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2023.03.02

「弥栄」なんと読む?意味は?|使い方や類語をシーン別に例文を挙げてご紹介

弥栄の読み方は「いやさか」ですが、地名などの固有名詞では異なる読み方がいくつかあります。どのような読み方があるのか、また、意味や使い方をまとめました。類義語も例文を挙げて紹介するので、ぜひ弥栄について詳しくなりましょう。

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「弥栄」の読み方とは?

弥栄は「いやさか」と読みます。なお、弥という漢字は「や」と読むことが一般的です。例えば、3月の旧称は「やよい」ですが、漢字では「弥生」と書きます。

満開の桜と観覧車のある街並み イラスト

また、名前として使われるときも「郁弥(ふみや、など)」や「優弥(ゆうや、など)」のように「や」と読むようにすることが多いです。

一方、栄という漢字は「えい」や「さかえ」と読みます。動詞として使うときは「栄える(さかえる)」のように送り仮名を使って「さか」と読むことが一般的です。

■地名などの固有名詞では読み方が多い

弥栄は、地名や神社の名前として使われることもあります。この場合は「いやさか」ではなく、「やさか」や「いやさかえ」「やさかえ」「やえい」などと読むことが一般的です。

例えば、京都の四条東大路にある神社は「八坂(やさか)神社」ですが、近くにある伝統芸能を観覧できる施設は「弥栄(やさか)会館」と呼ばれています。地域によって発音が異なるため、読み方がわからないときは地元の方に尋ねてみましょう。

「弥栄」の意味は?例文もあわせてご紹介

弥栄(いやさか)が地名以外で使われるときは、ますます栄えるという意味を指します。弥という漢字には「いよいよ」や「ますます」の意味があるため、「すでに栄えているけれども今以上に栄えて欲しい」という思いを表現するときに使うことが多いです。

大きな桜の木と街並み イラスト

【弥栄】いやさか
<名詞>
ますます栄えること。「国の―を祈る」
<感嘆詞>
繁栄を祈って叫ぶ声。ばんざい。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

弥栄は掛け声や感嘆詞としても使われることもありますが、文章内で使われるときは、次のどちらかになることが一般的です。

・弥栄を祈る
・天皇弥栄(すめらぎいやさか)

それぞれの使い方を具体的に紹介します。

【使い方1】弥栄を祈る

ますます栄えて欲しいという気持ちを表現するときに、「弥栄を祈る」という言葉を用いることがあります。例えば、次のように使うことができるでしょう。

・国の弥栄を祈念した。

・ご両家の弥栄を祈願いたします。

・ご尊家の弥栄をお祈りいたします。

 

いずれも何の繁栄を願っているのか最初に表示することで、弥栄を祈る気持ちが真摯なものとなります。日常会話で使うことはありませんが、スピーチや祝電には使える表現なので覚えておきましょう。

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