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LIFESTYLE雑学

2022.06.21

【通草】←なんと読む? 名前の由来、特徴、効能、その他の難読植物まで解説

皆さんは「通草」をなんと読み、どのようなものだと想像しますか? 実はこの「通草」、日本全国の山間部に広く自生している植物であり、秋にはその実を美味しく食べることもできるんです。今回は正しい読み方から名前の由来、特徴、効能、その他の難読植物まで合わせて解説していきます!

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そもそも「通草」とは?

「通草」という植物、読むことができますか? あらかじめ読み方を知らないと、漢字からは推測できませんよね。しかし、この植物の名前は誰でも一度は聞いたことがあるものです。まずは「通草」の読み方から、由来、特徴、花言葉などを確認しましょう。

通草 アケビ 読み方

■読み方

「通草」は「あけび」と読みます。その名前を耳にしたり、実や木を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

■特徴

「通草」はアケビ科の蔓性の植物。果実は楕円形で熟すとパカッと縦に開くように裂け、赤紫色をしています。味は甘く、秋の味覚としておいしく食べることができます。また、木の部分は漢方として使われることも。つるの部分はかご細工にも用いられます。

■由来

「あけび」という名前がついた由来は諸説あります。一つ目は、身が熟すとパックリ開くことから「開け実(あけみ)」と呼ばれ、それがなまって「あけび」になったという説。二つ目は、実が開いた状態が、人があくびをしている様子に似ていたことから「あくび」がなまった説。

最後は、実が赤いことから「赤実(あかみ)」がなまった説の三つです。いずれも「通草」の実から強い印象を受けていますね。

「通草」という漢字は当て字です。なぜ「通草」という漢字が当てられたのでしょう? 理由は、アケビのつるにあるとされています。「通草」のつるは中が空洞になっており、つるを切って片方から息を吹き込むと、反対側から空気が出てくるのです。そのため中が「通」じている「草」という意味で「通草」という漢字が当てられました。

■花言葉

「通草」の花言葉は「才能」「唯一の恋」。「才能」の由来は、実は食べることができ、木は薬になり、つるは工芸品になるという、どの部分も無駄にならずに活用できる「通草」の特徴からついたとされています。一方「唯一の恋」は、春に花を付ける際、一般的な植物は雄花と雌花が一緒に咲きますが、「通草」は雌花と雄花が離れて咲くことが由来といわれています。

「通草」以外の難読植物

通草

実は、植物には「通草」以外にも難読植物が存在します。「竜胆」、「糸瓜」こちらの二つも植物の名前です。読むことができますか? 次は、「通草」と同じように読みにくい植物を紹介します。

・竜胆

「竜胆」は「りんどう」と読みます。名前の由来は中国。「竜胆」は古くから中国で漢方として使われていますが、その味は「竜の肝(胆)のように苦かった」のだとか。そのため、「竜胆」という名前がついたのだそうです。

「竜胆」の花は青く、釣鐘型の形をしています。フラワーショップでは、青い花がめずらしいため、男性向けの花束や差し色として重宝されているそう。最近は品種改良が進み、白やピンクの「竜胆」も見かけるようになりました。

2021年には、「竜胆」の生産量日本一を誇る岩手県の研究グループが、これまで日本で生産できなかった「赤い竜胆」の開発に成功し、新たな市場開拓が期待されています。

・糸瓜

「糸瓜」は「へちま」と読みます。ウリ科の植物で、育てやすいことから、校庭で育てていたという小学校なども多いのではないでしょうか。

「糸瓜」の実は、食べることができるだけでなく、乾燥させてスポンジとして使用することもできます。脱プラスチックが進む現代のニーズにもぴったり。また、つるを切った際に滴る水分は「ヘチマ水」として、古くから化粧水や保湿剤として活用されてきました。

なぜ「糸瓜」と書いて「へちま」と呼ぶようになったのでしょう。もともとは読み方も漢字の通り「いとうり」だったようです。しかし、だんだん「い」が省略されて「とうり」と呼ばれるようになった時、面白い発想が生まれました。

「いろは歌」において「いろはにほへとちりぬるを」と歌っていくと、「とうり」の「と」は「へ」と「ち」の間にあります。ここからなんと「へ」と「ち」の間、つまり「へち間(へちま)」と呼ぶようになったのです。「糸瓜」の見た目は決して派手ではありませんが、おしゃれな名前を持つ植物でしたね。

漢方の効能

通草

ここまで紹介してきた「通草」「竜胆」「糸瓜」は、それぞれ古くから漢方としても使用され、体にいい効果をもたらしてくれる植物です。具体的にどのような効果があるのか、確認していきましょう。

・通草

漢方に使われる「通草」の木の部分は「木通(もくつう)」と呼ばれ、配糖体アケビンという有効成分を含みます。効果は、血行促進、利尿作用、鎮痛、抗炎症など。蕁麻疹や湿疹、頭痛や神経痛、冷え性から膀胱炎など、幅広い症状を改善します。

・竜胆

「竜胆」は、根や茎を乾燥させたものを漢方として用い、その場合は「りゅうたん」と呼びます。効果は、健胃、整腸、解熱など。排尿痛や残尿感に効果的な漢方にも配合されています。

・糸瓜

「糸瓜」の効果は、去痰、咳止め、解熱、整腸、利尿作用など。民間療法として、喘息、心臓病、頭痛や腹痛の改善のためにヘチマ水を飲むこともあるそう。正岡子規が亡くなる直前、痰を止めるために「糸瓜」の水を飲んだときの気持ちを詠んだ俳句は有名です。

最後に

名前は聞いたことがあるけれど、漢字が難しい「通草」について解説しました。当て字であっても、その漢字が使われているのにはきちんと理由がありましたね。今回は「通草」だけでなく「竜胆」「糸瓜」まで紹介しました。今回の雑学や豆知識で、会話の幅が少しでも広がれば幸いです。

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