はじめに
肌のハリやまぶたのたるみが気になる40代。目が小さくなった、まぶたがくすんで見えるなどといった悩みが尽きませんが、目元を美しく魅力的にするアイメイクのコツやおすすめのアイコスメを紹介します。
カラー別|アイメイクをもっと楽しむ!
【イエロー】を使って明るいムードに
イエローには運気をアップさせる力があると言われています。明るい色味なのでやる気が出たり楽しい気持ちになったりと、幸せいっぱいの表情を作るのが得意! 透け感のあるイエロー×ブラウンの配色で、落ち着いたハッピーな目元を演出しましょう。
How to
1. イエローアイシャドウを指でとってアイホール全体にのせます。一度で色をのせるのではなく、2〜3回に分けて濃さを調整しましょう。その後、ブラウンカラーを指にとり、二重幅に入れて。最後、くすみブルーカラーを指でとり、まぶたの中央に楕円形でトントンのせ立体感を出します。
2. 1で使ったブラウンを細めのチップにとったら、目頭から目尻までのキワに入れましょう。目尻からスタートし、目頭へと進む→ターンして目尻に戻る、という入れ方をすると、均一に色がのります。マスカラは赤みブラウンをセレクト。上下のまつ毛に塗り、目のフォルムを強調させます。
完成!
【オレンジベージュ】で華やかムードを高める
華やかさを出したいとき、濃い色アイシャドウや明るいパールカラーを広範囲に使うと、かえって悪目立ちしてしまうのが40代。そこでおすすめなのが、肌の延長線上にありながら血色感を演出できるオレンジベージュです。ハイライトをプラスし光を集めることで、肌なじみのいいアイメイクがパッと華やぐんです!
How to
1. グレイッシュなベージュをアイホール全体に指でつけたら、オレンジベージュカラーをアイホールと二重幅の真ん中くらいまで指で広げます。さらにブラウンカラーを指でとり、二重幅に入れましょう。
2. 光が集まるよう、パールカラーを目頭から目尻までチップを使って入れます。その後、1で使ったブラウンをチップにとり、目尻から目頭1/3手前まで入れましょう。アイラインやマスカラを使う場合はダークブラウンをセレクトして。
3. 最後はグロウスティックを指でとったら、鼻根部分へトントンと置くようにして小さな楕円形で入れます。小さい範囲に利かせるのがコツ。もう少し華やかさがほしい場合は、目尻下の頬骨の高い位置にも小さな範囲で入れましょう。
完成!
【赤みオレンジ】で写真映えする目元に
40代が赤メイクをするときに使うのは、赤みオレンジや赤みローズ、赤みブラウンが◎ 若い世代のような赤みメイクとは違い、大人の落ち着きを醸し出すのがポイントです。アイメイクは濃くせず、柔らかさや清潔感ある印象に。
How to
1. 赤みのあるオレンジカラーをブラシにとったら、手の甲で1〜2回トントンなじませアイホールへ広げます。その後、カーキカラーをブラシにとり同様に手の甲でなじませたら、上まぶたへのせましょう。目頭と目尻は外し、目のキワから上にジグザグ重ねるように塗布します。さらにカーキをチップにとり、目のキワにオン。目頭を外して黒目の位置から目尻まで軽く置き、ほんのりと色付けましょう。
2. ゴールドカラーをブラシにとり、目頭から目尻まで入れ明るさを演出します。アイラインを使う場合は濃いめのブラウンペンシルでまつ毛を埋める程度に、マスカラは黒やダークブラウンで軽く塗布する程度にしましょう。チークはヌーディな赤みローズですっきりフォルムで入れ、リップはツヤのある赤みブラウンで輪郭をオーバーめにして塗ります。
完成!
【青みピンク】で大人かわいい印象に
肌なじみのいいカラーに青みピンクを重ねるメイクは、ほんのり華やかで晴れやかな顔を演出してくれます。青みがかっているので甘くなりすぎずに、柔らかさ感じる目元づくりが可能です。
How to
1. コーラルカラーをブラシにとったら、手の甲で1〜2回トントンとなじませます。そのままアイホール全体にふわっと広げましょう。次に、青みがかったピンクを指の腹にとり、まぶた中央のみにトントンと重ねて。
2. イエローパールカラーをブラシにとったら下まぶた全体にのせ、目元にフレッシュなツヤと明るさをオン。黒目下からスタートし、目頭へ向けてブラシを動かしたら目尻へと折り返すと、自然なツヤがまとえます。最後はブラウンカラーを細めのチップにとり、目尻1/3に重ねましょう。アイライナーやマスカラはブラウンをセレクトして。
完成!
印象別|シーンに合わせてコントロール
上品メイク|柔らかさときちんと感を両立
かしこまった装いをするとき必須なきちんと感。柔らかさもほしいから、過度に華やかな色を使って濃くしてしまうのは避けたい… そんなとき重宝するのが立体感やメリハリを演出してくれるベージュです。アイラインやマスカラで目のフレームを際立てキリリとさせれば、きちんと感もバッチリです。
How to
1. ベージュカラーを太めのチップにとり、目のキワから二重幅オーバーめまで入れ、矢印のように縦に向かって細かくぼかします。
2. パーリーなアイボリーを薬指にとったら、眉下からベージュアイシャドウまでの位置にトントンと軽くのせます。
3. ベージュカラーを細いチップにとったら手の甲でなじませ、下まぶた目尻から黒目まで色をのせましょう。その後、目頭から黒目まで入れ、自然な濃淡を演出します。
4. アイラインはこげ茶のペンシルをセレクト。ペンシルをちょこちょこ細かく動かしまつ毛の間のみに入れ、目尻は目の形に沿って2mm延長します。
5. 目元がカラーレスなので、マスカラは黒の出番。まつ毛の根元にブラシを当て、上にさっとすべらせる程度に塗布します。毛先を軽めにするのがポイントです。下まつ毛も同様に軽く塗布して。
華やか|気合いを入れたいときのハレの日アイメイク
パーティやプレゼンなど、ちょっと気合いを入れたい日、強さを感じさせたい日の華やぎメイク方法を紹介します。ローズブラウンアイシャドウを使って、初対面でも親しみやすい雰囲気と適度な華やかさ、落ち着いた印象のすべてを叶えましょう。
How to
1. ローズブラウンカラーを、指を使って二重幅にふわっと軽くのせます。その後くすみピンクをアイホール全体にブラシでオン。
2. アイホールと同じカラーのアイシャドウを下まぶたにもサッとのせます。その後ブラウンを目尻5mm程度に細く入れ、キュッと目元を締めて。
3. アイラインはグレーで堅実な印象に。上のまぶたキワ1mmほど、やや太めに描いて強さを出して。引くのはまつげの生え始め辺りから目尻まで。目尻以降は目のフォルムに沿って2〜3mm長く伸ばしましょう。
完成!
明るい目元|くすみを払拭する知的アイメイク
深みのあるカラーを使いたくなったとき、40代はブラウンを使うと沈んで見えたりくすんで見えたりしがち。そんなときおすすめなのが、目元をパッと明るく見せる黄みカラー。締めブラウンが適度にトーンアップします。
How to
1. イエローを幅広く薄めに上まぶたに入れます。ブラシにとったら手の甲で数回トントンとなじませてから塗布して。まずは二重幅のライン上でブラシを左右に動かし、その後ワイパーのように動かしつつアイホール全体にオン。最後ブラウンをブラシにとって二重幅にのせ、目元を引き締めましょう。
2. パール感あるブラウンを、ニュアンスづけ程度に下まぶたにのせます。ブラシにとったら手の甲でなじませ、目尻から目頭へ、再度目尻へとリターンしてつけます。その後、ブラウンをブラシにとって目尻5mm程度に重ね、奥行きをつけましょう。
3. アイライナーは黒ではなくネイビーをチョイス。目頭から目尻1/4まではキワに沿って細く引き、目尻1/4からはやや太めに引いていきましょう。目尻まできたら1〜2mm程長くスッと伸ばし、ここでも奥行き感をプラスして。
完成!
垢抜け茶メイク|古臭く見えない今っぽブラウンアイメイク
茶色メイクは王道のグラデーション派も多いのでは? でも20代と同じ塗り方では古臭く見えてしまうことも…。そこで適度な抜け感がある今どきブラウンメイクの手順を紹介します。
How to
1. マットブラウンをチップにとったら、アイホール全体に。ふわっとでOKです。その後細チップに濃いめのブラウンをとり、二重幅へとのせます。このとき目頭と目尻を外して色をのせましょう。
2. パールカラーを指にとったら、一度手の甲でトントンとパールを少し落とし、まぶたの二重ラインへのせます。左右に指を動かしたら、そのままジグザグと上に移動しフィットさせます。
3. パールカラーを細めのブラシにとり、目尻から目頭に向かって1往復。しっかりラインで入れるのではなく、ふんわり入れて今っぽい仕上がりにしましょう。
4. アイラインはとにかく細く描くこと。1mm以内の細さでまつげの上に、目頭から目尻まで入れましょう。目を開けたときにまつげの隙間が白く目立つ人は隙間も埋めましょう。
完成!
ハンサムメイク|好感度抜群なかっこいいアイメイク
甘い印象のコーラルカラー。つけ方や他メイクとの組み合わせによっては、かっこよく仕上げることも可能な万能カラーです。締め色ファッションを明るく柔らかな印象にしてくれる効果もあります。
How to
1. 淡いベージュカラーをアイホール全体に指で入れます。二重幅を2〜3回左右に動かしなじませて、上へと塗り広げましょう。次に薄いコーラルカラーを指にとり、二重幅になじませます。
2. その後輝きだけをまとえるパールカラーを、上まぶた中央のみに指でトントン。これにより目元の立体感が際立ち、コーラルカラーのなじみもアップ!
3. 下まぶたにもコーラルカラーをのせます。濃いめのコーラルを平ブラシにとり、下まぶたのキワに細く入れましょう。目頭5mm程度は外して色を入れることで、浮いて見えるのを防げます。
完成!
薄メイク|ナチュラルなのに地味じゃないアイメイク
40代になると難しく感じるナチュラルの加減。濃いめメイクはしたくないけれど、薄メイクにすると具合が悪そう、ノーメイクと思われがち…。そんなときに嬉しい40代向けアイメイクを紹介します。
How to
1. 微細パール入りのくすみローズアイシャドウをセレクト。練り系のアイシャドウなら、しっとりしたツヤが大人にフィットし、素肌の質感も隠さないので濃くなりません。指にアイシャドウをとったら、二重幅に何度が左右に伸ばしなじませましょう。その後上に向かいジグザグとなじませ、アイホール全体に伸ばして。さらに同じアイシャドウを二重幅に再び塗り、グラデーションに。
2. 40代はアイラインを省くと目元がぼんやり見えがちなので、ブラウンのペンシルタイプでまつげとまつげの間をちょこちょこと埋めましょう。目頭から目尻まで引きます。マスカラは使用しなくてOK。使う場合はブラウンをセレクトし、まつげをサッとセパレートする程度に塗りましょう。
完成!
凛としたやわらかメイク|好感度抜群な大人アイメイク
上司や後輩、他部署など、年齢や性別を問わず上手くコミュニケーションをとるには、かわいすぎるメークも強すぎるメークも不向き。やわらかく凜とした印象に仕上がる、好感度の高いメークを紹介します。
How to
1. エレガントかつ知的な雰囲気をつくるため、グレージュカラーのグラデーションで目元をソフトに強調。薄い色をアイホールの外側から内側に向かってなじませたら、濃い色をまつげの際より少し上で目頭から目尻に向かってぼかします。
2. 黒のアイペンシルでまつげの間を線でつなぐ程度がはじめましての場では好バランス。目頭までしっかり入れるとラインが主張しすぎるので、黒目の内側~目頭は抜くのもポイント。こうすればさりげなく目のフレームを際立たせることができます。
3. ビューラーでまつげに自然なカールをつけたら黒のマスカラでまつげをボリュームアップ。まつげの根元にブラシを当てて扇形に広げながら全体につける。その後、目尻のみもう一度重ね塗り。こうすると目元がさりげなくキリリと引き締まります。
清潔感ある目元|ナチュラルな今どきアイメイク
シャドウを何色も使ったグラデや黒ライン&マスカラを駆使してデカ目を追求するのは、もはや遠い過去の話。ミニマムな2品で抜け感を重視して、目指すは強さよりやわらかさや清潔感のある目元。
How to
1. 左のピンクシャドウを指に取り、アイホール全体にのせます。淡色は肌になじみやすいので、指でラフにのせるくらいの気軽さがGOOD。
2. 右のブラウンをチップで目の際に。チップは目尻へ一定方向に数回動かすのみ。ピンクとの境目はなじませず、NOTグラデがポイントです。
3. 下まぶたは目頭から目尻まで全体的にピンクシャドウを入れて明るく。くすみやすい下まぶたには、締め色は潔く入れないのが正解!
4. ビューラーでまつげを上げたら、マスカラを塗ります。目元をしっかり、毛先はサラッと。にじみやすい下まつげにはあえて塗らないのがコツです。
カジュアルな目元|大人のヘルシーアイメイク
オレンジにブラウンをプラスしたアイメイクなら、ヘルシー感が漂いながらもしっとり大人の雰囲気を醸し出せます。
How to
1. チップを使うと色がつきすぎる場合があるので、今回はブラシを使用して軽さを出します。オレンジカラーををブラシにとり、アイホール全体へ。そのあと濃いめのレンガカラーをチップにとり、目のキワから二重幅までグラデーションに。
2. 明るいパールカラーをブラシにとり、下まぶた全体にふわっと入れてツヤと明るさをプラスします。そのあと、レンガカラーを細めのチップにとり、目頭3mm程度を抜いて下まぶたにラインっぽく入れます。オレンジが腫れぼったく見えるのを防げるうえ、しっとり落ち着いた仕上がりに!
3. 黒よりも軽やかで涼しげなニュアンスが漂うネイビーが、オレンジアイシャドウをさらに大人の雰囲気へと昇華。アイラインを入れるのは上のみで、目頭から目のフレームに沿って細く入れ、目尻は少し伸ばして。さらに 上のインラインも目頭から目尻まで引きます。
4. ネイビーのマスカラを上下のまつげに塗り、オレンジアイシャドウとの色のコントラストをつけることで目元がぼやけて見えるのを防ぎます。上下ともにまつげの根本から扇状に広げるように塗りましょう。
まぶたのタイプ別|お悩みカバーでイキイキと
一重さん|アイラインは2本使いがおすすめ
ぼやけがちな目元にパッと強さを引き出すアイライン。ただし黒々と太く入れると目元から浮いてしまい、ブラウンだと物足りなくなってしまう…。そこで黒とブラウンの2本使いがおすすめ。黒のリキッドでキワを軽く埋めたら、ブラウンで太さを足すだけ。これだけで自然に溶け込み、程よい強さのあるラインができちゃいます!
まずは黒のリキッドライナーを使って、上まつげの下側から差し込んで、まつげの生え際をごく細く埋めていく。多少ガタついても大丈夫。
ブラウンのジェルライナーで、今度は上まぶたのキワ、中央に当てて目頭ギリギリまでラインを細く描いていく。中央から目尻も同様に。
中央から目尻にかけては、ラインを重ねて書き足し、少しだけ太さをプラス。さらに目尻から5mm程度外側に長さもプラスして。