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2024.05.20

「シェア」とは共有や分担すること! 関連するサービスや似ている言葉とは

「シェア」という言葉を知らない人はあまりいないでしょう。英語の「share」が由来のカタカナ語ですが、すっかり浸透していますよね。「シェア」は経済界からも注目される言葉。意味や使い方などを把握しておきたいですね。

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「シェア」とは?

「シェア」という言葉を使う機会は多いでしょう。ふだんの生活だけでなく、ビジネスシーンでも用いる機会がありますよね。よく使う言葉ではあるものの、正確な意味を調べたことがないという人もいるでしょう。

「シェア」は「共有」「分担」などを意味するカタカナ語。現在はサービスなどにも使われています。本記事では「シェア」という言葉にスポットをあて、意味や関連する言葉、サービスなどを紹介します。仕事や日常に生かすための参考にしてください。

意味

シェア【share】
読み方:しぇあ

1:分けること。分配。分担。「利益を投資額に応じて—する」
2:共同でもつこと。共有。「ルーム—」「情報を—する」
3:「市場占有率」に同じ。『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

日常などでよく使われるのは、「1」「2」の意味でしょう。「食べ物をシェアする」「情報をシェアする」のように用いますよね。

ビジネスシーンでは「3」もよく使います。「市場占有率」については後述します。

パソコンとコーヒー

(c) Adobe Stock

「シェア」という言葉の使い方

「シェア」の使い方を紹介します。まずは使い方の特徴を見ていきましょう。

使い方の特徴

「シェア」に、「する」「しない」「できる」「できない」をつけて使うことがほとんどです。例文を紹介しますので参考にしてください。

《例文》
・一緒にライブに行った友人と、感想をシェアした
・子育ての喜びやしんどい部分も、パートナーとシェアしていきたい
・情報をシェアする際、漏洩などにつながらないよう注意してください
・自社製品のシェアは、市場の4割程度と見られる

ビジネスシーンで「シェア」のみを使う場合は、「市場占有率」の意味になることが多いでしょう。前後の文脈や会話の流れなどから、どの意味かを判断するといいですね。

「シェア」に関連する言葉

ここからは、「シェア」に関連する言葉を見ていきましょう。ビジネスシーンで用いられる言葉に絞り、意味などを紹介します。

「マーケットシェア」

マーケット‐シェア【market share】
意味:市場占有率

上述した意味の中にある「市場占有率」は、「マーケットシェア」や「シェア」とも呼ばれます。ある製品の売上高が、産業全体の売上高に占める割合を指す言葉で、ビジネスシーンでは重要視されることが多い数値でしょう。

マーケットシェアにより、その製品やサービスが市場の中でどれくらいの重要度や、影響力を持つかが数値でわかります。市場全体の売上高における占有率や販売数量、サービスなどの契約数、利用者数など、複数の観点があり、目的や目標などに応じて使い分けられています。

指標の設定によっては、気がつかない角度からマーケットの姿を見ることも。経営の分野において、企業はマーケットシェアを重要視し、市場の将来予測や市場動向の把握などを行なっています。

「シェアウエア」

シェアウエア【shareware】

一定の試用期間は無料で使えるが、正式に使用するときは作者に代価を支払わなければならないソフトウエアのこと。インターネットなどで提供されている。
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

シェアウエアにはお試し期間が設定されており、その間は無料で試せるというものもあります。お試し期間終了後に購入するかどうかを決めるため、失敗が少ないと言えるでしょう。

完全に無料で使用できるソフトもありますが、それは「フリーウエア」と呼ばれるもの。「シェアウエア」とは異なりますので、混同しないようにしてください。

グラフ

(c) Adobe Stock

「シェア」が関連するサービス

「シェア」が関連しているサービスを見ていきましょう。すでに使ったことがあるというものも多いかもしれません。

「シェアハウス」

複数人で一戸建て住居を借り、共同で生活することを指します。キッチンや風呂、トイレなどは共同で使用し、個室を各々のプライベート空間として使うというスタイルが多いでしょう。

「シェアハウス」のメリットは、一人で借りる賃貸物件よりも住居費の負担が軽くなること。また、同居する人たちが自然に交流できるのも魅力とされています。

家族や恋人ではない人と、同じ住居の中で生活することを「ルームシェア」「ルームシェアリング」と言い、マンション・アパートなどで共同生活する場合は「フラットシェア」と言います。

「カーシェアリング」

自動車を複数の個人会員や会社で共有し、互いに利用する仕組みのこと。欧米で普及しはじめ、日本でも事業化されるようになりました。

「カーシェアリング」のメリットは、維持費やメンテナンスの手間が省けること。また、利用の仕方によってはレンタカーよりも費用を抑えることができるとされています。

駐車場の確保が難しい地域や公共交通機関が発展している地域などでは、利用者が増えているということも。また、自動車を頻繁に利用しない人にとっても、メリットの多いサービスと言えるでしょう。

「シェアオフィス」

複数の利用者が、一つの建物や部屋を共有する形態の事務所のこと。複数の人や会社でオフィスを共有することを指します。「シェアードオフィス」と呼ばれることも。デザイン事務所や弁護士事務所、税理士事務所などの間では、古くから利用されてきたスタイルです。

車

(c) Adobe Stock

「シェア」と似ている言葉

「シェア」と似た意味を持つ言葉をピックアップしました。「シェア」を言い換える際の参考にしてくださいね。

「按分」「ポーション」「共用」

▷「按分」
基準となる数量に比例して物を分けること。「利益」「経費」などに対して使われることが多いでしょう。「あんぶん」と読みます。

▷「ポーション」
「部分」「割り当て」「分け前」などの意味を持つ言葉。英語の「portion」が語源のカタカナ語です。

▷「共用」
二人以上が共同で使うことや、二種類以上のものに共通して使えることを表す言葉。「きょうよう」と読みます。

最後に

「シェア」について紹介しました。よく知られている言葉であり、今の社会には欠かせない概念とも言えるでしょう。「シェア」を前提としたサービスは多数あり、その仕組みそのもののことを「シェアリングエコノミー」と言います。日本語では「共有型経済」と呼ばれるこの仕組みは、今後さらに市場を拡大していくことでしょう。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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