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2022.03.29

「遮二無二」の意味とは? 語源や使い方、類語、英語表現を解説

とにかくやる気を出したいときに「遮二無二頑張る!」と言ったりしますが、この「遮二無二」とは詳しくはどういう意味なのでしょうか?今回はそんな「遮二無二」の意味から語源、使い方、類語、英語表現までを解説していきます!

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「遮二無二」の意味や語源とは?

「遮二無二」という言葉知っていますか? 「遮二無二頑張る」というような表現があるように、何かを必死に頑張っているときに使われる言葉です。そこで今回は、「遮二無二」の意味や語源、使い方、類語などを解説します。

遮二無二

意味

遮二無二」とは、「しゃにむに」と読みます。意味を辞書で調べてみましょう。

ほかの事を考えないで、ただひたすらに。がむしゃらに。(<小学館デジタル大辞泉>より)

ひたすら一つのことに集中し、全力を注ぐことを「遮二無二」といいます。「遮二無二〜する」という形で使用され、がむしゃらに物事に取り組む様子を表します。勉強や仕事、恋愛など何か一つに脇目もふらずに邁進しているときに使われる表現です。

語源

「遮二無二」は、その言葉の響きから方言に勘違いされてしまいがちですが、それは誤りです。「遮二無二」の「二」には、「次」というような意味があり、「遮二」は「次を断ち切る」こと、「無二」は「次がない」ことを表します。このことから「遮二無二は」、次がないことを覚悟して、がむしゃらに物事に取り組むことという意味になるのです。

使い方を例文でチェック!

「遮二無二」は、「遮二無二取り組む」「遮二無二頑張る」というように使われることが多いです。その具体例を紹介しましょう。

1:兄は第一志望校に合格するために、受験勉強に遮二無二取り組んだ。

「遮二無二」は、「ただひたすらに、がむしゃらに」という意味を持つことから、受験勉強やスポーツなどで使われます。とにかく必死に目標達成に向けて頑張っている様子が伝わってきますね。

2:父は会社の借金を返すために遮二無二働いた。

「遮二無二」は、「遮二無二働く」「遮二無二がんばる」というように表現します。借金や受験勉強など追い込まれている状況で使われることが多いですね。中には返済期限などが決まっており、それを守るために必死で働く場合もあるでしょう。反対に精神的にも時間的にも余裕がある場合には、「遮二無二」は使いません。

類語や言い換え表現とは?

「遮二無二」以外にも、必死で頑張るというような意味合いを持つ四字熟語はいくつかあります。合わせて覚えて、語彙力をアップしてみましょう。

遮二無二

1:一心不乱

一心不乱(いっしんふらん)」の意味をみていきましょう。

心を一つの事に集中して、他の事に気をとられないこと。また、そのさま。(<小学館デジタル大辞泉>より)

「一心不乱」とは、雑念を捨てて心を一つにすること。「一心不乱に取り組む」というように使われ、「遮二無二」よりも馴染みのある表現ですね。余計なことを考えない点が共通しています。

・彼の病気が治るように一心不乱に祈った。
・ウイルスの原因を突き止めようと一心不乱に研究した。

2:猪突猛進

猪突猛進(ちょとつもうしん)」の意味は以下の通りです。

周囲の人のことや状況を考えずに、一つのことに向かって猛烈な勢いで突き進むこと。(<小学館デジタル大辞泉>より)

まるで猪のように一直線に突き進む様子を表すのが「猪突猛進」。何かを決めたら、即行動しなければ気が済まない人や、周囲の状況が見えなくなってしまうというような特徴のある人のことを「猪突猛進な人」「猪突猛進型」と表現します。

・兄は恋愛のことになると、猪突猛進に好きな人にアピールする。
・彼は猪突猛進型で、仕事には熱心に取り組むが、興味のないことに関しては全く手をつけようとしない。

3:無二無三

「無二無三」とは、「むにむさん」または「むにむざん」と読みます。意味は以下の通りです。

1 わき目をふらずいちずになること。また、そのさま。2 仏語。法華経に説く、仏となる道はただ一つ一乗であり、二乗、三乗にはないということ。3 ただ一つしかないこと。二つとないこと。唯一。(<小学館デジタル大辞泉>より)

「無二無三」とはもともと仏教語で、道は一つだけで他に二つも三つもないことをいいます。わき目もふらずいちずなところは「遮二無二」とよく似ていますね。

・世界平和のため無二無三に祈り続けた。

4:無我夢中

無我夢中(むがむちゅう)」は馴染みのある表現ですね。意味をみていきましょう。

何かに心を奪われ、われを忘れること。(<小学館デジタル大辞泉>より)

物事に熱中して、自分を忘れてしまうことを「無我夢中」といいます。「無我」は、「我欲がないこと、無心であること」、「夢中」は「物事に熱中して我を忘れること」です。

・知らない人に追いかけられ無我夢中で逃げた。
・我が校の野球部を無我夢中で応援した。

5:死に物狂い

「死に物狂い」の意味は以下の通りです。

死ぬことも恐れないでがんばること。(<小学館デジタル大辞泉>より)

必死になって物事に取り組むことを「死に物狂い」といいます。なかなか期限内に仕事が終わらず、死に物狂いで取り組んだ、という経験がある方もいるのでは? 「死に物狂い」を使うことで、緊迫感のある必死な様子が伝わってきますね。

・夏休みの宿題を死に物狂いになって終わらせた。
・祖国を守るために若い兵たちは死に物狂いになって戦った。

英語表現とは?

遮二無二

「遮二無二」を直訳する英語表現はないため、「がむしゃらに、必死に」という意味の英単語を使って説明してみましょう。「Frantically(必死に、死に物狂いで)」「desperate(向こう見ずの、必死の)」「struggle(もがく、もがきながら進む)」などがニュアンスの近い単語です。

・a desperate attempt(必死の試み)
・I worked frantically(私は必死に仕事をした)
・I’m desperately studying to pass the entrance exam to a university in the U.S(アメリカの大学入試に合格するため、必死に勉強しています)
・struggle one’s way through the crowd(人込みの中をもがくようにして進む)
・make a struggle to succeed in life(出世しようと苦労する)
・I am having quite a struggle with foreign languages(外国語に懸命に取り組んでいる)

最後に

「遮二無二」とは、「ほかの事を考えないで、ただひたすらに」という意味。「遮二無二頑張る」「遮二無二働く」というように、必死に努力する様子を表します。会話の中では「一生懸命」や「ひたすら」という言葉の方が一般的ですが、「遮二無二」を使えばよりがむしゃらに取り組んでいる様子が伝えられるはず。

無我夢中になっている時はキツくても、後から思い返してみるといい経験だったと思えることも少なくありません。目標達成を目指して「遮二無二」頑張ってみてはいかがでしょうか?

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