人間関係・取引先との関係悪化
「LINEの誤爆」は笑えるミスとして、家族や親しい友人・同僚の間でなら許されることも多いですが、場合によっては人間関係が悪化する場合も考えられます。
たとえば、友人Aに対する本音を、友人Bに送ったつもりで本人に送ってしまったというようなケースでは、関係悪化を招きやすいといえるでしょう。
また企業間では、笑い話では済まされず、取引先との関係悪化を引き起こす可能性も少なくありません。たとえばA社に送るはずの内容をB社に誤送信した場合、A社にとって重要な情報が外部に漏れてしまうリスクがあります。
リスクを回避するためにも、送信前に再確認することが大切です。
「LINEの誤爆」をした場合の対処法
LINEを誤って送ってしまったら、できるだけ素早く対処をする必要があります。送信取消の方法など、基本的な対処法を紹介します。
相手が未読なら「送信取消」をする
相手がメッセージをまだ読んでいない「未読」の状態であれば、送信取消をして相手の目に触れさせないことが可能です。間違って送ってしまったと即座に気づいた場合は、対処は難しくありません。
送信を取り消す方法も簡単です。間違えたメッセージを長押しするとメニューが表示されるので、「送信取消」を選んで「OK」をタップします。ただし「メッセージの送信を取り消しました」という表示はされるため、ミスをした痕跡は残ってしまいます。
間違えて送信したことを謝罪する
送信の取消をしても、その痕跡は残ってしまいます。相手に不快な思いをさせないためにも、間違えて送信したことについて一報を入れるのもおすすめです。
未読・既読に関係なく、送信取消をした後は「内容を間違えて送信してしまいました。申し訳ありません」などと謝罪しましょう。
送信取消をした後、理由を説明せずに放置すると、どのような理由でメッセージを消したのかがわからないので、相手に余計な気を遣わせてしまったり、不信感を抱かれてしまったりする可能性も考えられます。
仕事相手に誤爆した場合は上司に報告する
ビジネスシーンでLINEを誤って送ってしまった場合、ミスが判明した時点で素早く送信取消をして謝罪しましょう。内容が守秘義務に関わる場合は、特に丁寧な対応が必要です。
上司にミスの内容を報告し「再発の防止策」を練ります。相手側にも今後の対応策を伝え、信頼回復を図ることが重要です。
LINEの送信ミスは注意していても起こってしまうもの。そのため、万一のときに備えて対処の手順を押さえておきましょう。
「LINEの誤爆」を防ぐ方法
LINEの送信ミスを防ぐには、メッセージを送る前にしっかりと見直しをすることが重要です。このほか、設定の変更などをしておくとより安心。表示名や背景の変更方法など、対策をいくつか解説します。
表示名をわかりやすく変更する
同姓同名や似た名前など、パッと見たときに間違えやすい場合は、表示名をわかりやすく変えるだけで誤った相手に送信しにくくなります。表示名は以下の手順で変更できます。
1. ホーム画面から「友だち」をタップ
2. 変更したい友だちのアイコンをタップ
3. 名前の横にあるペンのマークをタップする
4. わかりやすい名前に変え「保存」ボタンを押す
また、トーク画面で相手のアイコンをタップしても、上記と同様に表示名を変更できます。
表示名は自分のLINE上でのみ見えるので、変更しても相手には気づかれません。仕事相手など特に注意したい人には「【▲▲社】○○さん(名前)」というように、わかりやすく記載すると間違えにくくなります。
トーク画面の背景を変える
誤送信を避けたい相手のトーク画面の背景を変えるのもひとつの方法です。相手をイメージできるような背景に変えたり、自分なりにアレンジしたりするのもおすすめです。
1. 背景を変えたい相手のトーク画面を開き、右上にある三本線マークをタップ
2. 「設定」をタップし、背景デザインを選択
3. イラスト・カラー・自分の写真の中から画像を選択して完了
プライベートと仕事で背景を分けるだけでも、誤送信のリスクを減らせるはず。たとえば、仕事関係は青の無地、プライベートはイラスト入りというように分ければ、気持ちの切り替えにも役立ちそうです。
「お気に入り登録」を活用する
友だちやグループの数が多いと、送信相手を間違えてしまいがちです。頻繁に連絡する家族・恋人・友人・ビジネス関係の人たちは「お気に入り」に設定すると間違えにくくなります。
登録の仕方は、相手のプロフィール画面の右上にある「★」のマークをタップするだけと簡単です。お気に入りに登録された人は「★」の色がグリーンに変化します。
ホーム画面にお気に入りの項目が追加されるので、多数あるアカウントの中からも見つけやすく、誤送信の防止以外にもメリットを感じられるでしょう。
送信方法を変更する
Enterキー(改行キー)をタップして送信する設定にしていると、メッセージの確認前にうっかり送信してしまう可能性があります。改行や変換を確定する際に誤って送信するミスが多い人は、送信の設定変更をするのもひとつの方法です。
変更方法は以下の通りです。
1. ホーム画面の右上にある「歯車アイコン(設定)」をタップし「トーク」を選択
2. 「Enterキー(改行キー)で送信」をオフにする
送信方法を変更し、送信先とメッセージの内容をチェックしてから送信ボタンを押すように心がけることでも誤送信を防ぐことに期待できます。
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