「スクショ」とはスクリーンショットのこと
「スクショ、お願いします」と言われた時、何のことだろうと思ったことはありませんか? 「スクショ」とは、スクリーンショットを略した言葉。スマホやパソコンなどの画面を、そのまま保存したい場合に使う機能を指します。
「スクショ」を上手く活用できると、業務効率だけでなく、生活の便利さもアップ。だからこそ、「スクショ」という言葉についても把握しておきたいですね。
意味を確認
「スクショ」を辞書で調べると、次のような説明がされています。
【スクショ】
スクリーンショットの略。→スクリーンキャプチャー
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
スクリーン‐ショット(screenshot)とは、スマートフォンやタブレット・パソコンのディスプレイに表示されている画面を、そのままの状態で撮影して画像保存できる機能のこと。操作方法はデバイスや、OSにより異なります。「スクショ」のアプリも登場し、さまざまな方法で操作できるようになっています。
「キャプチャー」って?
上述した意味にある、「スクリーンキャプチャー」についても見ていきましょう。
スクリーンキャプチャー【screen capture】
コンピューターやスマートフォンなどのディスプレーに表示された内容を、静止画像として保存すること。また、その機能。
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
「キャプチャー」は、「捕まえる」「捕獲する」という意味の英語。「キャプチャ」と表記することもあります。
「スクショ」と同じ意味で使われている言葉ですが、パソコンの画面を静止画像として保存する場合は「キャプチャー」「キャプチャ」を使うことが多いかもしれません。
「スクショ」言葉の使い方
「スクショ」という言葉の使い方を見ていきましょう。ビジネスシーンでもよく使われていますので、ぜひチェックしてください。例文を用いて紹介します。
例文で紹介
《例文》
・オンライン講座のスクショを撮るように指示されたが、操作方法がよくわからない
・前回のイベントについては、スクショを活動記録に掲載する予定だ
・資料をスクショしたので、保存場所をご指示ください
「スクショ」は、「撮る」「保存する」などをつけて使うことが多いでしょう。「スクショ」の操作に対しても使いますが、保存した画像を指すこともあります。どちらを意味するかは、前後の文脈や会話の流れなどで判断してください。
「スクショ」と似た言葉は
ここからは、「スクショ」と似た言葉を紹介します。次のような言葉を使うこともありますので、把握しておけるといいですね。
「画面キャプチャー」「画面取り込み」
どちらの言葉も、「スクショ」と同義と考えてOK。各デバイスの画面を静止画として保存することを指します。言葉の使い方も「スクショ」と変わりません。「画面キャプチャ」と表現することもありますが、これも意味は同じです。
「ビデオキャプチャー」
他の映像機器や記憶メディアなどからのビデオ画像を、動画データとしてコンピューターに取り込むことを指します。「スクショ」との違いは、動画データを保存するという点でしょう。
トラブルが生じた際に録画データを確認する、撮影した動画をシェアするなどの目的で使われています。
「スクリーンダンプ」
英語だと「screen dump」と表記するこの言葉も、「スクショ」と同義。言葉の使い方も同じと考えていいでしょう。
「ダンプ」とは、コンピューターで、記憶装置内やファイルの内容を、ディスプレーなど他の装置に表示したり移したりすることや、その内容の意。エラー検出などに利用されています。
「スクショ」機能の活用法
「スクショ」機能の活用法について紹介します。ビジネスシーンだけでなく、ふだんの生活にも取り入れて使いこなすと楽しいかもしれません。状況に応じて上手く活用してくださいね。
ウェブページを画面保存
オンライン講座や、ウェブイベントで参加者の集合写真を撮る時に「スクショ」機能を使うといいですね。「スクショ」は、ウェブページ全体を静止画像として保存できますから、デバイスの画面表示をそのまま撮ることが可能です。
また、何度もスクロールしなければならない縦長のウェブページの保存もOK。「スクショ」を活用すれば、容易に見返すことができるでしょう。
情報を共有
上記のような集合写真を共有するのにも、「スクショ」が便利です。また、お店やスケジュールなどを誰かと共有する場合も「スクショ」を使うといいですね。文字よりも画像の方が見やすく、伝えたい情報を正確に共有することが可能です。
情報の確認
気になる情報を確認する場合も、「スクショ」を使うことができます。ビジネスチャットの内容やメールを「スクショ」し、保存しておくといいですね。
ただし、社外に出せない情報などを「スクショ」するのはNG。デバイス紛失などのリスクを踏まえると、「スクショ」は避けるべきでしょう。
仕事における情報の扱いについては、ルールが定められているはずです。それに反するような行動は慎む方がいいですね。うっかりと「スクショ」をしてしまい、大きなトラブルになったということがないよう、十分に注意してください。
おでかけや旅行など
友達や家族とおでかけや旅行をする際に、交通機関や集合場所などを決めますよね。それを確認する、あるいは共有したい場合も「スクショ」が便利です。乗換案内や時刻表、交通経路を表示し、それを「スクショ」して保存しておくといいですね。
「スクショ」のメリットは、電波の状態が悪くてもオフラインで確認ができること。イベントやホテルなどの情報についても「スクショ」しておくと便利です。
ショッピング
ショッピングをする際も、「スクショ」が便利です。ECサイトなどで買い物をした場合や、交通機関の予約をした場合などは、購入完了画面(手続き完了画面)を「スクショ」します。これをしておくと、メールが届かない場合などに役立つでしょう。
また、これから買いたいと思っている商品などを、「スクショ」するのもいいですね。リスト化しておくと検討の際に便利でしょう。
「スクショ」を使いこなそう
「スクショ」という言葉について紹介しました。「スクショ」はビジネスシーンでも使われるようになりました。意味や使い方を把握し、上手く活用してください。「スクショ」は便利ですが、情報漏洩などのリスクもあります。特に注意したいのが、仕事に関係する情報です。社内規定などをしっかりと確認し、ルールに反する使い方は避けるようにしてくださいね。
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