PHP研究所「超短編小説で学ぶ日本の歴史 54字の物語 史(し)」
日本史を題材にした、54字の「超短編小説」が90話掲載されている本です。縄文時代から近代まで、歴史を知る上で重要な出来事やワードについて学べます。
謎解きやクイズのようにも楽しめて、空想力が刺激される内容です。子どもでも理解できる内容ですが、大人も一緒に楽しめます。
日本史をただ暗記することに価値を見出せない人でも読破しやすく、歴史に親しめるところもポイント。歴史好きな子どもにとっては、思いもよらない角度から歴史上の人物や出来事を掘り下げられます。
商品名:PHP研究所「超短編小説で学ぶ日本の歴史 54字の物語 史(し)」
著者:氏田雄介、西村創著 絵:武田侑大
小学生向けの世界史の本
小学校で世界史について詳しく学ぶ機会はありませんが、小学生のうちから知っておいて損はありません。中学入試に世界の地理や国際情勢などに関連した問題が出ることもあるので、受験の予定があるなら早いうちから対策しておきましょう。
受験の予定がない子どもでも、世界史を学ぶと世界の視点から日本を知るよいきっかけになります。小学生におすすめな世界史の本を見ていきましょう。
主婦の友社「世界の歴史366」
日付ごとに1ページ、世界の歴史上の人物や出来事が紹介されている本です。事実が書かれているだけでなく、ミニクイズ・間違い探し・コラムなども多数掲載され、かわいいイラストもたくさん使われています。
その出来事が起きたおおまかな地図も掲載されているため、地理に詳しくなれるところも魅力です。
日めくりカレンダーのように、1日1ページを読めば読書の習慣をつけられます。親子で読めば「今日は、天王星が見つかった日だね」「昨日は何の日だったか知ってる?」という会話が生まれ、コミュニケーションのきっかけにもなる本です。
商品名:主婦の友社「世界の歴史366」
ダイヤモンド社「東大名誉教授がおしえる やばい世界史」
世界の偉人の「すごいところ」と「やばいところ」の両方を紹介している本です。誰もが知っている偉人の裏の顔を知るとその人物に興味が湧き、より深く知りたいと感じるきっかけになるでしょう。ギャグ漫画家の和田ラヂヲ氏の個性的なイラストも、本書を楽しくさせているポイントです。
偉人にまつわる出来事を簡単に紹介した漫画も取り入れられ、活字を読む習慣がない子どもでも苦手意識を持たずに読めます。時代の流れがざっくりと解説されており、前後関係が分かりやすい構成です。
一般的に広く知られていないエピソードも掲載され、小学生だけではなく世界史ファンの大人も満足させてくれます。学校では習う機会のない、おもしろい歴史を知りたい人におすすめです。
商品名:ダイヤモンド社「東大名誉教授がおしえる やばい世界史」
監修:本村凌二 イラスト:和田ラヂヲ 執筆:亀マンガ、滝乃みわこ
日本史を漫画で解説
小学生のうちは漫画を利用した方が、歴史の概要をスムーズに掴める場合もあります。日本史を題材にした漫画は多くの種類がありますが、脚色が多い本もあるので注意しましょう。
歴史の学習に重点を置くなら、自然に歴史の知識が身に付くように作られた本を選ぶことが大事です。日本史を漫画で解説している、小学生向けの本を見ていきましょう。
朝日新聞出版「戦国時代へタイムワープ」
現代の小学生が戦国時代へタイムワープし、歴史上の有名人たちと出会うストーリーの漫画です。子どもにとって身近な年ごろの少年少女たちが主人公なので、感情移入しながら読めるでしょう。
戦国時代のことがよく分かるコラムも掲載され、知識を深められるところもポイント。古代から近現代までがシリーズ化されていて、ほかの時代も選べます。
ストーリーは1巻ごとに完結しているので、あまり順番にこだわらず、子どもが興味のある時代から読んでいきましょう。
商品名:朝日新聞出版「戦国時代へタイムワープ」
漫画:トリル ストーリー:チーム・ガリレオ 監修:河合敦
小学館「学習まんが 少年少女 日本の歴史」
2022年12月1日に発売された、累計2,090万部突破の人気シリーズの最新版です。旧石器時代を描いた「日本文化のあけぼの」から、最新巻の「平成から令和へ」までの全20巻がセットになっています。
歴史の教科書に関わる先生が監修し、できるだけ脚色をなくして史実を重視した構成となっているので、学習のサポートにぴったり。分かりにくい地図や人物相関図は図解として解説され、理解しやすさにこだわっています。
中学受験でよく登場する近現代史は9巻にわたって詳しく解説されており、受験勉強のサポートにもなる本です。
商品名:小学館「学習まんが 日本の歴史」
実業之日本社 「マンガでよくわかる ねこねこ日本史 ジュニア版」
歴史上の偉人を猫化したコミックのジュニア版です。TVアニメ化された人気作品で、4コマ漫画を通じて日本の歴史を気軽に学習できます。
登場人物はかわいい猫の姿をしていますが、内容は本格的。2022年にはある中学校で受験問題に採用されたこともあります。
第1巻には、卑弥呼・聖徳太子・聖武天皇などの偉人が登場。歴史に興味がある子どもだけでなく、かわいいキャラクターに癒やされながら日本史の知識を身に付けたい大人にもおすすめです。
商品名:実業之日本社「マンガでよくわかる ねこねこ日本史 ジュニア版」
著者:そにしけんじ
世界史を漫画で解説
外国の文化や知らない国で起きた出来事は、子どもにとってイメージしづらいものです。小学生にとって馴染みが薄い世界史も、漫画をうまく取り入れればより理解しやすくなります。
絵で状況を伝えられる漫画は、子どもの理解を深めるのに役立つ存在です。漫画で世界史を分かりやすく解説している本を見ていきましょう。
ナツメ社「オールカラー マンガで楽しむ!世界の歴史大事典 人物&エピソード」
世界の重要人物224人を、漫画・イラスト・写真・文章で紹介している本です。小学生でも、楽しみながら世界史への興味を養えます。
古代から現代まで順を追って人物やエピソードが紹介され、歴史の流れを理解できる仕組みがポイント。各章の締めくくりに掲載されているクイズを利用しておさらいもでき、漫画で身に付けた知識をより定着させられます。
巻末に調べもの学習のヒントが掲載されているところも見逃せません。どのように勉強をしたらよいか分からない子どもでも、工夫しながら歴史への興味を深められるでしょう。
商品名:ナツメ社「オールカラー マンガで楽しむ!世界の歴史大事典 人物&エピソード」
監修:神野正史
小学館「ドラえもんの社会科おもしろ攻略 日本を変えた世界の歴史[中世~近代]」
日本の歴史に深い関わりがある世界の歴史を学べる本です。日本と世界のつながりや、歴史の流れを理解できる構成になっており、世界史を学びながら日本史の理解も深められます。
子どもたちが慣れ親しんだ「ドラえもん」のキャラクターが解説してくれるところも、おすすめのポイントです。
「ドラえもんの社会科おもしろ攻略シリーズ」では、世界歴史探検や歴史人物伝など、読み応えのあるたくさんの本が見つかります。子どもの興味に合わせて、ほかのシリーズもチェックしてみてはいかがでしょう。
商品名:小学館「ドラえもんの社会科おもしろ攻略 日本を変えた世界の歴史[中世~近代]」
キャラクター原作:藤子・F・不二雄 監修:浜学園
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