾性を兼ね備えています。

一方の襷(たすき)は、和服の動きやすさを確保するために、袖をからげる紐のことです。

この帯と襷がどのように言葉の成り立ちに関わっているかは、次にご紹介します。

由来は帯と襷の長さ

帯は襷より長いということは想像がつくでしょう。一般的な帯と襷の長さは以下のとおりです。

・一般的な帯の長さ:約3.6~4.3m
・一般的な襷の長さ:約2.1~2.4m

両者の長さには1m以上の差があることが分かります。

つまり、用意されていた布が帯にするには短すぎて襷にするには長すぎて使えなかったことから、「帯に短し襷に長し」は中途半端で役に立たないことを表すようになりました。

「帯に短し、襷に長し」はビジネスシーンでも活用できる

「帯に短し襷に長し」は、ビジネスシーンでも出会うことのある言葉です。どのように活用されるかを見ていきましょう。

帯に短し、襷に長し

知識や能力不足の状況を表す

「帯に短し襷に長し」は、知識や能力が充分ではないことを指しても使われます。

仕事を上手くこなすためには、状況判断能力やコミュニケーション能力などさまざまなスキルが必要とされます。そこで、知識や技能が必要なレベルに達しておらず中途半端な様子を指して、「帯に短し襷に長し」が使えるのです。

形あるもの以外にも使える点は押さえておくとよいでしょう。

「帯に短し、襷に長し」の類義語

「帯に短し襷に長し」の類義語として次の3つの言葉をご紹介します。

帯に短し、襷に長し

・褌には短し、手拭には長し
・次郎にも太郎にも足りぬ
・あちらを立てればこちらが立たず

最も意味が似ている類似表現は、「褌には短し手拭には長し」で、言い換え表現として使用できます。

それぞれの言葉の意味や微妙なニュアンスの違いに注目して解説します。

【類義語1】褌には短し、手拭には長し(ふんどしにはみじかし、てぬぐいにはながし)

「帯に短し襷に長し」とほぼ同じ意味で使えるのが、「褌には短し手拭には長し」です。

言葉の成り立ちも同様に、褌にするには短すぎ、手拭にするには長すぎる布が使い物にならなかったことからできた言葉です。

ちなみに一般的な褌の長さは2m程度、手拭の長さは1ⅿ前後とされています。

中途半端でどっちつかずな状況を指して利用できるでしょう。

【類義語2】次郎にも太郎にも足りぬ

「次郎にも太郎にも足りぬ」も、中途半端なさまを表す言葉です。太郎であれば長男、次郎であれば次男というイメージを持つ方もいらっしゃるでしょう。そこから、太郎を1番、次郎を2番に例えられます。

「次郎にも太郎にも足りぬ」は、言い換えると「2番にも1番にも届かない」となります。1番でも2番でもない、中途半端な3番目以降を表すことわざです。

【類義語3】「あちらを立てればこちらが立たず」

「あちらを立てればこちらが立たず」は、人間関係を表す際によく用いられる表現で、両者に納得してもらえる解決策が出せずにいるさまを指します。

一方に合わせて対応をすれば、他方で不満の声が上がるなど、人間関係のジレンマを表現している言葉です。中途半端な態度を取ってしまったために、板挟みになってしまうような場合に使えるでしょう。

「帯に短し襷に長し」と同じように中途半端なことを意味しますが、主に人と人との関係を指して使われるのがポイントです。

「帯に短し、襷に長し」の使い方と例文

「帯に短し襷に長し」は、中途半端で役立たずなことを話す際に使えます。どっちつかずで使い物にならない物を指して使うのはもちろん、知識や能力が足りない状況を指しても使える言葉です。

帯に短し、襷に長し

ここからは、「帯に短し襷に流し」の使い方のポイントと、自然に使いこなすヒントになる例文をご紹介します。使い方をマスターすれば、きっと語彙力アップできるはずです。

中途半端で役立たないことを指して使う

どっちつかずな状態を指して使うのが、「帯に短し襷に長し」です。

せっかく購入したものが、中途半端で使い物にならない場合も、「帯に短し襷に長し」を使って表現できます。例えば、真冬に着るにはは寒すぎ、春に着るには暑すぎて、なかなか着られないコートなどを表現することができるでしょう。

また、知識や能力の不足を指して使う場合は、自分にちょうどよいレベルの参考書が見つからないなど、ピッタリのものが探せない状況を言い表すことができます。

「帯に短し襷に長し」を使った例文

例文に多く触れることは、表現を実際に使ってみる自信につながります。「帯に短し襷に長し」の例文をご紹介します。

【例文】
・中学生の息子用に購入したマスクが【帯に短し襷に長し】で、彼には大きすぎて私には小さすぎた。
・まさに【帯に短し襷に長し】で、求めている難易度の問題集を見つけるのに苦労した。
・私の英語力は日常会話は問題なくても、まだまだビジネスでは通用せず、【帯に短し襷に長し】といったところだろう。

まとめ

「帯に短し襷に長し」は、帯にするには短く襷にするには長すぎる布からできた言葉で、中途半端で使い物にならないことを意味します。

帯に短し、襷に長し

あまり普段耳にしない表現かもしれませんが、意外と使い勝手のよい言葉でもあります。類似表現とのニュアンスの違いを理解しながら使いこなしてみましょう。

日々努力を積み重ねて、どっちつかずな状況を打破しようと考えている時に、今回ご紹介した「帯に短し襷に長し」という言葉を思い出してみてくださいね。

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