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2022.12.03

覚えておきたい「退勤」の意味とは? 退社との違いや職場での使い方を紹介

退勤とは、勤め先から退出すること。対義語は「出勤」です。よく似た言葉「退社」は、退勤と同じ意味で使われることも多いですが、会社を辞めるという意味も。この記事では、使い方や混同しやすい言葉について解説します。

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「退勤」とは?

職場でどんなときに「退勤」という言葉を使っていますか? 少し堅苦しい表現なので、あまり口にすることは少ないかもしれません。しかし、就業規則や人事からの説明文には「退勤の時には」「出退勤の管理」など結構見かけるのではないでしょうか。

「退勤」とは1日の仕事を終えて会社や職場から出ること、です。「退」は、その場を離れる、遠く離れる、あるところより後ろへ下がる、などの意味を持つ言葉。また、「勤」には仕事、勤務という意味があります。

イヤホンをし、スマホを操作しながら歩くビジネスウーマン

「退勤」と退社の違いは?

「退勤」とよく似た言葉に「退社」という言葉があります。どう使い分けるのか、どういった意味の違いがあるのか、戸惑ったことがある人も多いのではないでしょうか。違いをしっかり理解して、誤解を生まない使い方を覚えておきましょう。

押さえておきたいポイントは、「退社」には次の2つの意味があるということです。

1:勤務している会社を辞める
例えば「自己都合で退社する」などと使えます。この意味で使うときの対義語は「入社」です。

2:その日の勤めを終えて会社から退出する
例えば「今日は6時に退社する」のように使います。こちらは退勤と同じ意味です。

このように、「退社」には2つの意味があるので、伝えた相手に意味が正確に伝わるように配慮が必要です。例えば、他社や他部署の人に「○○さんをお願いいたします」と言われて、「◯◯は退社しました」とだけ答えると、会社を辞めたのか、仕事を終えて帰ったのか相手はよく分かりません。

「その日は既に退勤した」だけなのに「会社を辞めた」のだと誤解を生む原因にもなりかねません。「退社」を使って伝える場合は、「3月末に退社いたしました」「本日は退社いたしました」のように、具体的な言葉を添えて勘違いが起きないように配慮しましょう。

こういった誤解や曖昧さを避けるために、会社を辞めたことを伝える場合は「退職」を使うのもおすすめです。「退職」は後の「混同しやすいことば」のところで説明します。ちなみに、官公庁では、出社・退社といわずに「登庁」「退庁」という言葉を使います。あわせて覚えておきましょう。

使い方を例文でチェック!

次に、退勤がどんな文章の中で使われるか見てみましょう。

床に座ってパソコンで作業をするロングヘアの人のイラスト

1:今日は友達と食事に行くので、6時までに退勤するつもりです

今日は仕事を6時までに終えて会社(や職場)を去るつもりでいる、ということ。

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