チョークを作ってみよう
卵の殻を使って、チョークを作ることができます。作る工程を写真に撮ってまとめたら、夏休みの自由研究にもなるでしょう。
殻に色付けしてモザイクアートに
色付けした卵の殻で作るモザイクアートは、迫力満点です。作品作りを楽しみながら、細かい作業で集中力を養うこともできるでしょう。
卵の殻を絵の具で色付けした後、ニスを塗って殻に光沢を出すと、タイル画のように仕上がります。お子さんと一緒にいろいろ試してみてください。
多肉植物を植えるミニプランター
卵のコロンとしたかわいらしい形を利用して、多肉植物を植えるプランターに変身させることもできます。いくつか並べて飾ると、一層おしゃれに演出できます。作る際は、卵の上部だけを割るのがポイントです。
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卵の殻の再利用はエコになる
卵の殻の再利用は家庭でも取り入れられますが、企業レベルでも再利用の開発が進んでいます。卵の殻が再利用されるようになった背景や、卵の殻を利用したリサイクル製品を紹介します。
日本は卵の消費量世界第2位
肉や魚に比べ、安くて手に入りやすい卵は、調理も簡単で手軽にタンパク質を摂取することができます。そのため、毎日の食卓に卵料理を出す家庭も多いかもしれません。
2020年の日本人の卵の年間消費量は、1人あたり340個で、これは世界第2位の数値です。また、日本の食品工場から出る卵の殻の廃棄量は、年間約20万tと膨大で、企業も廃棄方法に頭を悩ませていました。
その悩みを解決するために、廃棄する卵の殻を利用したリサイクル製品を開発する企業が増えています。
卵の殻はさまざまな製品に再利用されている
これまでは捨てるしかなかった卵の殻ですが、近年ではさまざまなリサイクル製品が生まれています。
例えば、運動場や学校の校庭のライン引きに使用される白い粉は、主成分が消石灰のものが主流でした。消石灰は、目に入ると角膜や結膜を傷つけるため、健康被害が不安視されています。そこで、安心してスポーツを楽しむために、100%卵の殻で作られた「リサイクル白線」が誕生したのです。
また、プラスチックを60%削減し、代わりに卵の殻を配合した新素材「プラシェル樹脂」は、これまでの石油系樹脂製品の代替として開発されました。
取り入れやすい方法でエコな暮らしを目指して
家事や工作に使えて環境にも優しい、卵の殻のさまざまな活用方法をご紹介しました。家庭でも気軽にできる再利用法を取り入れて、地球に優しい暮らしを目指してみましょう。
参考:グラウンド用品|天神白墨 日本白墨工業株式会社
参考:カネパッケージ 株式会社-環境新素材プラシェル
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