成るか成らぬか目元で知れる
「成るか成らぬか目元で知れる」はあまり聞き慣れない表現ですね。この言葉の意味は、「相手が承知するかしないかは、目元でわかる」ということ。恋愛においてよく使われることわざで、「告白せずとも、成るか成らぬか目元で知れる」などと言うこともあります。「成るか成らぬか目元で知れる」は、相手に返事をもらうときに使う言葉ですので、「目は口ほどに物を言う」よりは使う場面が限られるでしょう。
以心伝心
「以心伝心」は「いしんでんしん」と読みます。意味は、「言葉にしなくてもお互いの心が通じること」。文章では、「結婚して40年になる両親は、以心伝心の仲だ」などと使います。「以心伝心」はたいてい、ポジティブな意味合いで使われる言葉。ですが、「目は口ほどに物を言う」はポジティブだけではなくネガティブな意味合いで使われることもあります。この点が違いといえるでしょう。
「目は口ほどに物を言う」の英語表現とは?
「目は口ほどに物を言う」にはたくさんの英語表現がありますが、いくつかピックアップして紹介します。
The eye is the window of the mind.
「window」は「窓」、「mind」は「心」という意味。「The eye is the window of the mind.」というフレーズで、「目は心の窓」という意味になります。「目は口ほどに物を言う」の英語表現としてぴったりですね。
The eyes say more than the mouth.
「more than」は「〜以上」「〜よりも」という意味の英語です。「The eyes say more than the mouth.」を直訳すると、「口よりも目のほうが多くを語る」となります。
Eyes speak more eloquently than lips.
「eloquently」は聞き慣れない英語ですね。意味は、「雄弁に」です。「Eyes speak more eloquently than lips.」というフレーズを訳すと、「口よりも目のほうが雄弁に話す」。つまり、「目は口ほどに物を言う」の英語表現となります。
最後に
「目で気持ちが伝わる」という意味の、「目は口ほどに物を言う」。最近は、マスクにより、目元からしか相手の表情を読み取れなくなってしまいました。そのため、この言葉を実感する機会が増えたという方も多いのではないでしょうか。マスク生活では、より自分の目の表情にも注意して、コミュニケーションをとっていきたいですね。
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