夜型と朝型の人との違いは?
「夜になっても眠れない…」「夜の方が作業がはかどる」という人も多いかと思います。「朝型」と「夜型」の人がいて、夜に活性化するタイプを「夜型人間」と呼ぶ場合があります。
できるだけ「朝型」の生活にしようといろいろな方法を試した経験を持つ人もいるかもしれません。まずは、「夜型人間」の特徴や「朝型人間」とのちがいについて見ていきましょう。
「夜型人間」の特徴
一般的に、夜型人間とされる人の特徴を見ていきましょう。
1:夜になると仕事が捗る
夜型人間は、午後から夕方にかけて活発になり、特に21時以降に、仕事の生産性が高まるといわれています。夜は、比較的電話やメールなどの通知が少ない時間帯なので、自分のペースで仕事に取り組むことができます。夕方に一度仕事を終えて、食事などを済ませた後にタスクをこなす人もいるようです。
2:朝に弱い
夜型人間の典型的な特徴といえるのが、朝がとにかく苦手なこと。夜に仕事が捗る分、寝る時間が遅くなります。その結果、朝起きる時間が遅くなりがちです。
また、睡眠は、「活動的な交感神経」や「リラックスをもたらす副交感神経」と密接に関わっています。しかし、夜型人間はこの自律神経の切り替えがうまくできなくなるため、夜に寝付きづらくなったり、朝も起きづらくなったりすると考えられています。
「夜型人間」の性格
夜型人間は、「早く寝る」ということにこだわりがない傾向があります。また、夜の時間は仕事や交流などに費やす方が多いのも特徴。こういったことから、「外交的」や「新しい刺激を好む」、「柔軟で変化に強い」などの性格の方が多いといわれています。
朝型人間の特徴
ここまで夜型人間の特徴などを見てきましたが、対となる「朝型人間」の特徴を見ていきます。
1:午前中の生産性が高い
朝早く起きることで、余裕を持って準備、出勤が可能に。そうしているうちに、目をしっかりと覚ますことができます。その結果、午前中に集中力を高めた状態で仕事に励むことができます。
2:計画的に時間管理をしている
朝型の人は、夜寝る時間もおおよそ決まっているものです。大まかなルーティンがあるので、時間ごとのスケジュールをしっかりと把握しています。
3:寝る時間が早い
就寝する時間が早いことも特徴です。特に早いケースだと、21時頃には寝床につく人もいるようです。
「夜型人間」、「朝型人間」のチェック方法
普段の生活からなんとなく「自分はこっちのタイプかな?」と想像はつくものの、実際に自分は「朝型」なのか「夜型」なのか気になるところ。
実は、人はどの時間帯に最も活発になるかは、「クロノタイプ」により3つに分けられます。クロノタイプとは、ある個人が1日の中でどの時間帯に最も活動的になるかを示した時間帯特性のこと。「朝型」と「夜型」、そして生活リズム次第でどちらにもなり得る「中間型」が存在します。まずはこのクロノタイプを知ることが大切。ここでは、そのチェック方法について見ていきます。