「ゴースティング」とは?
ゲームは、世界中の色んな立場の人と繋がることができ、誰もが楽しめるコンテンツです。だからこそ、ルールやマナーをしっかりと守らなければなりません。本記事では、多くのゲームで禁止されている行為のひとつ、「ゴースティング」と呼ばれる行為について紹介します。
「ゴースティング」の意味
まずは、「ゴースティング」の意味を辞書で調べてみましたので、確認してみましょう。
オンライン対戦ゲームのゲーム実況を視聴しながら、ゲームに参加して特定の参加者を狙い撃ちしたり、自分の有利になるようふるまったりすること。一般に、多くのゲームで禁止行為とされ、アカウント凍結の対象となる。ストリームスナイプ。ストリームスナイピング。
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
主に、オンライン対戦ゲームにおける禁止行為です。英語では「ghosting」と表記します。
ゴースティングが起きやすいオンラインゲームの種類について
ゴースティングが起きるのは、オンライン対戦ゲーム。とはいっても、ゲームの形式はさまざま。そのうちのいくつかを代表的なゲームとともに紹介します。どちらも複数名で協力してプレイするのが特徴です。
ひとつは、「FPS(エフピーエス)」と呼ばれるタイプ。「first person shooting」の略称です。武器を使って標的を攻撃するゲームを指します。主人公から見た視界で表示されるため、臨場感があります。
もうひとつは、「MOBA(エムオービーエー)」と呼ばれるタイプ。「multiplayer on-line battle arena」の頭文字を取った用語です。複数名のプレイヤーが、ふたつのチームに分かれて、味方と協力しながら敵チームを攻撃。チーム連携が必要とされるゲームになります。
オンラインゲームやゲーム実況などで覚えておきたい言葉
ここでは、インターネットやゲームなどで使える表現や押さえておきたい言葉を4つ紹介します。
eスポーツ(e-sports)
eスポーツという言葉を、耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。辞書で意味を確認しましょう。
《electronic sports》主に対戦型のコンピューターゲームで行われる競技のこと。高度な技能を競うコンピューターゲームをスポーツ競技の一種と見なしたもので、アジアや欧米ではプロリーグが存在する。エレクトロニックスポーツ。
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツの略語で、ゲームのうち対戦型を主体とする競技のこと。代表的なものとして、サッカーや自動車レース、格闘ゲームなどがあります。
1990年代後半からアメリカやヨーロッパ、中国、韓国などで人気が集まり、多くの競技者が参加する大会が開かれています。意外に思われるかもしれませんが、日本はeスポーツ市場の中でも後れを取っておりました。2018年2月に一般社団法人日本eスポーツ連合が設立されています。
現在、海外では高額賞金のかかったeスポーツの大会がいくつも開催され、プロのプレイヤーも数多く存在していますよ。
ゲームストリーマー
ゲームストリーマー(game streamer)とは、ライブ配信サービスを利用したゲーム実況の配信者のことを指します。「ゲーム実況者」といったほうが、わかりやすいかもしれませんね。ネット投げ銭や広告配信などで、収入を得ている人もいます。
キャプチャーボード
オンラインでゲーム実況を見ていると、「どうやって映像を取り込んでいるんだろう?」と不思議に思ったことはありませんか? ゲーム実況には、キャプチャーボード(capture board)という機器が使われていることがあります。キャプチャーボードとは、コンピューターゲームやスマートホンの映像を、動画データとしてコンピューターに取り込むための機器のこと。キャプチャーカードやビデオキャプチャーカードともいいます。
MMORPG(エムエムオーアールピージー)
MMORPGとは、「massively multiplayer on-line roleplaying game」の略称です。多人数同時参加型オンラインRPGともいいます。数百人から数千人のプレーヤーが参加する、オンライン・ロールプレイングゲームのことです。
ちなみに、ロールプレイングゲームとは、役割を演じて冒険や戦いを進めていくゲームを指します。仮想通貨やアイテム課金などをしたり、イベントを通して他のプレイヤーと交流します。
MMORPGの草分け的ゲームとして、アメリカのエレクトロニック・アーツ社が1997年にリリースした「Ultima Online(略してUO)」があります。
最後に
ゴースティングはゲームならではの行為ですから、「してはいけない」という意識が薄れている人や、そもそも知らないという人もいるかもしれません。また、配信やゲームが盛り上がってくると、あつくなって周りが見えなくなってしまいがち。
うっかりゴースティングしまったり良かれと思ってしたコメントが、鳩行為や指示コメントになってしまったりすることのないよう、その可能性を常に考えながらコンテンツを楽しんでいきたいですね!
TOP画像/(c) Adobe Stock
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