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2023.11.28

「泥仕合」とは? 〝泥試合〟は間違い!? 意味や使い方、英語表現まで解説

 

「泥仕合(どろじあい)」とは、どんな様子を指すのでしょう。「泥試合」と書くのは誤りです。今回は、「泥仕合」の意味や語源、使い方や類語、英語などを解説します。

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「泥仕合」の意味や語源とは?

「二人はひどい“どろじあい”を繰り広げた」などの表現をたまに耳にすることがあるはず。この時、「泥試合」という漢字を使っていませんか? そこで今回は、間違いやすい「泥仕合」の意味や使い方、類語、英語表現などを解説します。正しい意味や使い方をマスターしておきましょう。

「泥仕合」とは
  1. 意味
  2. 語源

泥仕合意味とは使い方例文類語言い換え語源英語

意味

「泥仕合」は、「どろじあい」と読みます。意味を辞書で確認してみましょう。

1 互いに相手の弱点・秘密などをあばきたててみにくく争うこと。また、その争い。2 歌舞伎で、舞台上に泥田を作り、その中で立ち回りを演じること。また、その立ち回り。(<小学館デジタル大辞泉>より)

お互いに秘密を暴露し合うなど、みにくい争いのことを「泥仕合」といいます日常生活で、なかなか決着がつかない試合や選手同士が反則技を使うなどの内容のひどい試合を「泥試合」と呼んでいることを目にする機会もあるのでは。

しかし、「泥試合」という言葉は辞書には載っておらず、誤った表現とされています。誤解している人が非常に多い言葉ですが、正式には「泥仕合」と書くことを覚えておきましょう。

語源

「泥仕合」の語源は、江戸時代にまで遡ります。当時の歌舞伎では、演目を盛り上げるため舞台上に様々なセットをこしらえていました。例えば、屋根を作り立ち回ることを「屋根仕合」、水の中で立ち回ることを「水仕合」と呼んでいたのだとか。

その中の演出の一つが「泥仕合」で、舞台上に浅い沼のような泥田を作り、その中で立ち回りを演じました。役者同士が顔も着物も泥まみれで入り乱れる様から、みにくい争いという意味として使われるようになったといわれています。

使い方を例文でチェック!

「泥仕合」は、スポーツの試合や恋愛、金にまつわるトラブルなど様々な争いの場面で用いられます。いずれのシーンでも、お互いに同じことを仕掛け合う時に使うことがポイントです。シチュエーション別に使い方を説明します。

泥仕合意味とは使い方例文類語言い換え語源英語

この間見た野球の試合では、選手同士がエラーを重ねてなかなか決着がつかなかったよ。ひどい泥仕合だった

スポーツのひどい争いにも「泥仕合」を使うのが正しい表現です。「仕合」は、「〜しあう」を漢字にしたもので、双方が同じことを仕掛け合うことを意味します。そのため、試合中にお互いが同じミスをしたり、乱闘騒ぎになった場合に「泥仕合」を使いましょう。

遺産相続の泥仕合に巻き込まれるのは懲り懲りだ

遺産相続や退職金、保険金などのお金にまつわる問題は、重大なトラブルに発展するケースも。見苦しい争いが繰り広げられ、疲弊している様子がうかがえる一文です。

彼の浮気現場に彼女が現れて、案の定泥仕合になってしまった

「泥仕合」は、同じ相手を取り合って争う三角関係や、浮気がバレた時など、恋愛関係のいざこざを表現する際にも使われます。激しい口論になったり、お互いが譲らずなかなか決着がつかないなど、争いが長期化することも珍しくありません。

類語や言い換え表現とは?

「泥仕合」の類語には、「修羅場」「罵り合い」「小競り合い」などが挙げられます。いずれも、人同士が争う時に使われる表現。意味や使い方を確認しておきましょう。

「泥仕合」の類語
  1. 修羅場
  2. 罵り合い
  3. 小競り合い

泥仕合

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