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2022.06.23

「名画観察」で子どもの読解力と表現力が伸びる訳|正しい読解を邪魔する「思い込み」を解放する



文章を書くのも読むのもなんだか苦手、テストでは問題を読み違えてばかりで点数が伸びない……。そんな子どもの国語力は、どうしたら身につくのでしょうか。今回は、国語専門の教室で小学生~高校生を長年指導し、一流難関校への合格者や全国テスト上位の成績者を毎年輩出している『国語の成績は観察力で必ず伸びる』の著者、久松由理さんに話を聞きました。国語の苦手な子どもたちが足を引っ張られているのは、意外なポイントでした。

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①の「飛ばし読みタイプ」は、文字をどんどん飛ばして読む読み方。書かれていることをきちんと見ていないのですから、文章の意味内容が正しく理解できなくて当然ですよね。

②の「主観読みタイプ」は、自分ではそんなことをしているつもりはないけれど、文章を自分勝手に解釈し、話をつくり変えてしまう読み方。これは教室で実際にあった例ですが、「みにくい(醜い)アヒルの子」を、灰色だから「みにくい(見にくい)アヒル」なのだろうと誤解したまま、本を読み進めている子もいました。

主観読みをする子は皆、自分では「読めている」と思っているので、国語のテストで点数がとれない事にも納得がいきません。自分が思った通りのことを書くとすべてバツになるのですから、国語が嫌いになるのもわかる気がします。

③の「文字通り読みタイプ」は、文字ではっきり明示されていることしか理解できない、いわゆる「行間が読めない」子の読み方です。

今回は、この3つの読みグセの中でも、改善するのに一番手間ひまがかかる、やっかいな読みグセ「主観読みタイプ」の改善方法についてお話ししましょう。

思い込みが読解の邪魔をする

思い込みが読解の邪魔をする

人は誰しも、多くの思い込みや先入観を持っています。小さい頃、親や周囲の大人たちから言われてきたこと、偶然自分が見聞きしたり、体験したりした出来事によって、自分なりの物差しを作り上げ、その物差しを基準に世の中のあらゆる事象を解釈しているのです。

例えば、子どもに次のような絵本を読み聞かせるとしましょう。

「昔々あるところに、おばあさんとおじいさんが住んでいました。ある日、おばあさんは山に猟に行き、おじいさんは川で洗濯をしていました」
と、ここまで読んで、違和感を覚えない大人はおそらくいないのではないでしょうか。

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