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2024.05.21

「別添」とは|意味や読み方、似ている言葉との違いをくわしく紹介!

 

「別添」は、別に添えることを表す言葉。「べってん」と読みます。ビジネスシーンではよく使われていますよね。「べつぞえ」と読みがちですが、それは誤り。この記事では意味や読み方に加え、似ている言葉も紹介します。

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「別添」の意味と読み方

メールや文書に、「資料は別添します」「別添資料を参照ください」と書くことがありますが、この「別添」の意味や読み方を知っていますか?

「別添」は、書類を送ることに関連する言葉。ビジネスシーンではよく使いますので、意味や読み方、使い方を把握しておきたいですね。

読み方は「べってん」

別添」の読み方は「べってん」。「別に添えること」を表す熟語です。ビジネスシーンでは、メインとなる書類に補足資料や、補足書類を添えることを意味することが多いでしょう。また、その補足資料や書類そのものを「別添」と呼ぶこともあります。

また、外部が作成した参考資料などを指すことも。書物の写しや外部の企業などが作成した資料、引用なども含まれます。

「べつぞえ」と読みがちですが、それは誤り。正しい読み方も把握しておきたいですね。

パソコンと資料

(c) Adobe Stock

「別添」使い方:特徴

「別添」の使い方を見ていきましょう。まずは特徴を紹介します。

使い方の特徴

「別添」は、「資料」「書類」「ファイル」などをつけて使うことが多いでしょう。よく使う言い回しは次の通りです。

・別添資料をご参照ください
・別添の書類にご記入ください
・別添ファイルをお送りします

また、「〜にて」「〜のとおり」などの言葉をつけて使うこともあります。その言い回しもチェックしましょう。

・別添にてお送りいたします
・別添のとおり送付いたします

上記の表現は、メールや文書などで使われることが多いかもしれませんね。いずれも例文も「別に添えた書類」を表す際に「別添」を使っています。

口頭で「別添」を使う場合

「別添」は、口頭で伝える際にも使う言葉。会議や打ち合わせなどで、「別添の資料をご確認ください」のように使われます。この場合は、「メインとなる資料とは別に添えている資料を確認してください」ということを表していると考えてください。

「別添」の使い方:例文

続いて、「別添」を使った例文を紹介します。参考にしてくださいね。

メールや文書で使う場合

《例文》
・プロジェクトの関連データにつきましては、メールにて別添資料をお送りいたします
・書物のコピーを別添するにあたり、注意点をご教示いただけると幸いです

「別添」は、品詞の中では名詞に当たります。

口頭で使う場合

《例文》
・別添の資料をご覧ください。こちらは、昨年度の実績をデータ化したものです
・関連の資料は後日別添にてお送りいたします。恐れ入りますが、こちらに送付先をご記入ください

例文は、「別に添えている資料を見る」「別に添える資料を後から送る」ということを表しています。口頭で「別添」を使う場合は、読み間違いのないようにしたいですね。

エクセルシート

(c) Adobe Stock

「別添」と似ている言葉を紹介

「別添」と似ている言葉を見ていきましょう。「別添」との違いについても紹介します。

「別紙」

「別紙」とは、別の紙や、書類などで本書に添えた別の紙、または文書を指す言葉。「べっし」と読みます。「別添」ととても似ていますよね。使い分けとしては、「別の紙」や「他の紙」を表す際は「別紙」を用いるのが一般的。「資料ではなく、別紙にご記入ください」のように使います。

ビジネスシーンでは、自作の資料を添える場合は「別紙」を用いることが多いでしょう。

《例文》
申込みの詳細は別紙に記載されていたが、見落としていた箇所があった

「添付」

「添付」とは、書類などにつけ添えることを表す言葉。「てんぷ」と読みます。「添付」は資料や書類に限りません。メインとなるものに関連するものを添えることを指しますので、「別添」よりも広く使える言葉です。

《例文》
経費申請の際は必ず領収書を添付してください。領収書のないものは申請できません。

「貼付」

「貼付」は「ちょうふ」と読み、貼り付けることを表します。慣用読みでは「てんぷ」。どちらで読んでも問題ありません。「貼付」は、切手や文具の糊(のり)、メモや付箋(ふせん)などを貼り付ける際に使います。

「別添」は「つけ添えること」を表しますが、「貼付」は「貼り付けること」。似ているようですが、それぞれ異なる意味を持っていると言えるでしょう。

《例文》
返信用封筒に、切手を貼付したものを同封するようにと指示があった

「送付」

「送付」とは、送り届けることや、送りわたすことを表す言葉。「そうふ」と読みます。書類やデータ、ファイル、招待状などを送ることを意味します。「別添」とはまったく違う意味を持つ言葉です。

《例文》
必要事項を記入の上、該当の宛名に送付してください。手続きには1週間ほどかかります。

デスクワーク

(c) Adobe Stock

「付着」

「付着」とは、物が他の物にくっつくこと。「ふちゃく」と読みます。「服に塗料が付着する」「接着剤を使って付着する」のように使うことが多いでしょう。異なる二つの物質が接触したときに、互いの分子間の力によってくっつくことという意味も持ちます。

《例文》
この薬剤が肌に付着した場合は、速やかに水で洗い流してください

「別添」を英語で表すと?

続いて、「別添」の英語表現を見ていきましょう。

▷「attached」

「添えられた」という意味を持つ英語です。「別添」の英語表現として使えるでしょう。

《例文》
I have a question regarding the attached documents.
(別添の資料について質問があります)

▷「attachment」

「添付」「付属」という意味の英語。メールに添付した資料を指す場合にも使えます。

《例文》
I forgot to add the attachment to my mail.
(メールに添付ファイルをつけるのを忘れてしまった)

「別添」で注意したいこと

メールに資料やデータ、ファイルなどを「別添」する場合、相手が戸惑うことのないよう配慮する必要があります。セキュリティのこともあり、「別添」のファイルを開くのを躊躇する人もいるでしょう。相手が安心してメールを読めるよう、本文に次のことを書くといいですね。

・別添したものが何か(内容やファイル名、ファイル形式など)
・ファイルにパスワードがかかっている場合、パスワードについて
・問い合わせ先

上記について、できるだけ明確に案内すると、スムーズに別添ファイルや資料を開封できるでしょう。

最後に

「別添」について、意味や使い方、似ている言葉との違いなどを紹介しました。メールや文書のやりとりなど、ビジネスシーンで登場することが多い言葉なので、正しい意味や使い方も把握しておくといいですね。また、間違いやすいのが読み方です。「べつぞえ」と読みがちですが、それは誤り。正しくは「べってん」と読みます。読み方を誤らないよう、注意してください。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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