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LIFESTYLE 四字熟語

2023.12.20

ビジネスシーンでも使える【平身低頭】ってどういう意味?

 

類義語は「ひれ伏す」など

「平身低頭」の類義語である「ひれ伏す」は、額が地面につきそうなほど身を低くして頭を下げることです。「ひれ伏しながら泣いていました」などのように使います。

「土下座する」は誠意を見せるための動作のことで、地面や床にひざまずいて謝罪の気持ちを示す様子を表します。「許しを乞う」とは、自分の非を認めたうえで許してもらえるように頼むことです。「土下座する」と「許しを乞う」を合わせて、「土下座して許しを乞う」という形で使うこともあります。

膝を折る」は頭を下げる様子を表す言葉です。相手に屈服するというニュアンスを含みます。

四字熟語は「三拝九拝」など

「三拝九拝」とは何度もお辞儀することです。謝罪するときだけではなく、お願い事をする場面や、感謝の気持ちを表したいときにも使えます。例えば、「三拝九拝してお願いしているが、なかなか認めてもらえない」「三拝九拝して敬意を示す」などの形で使うことが多いです。

「奴顔婢膝」は、気に入ってもらえるように媚を売ることや、へりくだった態度をとることを表します。主な使い方は「彼は奴顔婢膝している」などです。

「平身低頭」の対義語・反対の意味の四字熟語

「平身低頭」には、類義語のほかに対義語や反対の意味をもつ四字熟語もあります。主な表現を以下にまとめました。

平身低頭

【対義語】
・威張る(いばる)
・そっくり返る
・肩で風を切る

【反対の意味の四字熟語】
・傲岸不遜(ごうがんふそん)
・傲慢不遜(ごうまんふそん)

類義語だけではなく反対の意味を表す言葉も知っておくと、「平身低頭」の理解がさらに深まるでしょう。ここでは、「平身低頭」の対義語や反対の意味の四字熟語について解説します。

反対の意味の3つのことば・2つの四字熟語
  1. 対義語は「威張る」など
  2. 四字熟語は「傲岸不遜」など

対義語は「威張る」など

「威張る」とは、意地や威勢を張って偉そうな態度をとることです。「彼は部下に威張る人だ」「手柄を威張る」などの使い方が基本です。

「そっくり返る」は漢字で「反っくり返る」と書き、威張って体を反らせる様子を表します。「私の上司はそっくり返っているだけで仕事をしない」「自信ありげにそっくり返る」などの形で使います。

「肩で風を切る」は、威勢が良くて得意げであることを意味する表現です。「一時は肩で風を切る勢いだった」のように使います。威圧するような態度で歩く様子をイメージするとわかりやすいでしょう。

四字熟語は「傲岸不遜」など

「傲岸不遜」は、威張って人を見下すことや、謙虚さを失っている様子を表します。「傲岸」と「不遜」は似たような意味をもつ熟語で、前者はおごり高ぶっていること、後者は思い上がっていることを指します。主な使い方は、「彼は傲岸不遜な人物だ」「彼女はいつも傲岸不遜な態度のため、周囲からよく思われていない」などです。

「傲岸不遜」に似ている表現に「傲慢不遜」が挙げられます。「傲慢不遜」は調子に乗って人を見下す様子を意味する言葉で、「傲岸不遜」と大きな違いはありません。「傲慢不遜にならないよう注意する」といった形で使います。

まとめ

「平身低頭」とは、誠意を込めてひたすら謝罪することです。頭が地面につくほど身を低くして、相手に頭を下げる様子を表します。

平身低頭

「低頭平身」と書くこともあり、どちらも同じ意味で使えます。ただし、「平身底頭」は誤りのため、漢字の使い方を間違えないように注意が必要です。「平身低頭」の意味や使い方、似ている表現などを正しく理解しておきましょう。

写真・イラスト/(C) Shutterstock.com

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