若いころは寝れば回復していた疲れ。40代になると後を引くのはなぜ!?
「40代になって疲れが取れにくくなる原因は、修復因子や成長因子などの分泌が年々減ってくるからです。若いころは、日中受けたダメージを睡眠中に回復しプラマイゼロにできていました。でも、年齢が上がって、ダメージの量は変わらない、もしくは増えているのに修復因子などが減っているため、どんどん疲れが蓄積されてしまいます。
出産や子育てを期に、自分に対するケアを怠ってしまいがちなのもひとつの原因。食事にしても、『とりあえず子どもに食べさせて、自分は残りを食べる』という方も多いのでは? お子さんの世話などで睡眠時間が短くなってしまう方も多いです。また、40代になると仕事でそれなりの立場についている方も増えますよね。環境や仕事の質の変化で20代のころの忙しさとはレベルが変わり、受けるダメージと回復できる能力のバランスが合わなくなっているため、1日で回復できなくなっているんです」(山崎先生)
疲れを翌日に残さないためにできることは?
サプリメントで疲労を緩和
「なんでもかんでもサプリメントに頼るのもよくありませんが、『ちょっと疲れたな』と感じたとき、それ以上悪化させないためにサプリメントを摂取するのはよいことだと思います。疲れの症状にもよりますが、ビタミンB群やクエン酸が配合されたサプリメントを試してみるとよいでしょう」(山崎先生)
湯船に浸かってマッサージ
「忙しいからとシャワーで済ませるのではなく、湯船に浸かって体をマッサージしてみてください。バスソルトなどを入れて、しっかり体と脳を緩めましょう。寝る前に5分から10分ストレッチして体をほぐすのもおすすめです」(山崎先生)
睡眠の質を高める
「肉体的な疲れだけでなく、頭の疲労で悩む方も多いと思います。仕事ではなく、スマホを長時間見ているだけでも脳疲労は引き起こされます。そこで大切なのが睡眠の質を高めること。音楽を流したり好きな香りで癒されるなど方法がさまざまですが、私が実践しているのは、リラックスできて、不眠の解消にもつながると注目されている〝CBDオイル〟を寝る前に飲むこと。脳疲労を和らげてくれるので、こういったアイテムに頼るのもひとつの手ですよ」(山崎先生)
【エリクシノール CBD ティンクチャー 3000】
持ち運びに便利な小さなボトルにたっぷり3000mgのCBDが含まれたオイル。高濃度30%のオイルなので、1滴でしっかりとCBDを補給することができる。1、2滴を口内にゆっくりとなじませて使用。エリクシノール CBD ティンクチャー 3000 9g(10ml) ¥18,900(まいこホリスティックオンライン)
育児と仕事を両立するためには、肉体疲労だけでなく脳疲労を改善する必要もあるんですね。次回は、「寝てもダメ、マッサージしてもダメ」という、どうしても取れない疲れを和らげる方法について教えていただきます。
山崎まいこ
皮膚科医。勤務医として形成外科医、皮膚科医、美容皮膚科医として務め、2017 年東京・代官山にクリニックを開業。ホリスティックな視点から、外側の治療だけでなく、身体の内側、腸内の健康、心のあり方までサポートし、真の健康と美しさを追求している。オーダーメイドで患者に寄り添う医療には定評があり、各界著名人やビューティー関係者からの信頼も厚い。さまざまなアイテムの揃うECサイト「まいこホリスティックオンライン」の監修も務める。
まいこ ホリスティック スキン クリニック