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LIFESTYLE雑学

2022.06.06

【甲斐甲斐しい】の正しい意味は? 類語と対義語もあわせて覚えよう

「甲斐甲斐しい」とはテキパキと働く、有能で頼れるなどを意味する言葉として用いられます。基本的には褒める言葉ですが、シチュエーションによってはニュアンスが変わるので注意が必要です。どのようにニュアンスが変わるのか、また、類語や対義語も例文を使ってご紹介します。

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「甲斐甲斐しい」とはテキパキと働く様子を表す言葉

「甲斐甲斐しい(かいがいしい)」とは、手際よくテキパキと働く様子を指す言葉です。また、見返りを求めずに一生懸命に何かに打ち込んでいる様子や、健気(けなげ)な様子を指すときにも使うことがあります。

また、古文の中では頼もしい様子や物事がはっきりとしている様子、思い通りに動く様子などにも使われることも少なくありません。言葉の意味が広いので、前後の文章から正確に判断するようにしましょう。

【甲斐甲斐しい】かいがいしい
形かひがひ・しシク
1.動作などがいかにも手ぎわよく、きびきびしているさま。「―・く立ち働く」「―・いエプロン姿」
2.骨身を惜しまずに仕事に打ち込むさま。けなげだ。「―・く看病する」
3.効果がはっきり現れるさま。物事が期待どおりになるさま。
「いみじう急ぎたたせ給ふもことわりなり。よろづに―・しき御ありさまなり」〈栄花・初花〉
4.頼りがいのあるさま。頼もしいさま。
「年老い、身―・しく候はで」〈義経記・八〉

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「甲斐」は当て字!語源となる古語をご紹介

「甲斐甲斐しい」と漢字で書くこともありますが、実際のところ「甲斐」は当て字で、平仮名で「かいがいしい」と書くほうが正確です。

なお、「~するだけの価値がある」という意味で「甲斐がある」と表現することもありますが、この場合の「甲斐」も当て字で、実際は平仮名で「かいがある」と書くほうが正しいとされています。

「甲斐甲斐しい」の語源となるのは「かふ」という古語です。漢字では「代ふ」や「替ふ」と書き、物事の代わりとなることを指します。つまり、「甲斐甲斐しい」とは、「代わりとなって働くことができる」あるいは「同じ効果を期待できる」という意味が語源だと考えられるでしょう。

「甲斐甲斐しい」人とは?例文もご紹介

甲斐甲斐しい」という言葉は「人」を指すときに使うことが一般的です。「甲斐甲斐しい」人といえば、テキパキとよく働く人、頼りがいがある人をイメージすることができるでしょう。いくつか例文をご紹介しますので、「甲斐甲斐しい」人の雰囲気をつかんでください。

【例文】
・彼女はいつも一生懸命仕事に取り組む。【甲斐甲斐しい】人とは彼女のような人のことだろう。
・彼は【甲斐甲斐しく】母親の看病をしている
【甲斐甲斐しく】エプロンを締め、調理作業を一つひとつ終わらせている。見ていて清々しいほどの手際の良さだ。

「甲斐甲斐しい」人にはネガティブな意味もある

「甲斐甲斐しい」という言葉は表裏なくテキパキと働く様子、あるいは一生懸命仕事に取り組んでいる様子を示すので、基本的には褒め言葉です。しかし、あえて嫌味の意味で使うこともあります。次のように「甲斐甲斐しい」という言葉を使っているときは、もしかしたら嫌味で言っているのかもしれません。

【例文】
・彼女の【甲斐甲斐しい】様子を見ていると、少し芝居がかっているようで不快になる。
彼の【甲斐甲斐しさ】はこれ見よがしな感じがする。本当に家でもあんなに【甲斐甲斐しく】看病しているのだろうか。

「甲斐甲斐しい」の類語・対義語をご紹介

「甲斐甲斐しい」と同じように、手際よく働く様子を指す言葉はいくつかあります。その中でも比較的よく用いる言葉としては、次の3つが挙げられるでしょう。

甲斐甲斐しい

・まめまめしい
・熱心だ
・はきはきと

また、「甲斐甲斐しい」とは反対に一生懸命物事に取り組んでいない様子を指す言葉としては、次のものが挙げられます。

・だらしない

類語と対義語のそれぞれについて、例文を挙げて詳しく使い方を解説します。

【類語1】まめまめしい

「まめまめしい」とは、真面目な様子、怠惰な様子を見せずに一生懸命に働く様子を指す言葉です。「甲斐甲斐しい」と似ていますが、身体をこまめに動かして何かをしているニュアンスが少し強いかもしれません。いくつか例文をご紹介します。

【例文】
・彼女の【まめまめしい】働きにより、山ほどあった仕事が少しずつ片付いている。
・【まめまめしさ】が彼の良さといえるだろう。いつも何かに一生懸命に取り組んで、怠けた様子を見せたことがない。
彼は【まめまめしく】妹の世話を焼いている。本当にかわいくて仕方がないのだろう。

また、「まめまめしい」は古語としても使われることがあります。古語では「真面目だ」あるいは「本気だ」という意味です。一生懸命に身体を動かすニュアンスはないので、現代語とは分けて理解するようにしましょう。

【類語2】熱心だ

物事に一生懸命に取り組む「甲斐甲斐しい」様子は、「熱心だ」と表現することもできます。ただし、「甲斐甲斐しい」という言葉は誰かのために何かをするときに使うことが多いですが、「熱心だ」は自分のために一生懸命に取り組むときにも使うことが可能です。

いくつか例文をご紹介しますので、「甲斐甲斐しい」とのニュアンスの違いに注目してください。

【例文】
・彼女はいつも【熱心に】勉強をしている。
・彼の仕事ぶりは本当に【熱心だ】。営業に行く前には準備を欠かさず、営業トークの仕込みにも余念がない。
・母親の【熱心な】看病のおかげか、友人は思ったよりも短期間で退院した。

【類語3】はきはきと

積極的で元気な様子を「はきはきと」と表現できます。「甲斐甲斐しい」と同じく効果や行動がはっきりしている様子を表す際にも、使うことができる言葉です。ただし、「甲斐甲斐しい」と比べると、行動というよりは発言に使うことが多い傾向にあります。いくつか例文をご紹介しますので、使い方を見ていきましょう。

【例文】
私は面接官に【はきはきと】答えた。結果として印象が良かったらしく、無事採用されている。
もう少し【はきはきと】話せないの?
・彼女は【はきはきと】質問に応じていた。

【対義語】だらしない

何事にも一生懸命取り組む「甲斐甲斐しい」とは真逆の言葉として、「だらしない」を挙げることができるでしょう。「だらしない」とは見た目や行動などにしっかりとした点がなく、根性がない様子を表します。いくつか例文を見ていきましょう。

【例文】
彼女の【だらしなさ】には呆れてものがいえない。もう少し何とかならないのだろうか。
・娘からボーイフレンドを紹介されたが、彼のあまりの【だらしない】受け答えにがっかりした。
・【だらしない】性格は外見にも現れると思う。

まとめ

「甲斐甲斐しい」とは一生懸命にテキパキと働く様子を表します。本来は褒め言葉ですが、使い方によってはネガティブなニュアンスを含むことがあるので注意が必要です。

甲斐甲斐しい

また、漢字は当て字なので平仮名で書くこと、対義語が「だらしない」であることも覚えておきましょう。

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写真・イラスト/(C) Shutterstock.com

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