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2022.02.25

今さら聞けない!「豚に真珠」の正しい意味は?

「豚に真珠」は、元々は西洋のことわざ。ネガティブな意味合いをもつ表現のため、使うシーンには注意が必要です。今回は、「豚に真珠」の意味や使い方、類語表現について解説します。

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「豚に真珠」の意味や読み⽅とは? 

 元々は西洋のことわざだった「豚に真珠」。知ってはいるものの、普段あまり使うことのない言葉かもしれません。

どんな時にどのように活用できるのかを、例文・類語・英語表現を含めて紹介します。

豚に真珠意味使い方例文類語英語とは

読み⽅と意味

「豚に真珠」は「ぶたにしんじゅ」と読みます。「豚に真珠を与えても価値がわからない」ということから派生して、「価値がわからないものに、価値のあるものを与えても無駄である」ことのたとえです。

由来は、キリスト教の経典である新約聖書のマタイ伝7章に書かれています。イエス・キリストが「真珠を豚に投げるな」と語ったとされるフレーズです。この英語表現について、詳しくは後述します。

ビジネス等で使う時の注意点

「豚に真珠」は、相手を見下してけなす表現として使われる言葉のため、使う際には注意が必要です。ビジネスシーンなどでは使わずに、近しい人同士で、愚痴をいう時などにとどめておきましょう。

使い⽅を例⽂でチェック

それでは、「豚に真珠」の使い方を見ていきましょう。例文で3つ紹介します。

豚に真珠意味使い方例文類語英語とは

1:「彼女にブランド品をプレゼントしても、興味がないから豚に真珠だよ」

「豚に真珠」は、「高価なもの」と「価値のわからないもの」の対比で成り立っている慣用句。何か高価な贈り物をしても、相手がその価値を理解できない時に、使うのにぴったりな表現です。

2:「彼はスマホの最新機種を買ったが、使いこなせず豚に真珠だった」

「豚に真珠」は、「無駄になっている」ことを表現するのにも使えます。この例文のように、それなりの値段をかけて買ったものを、使いこなせず、無駄になってしまったような状況にも活用できます。

3:「彼女が美しいドレスを着ても、豚に真珠だ」

これは、誤用の例文です。「豚に真珠」の使い方でよく間違われるのが、「似合っていないこと」を表すケースです。「豚に真珠」はあくまでも「価値がわかっていない」ことや「凡人が高級なものの価値がわからない」といった意味になるので、使い方には気をつけましょう。

類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある? 

次に、「豚に真珠」の類語や言い換え表現を3つ紹介します。一緒に確認しましょう。

豚に真珠意味使い方例文類語英語とは

1:「馬の耳に念仏」

「馬の耳に念仏」は「うまのみみにねんぶつ」と読み、「馬を相手に念仏を唱えても意味がない」つまり「聞く耳を持たないものに、どんな良いことを言っても効果がない」という意味です。

昔は「馬に念仏」と言われていたものが、江戸時代中頃に、漢語「馬耳東風」に由来する「馬の耳に風」と一体化して、「馬の耳に念仏」になったといわれています。

以前は「兎に祭文」「犬に論語」「牛に経文」「猫に経」など動物にありがたい言葉をかけた言い回しが存在していましたが、現在は「馬の耳に念仏」が最も使われているといえるでしょう。

2:「猫に小判」

「猫に小判」は「ねこにこばん」と読み、「猫に小判を差し出しても、その価値を理解できない」ことを意味しています。そこから転じて「そのものの価値を理解できない人には、何の意味もないこと」という意味で使用されています。

「猫」と「小判」の組み合わせで、思い浮かぶのが「招き猫」。ですが、「猫に小判」と「招き猫」は、特に関係性はありませんので、混同しないように気をつけましょう。

3:「分不相応」

「分不相応」は「ぶんふそうおう」と読み、「その人の能力や身分などに合っていない」「身の程知らず」という意味です。

「分不相応」の「分」は「身分」の意味で、日本史の授業で習う昔の「公家」や「武士」、「華族」や「貴族」、「平民」であったり、江戸時代の身分制度「士農工商」などが当てはまります。権力のある者が、支配をしやすくするために、制定したものを身分といいます。現在では、「身の丈にあっていない」「相応しくない」と感じる時に使う四字熟語です。

英語表現とは? 

最後に「豚に真珠」の英語表現を紹介します。一緒にチェックしましょう。

1:「pearls before swine」

pearls before swine」は、アメリカのコミックのタイトルにもなっている、英語圏ではポピュラーな言い回しです。読み方や意味の項目でも説明したとおり、聖書から来ています。「マタイの福音書」の中にある「Cast pearls before swine」つまり「真珠を豚に投げるな」からの引用です。

通常、「pearls before swine」の前に「Cast」や「casting」をつけて、「It is casting pearls before swine」や「Do not throw pearls before swine」と使います。和訳する時は、「豚に真珠」や「猫に小判」と訳すのが一般的です。

2:「Caviar to the general」

Caviar to the general」はシェイクスピアの『ハムレット』という作品の中で使われたフレーズで、英語圏ではよく使われます。「Caviar」はチョウザメの卵巣をほぐした高級食材で、日本でもオードブルなどを中心に使用されている「キャビア」のことです。

ヨーロッパでは魚卵全般を「Caviar」と表記される一方、ロシアでは魚卵はすべて「イクラ」と呼ばれます。意味は「高級すぎて一般のものには価値がわからないもの」で、そこから転じて「豚に真珠」や「猫に小判」の英語表現として使います。

3:「A nod is as good as a wink to a blind horse」

A nod is as good as a wink to a blind horse」は、昔有名なイギリスのロックバンドのアルバムのタイトルに使われたので、聞いたことのある方もいるかもしれません。直訳すると「目の見えない馬には頷きも目配せも通用しない」となり、和訳では同じ「馬」つながりで「馬の耳に念仏」と訳されることが多いです。文脈によっては、「豚に真珠」と表現することもあります。

最後に

「豚に真珠」について、例文・類語・英語表現と紹介しました。聞いたことはあっても使う機会がないと、うろ覚えのままで、意味を間違って使ってしまうこともあるかもしれません。これを機に、しっかり覚えておきたいところです。

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