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LIFESTYLE 挨拶・マナー

2024.12.17

社内・社外の社長に送るメールの基本マナーとお礼メールの書き方【例文付き】

社長に宛ててメールを書くという場面は形式的な連絡にとどまらず、あなたの敬意や責任感を示す絶好の機会です。この記事では、社内・社外の社長にメールを書く際の基本ルールとお礼メールの書き方、例文を紹介します。

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メールは、言葉で構成されたあなたの分身です。特に、社長宛のメールでは、言葉遣いひとつで相手の信頼を得るか失うかが決まるといっても過言ではないでしょう。本記事では、社長にメールを書く際の基本ルールとお礼メールの書き方、例文を紹介します。相手に誠意が伝わる一通を作成するためのガイドラインとしてください。

社長にメールを書く際の基本ルールと注意点

社長宛のメールは、形式的な情報伝達ではありません。その内容やメールの書き方一つで、あなたのプロ意識や組織全体のイメージが左右されることもあります。ここでは、基本ルールや注意点を分かりやすく解説します。

社長 社員

(c)AdobeStock

適切な件名の書き方|第一印象を決める基本

件名は、メールを受け取る相手にとっての第一印象を決める重要な要素です。要点を明確に記載し、具体的かつ簡潔なタイトルを心がけましょう。たとえば、「○○に関する重要なお知らせ」や「○○についてのお願い」といった表現は、メールの趣旨を一目で理解してもらえます

宛名の正しい書き方|社内と社外の場合

宛名は、相手に対する敬意を直接示す重要な要素です。なお、一見丁寧に思える「社長様」という表現ですが、「社長」と「様」が敬称として重複しているため、使用するのは避けましょう。

社内の場合:「○○社長」または「代表取締役社長 ○○○○(フルネーム)様」
社外の場合:「株式会社○○ 代表取締役社長 ○○○○(フルネーム)様」

名前や役職名を間違えることは、信頼を損なう大きなリスクです。送信前には、名刺などで確認して、正式な役職と正確な名前を記載するよう徹底しましょう。

締めの言葉の選び方|印象を左右するフレーズ

社長に送るメールの最後は形式的な一文ではなく、心に残るものに仕上げたいものです。以下のように締めの言葉を工夫しましょう。

汎用的な表現に一工夫を

「何卒よろしくお願い申し上げます」だけではなく、
「貴重なお時間をいただき感謝申し上げます」
といった一言を加えると、相手にしてもらったことの具体的な感謝が伝わり、印象がよくなるでしょう。

長期的な関係性を意識する場合

長い付き合いを見据えるなら、
「引き続き、ご指導を賜りますよう、お願い申し上げます」
という表現がおすすめです。この一文が、礼儀正しさや謙虚さを印象付け、次の機会へとつながるきっかけになるかもしれません。

社長へのお礼メールの書き方のポイント

社長にお礼メールを出す場合は、形式的なルールを守るだけでは十分ではありません。感謝の気持ちを伝えるためには、相手の心に響く言葉を選び、具体性を持たせることが重要です。ここでは、社長に感謝を伝える際に押さえておきたいポイントを紹介します。

お礼メールの書き出しのポイント

お礼メールの冒頭は、感謝の核となるメッセージを明確に伝える重要な部分です。以下のポイントを押さえて効果的に書きましょう。

基本の挨拶例:「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
+具体性:相手の行動や提案が自分に与えた影響を具体的に示しましょう。
→具体性をプラスした例:「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。○○に関するご提案は非常に参考になり、早速、チームの方向性を決める手立てとして活用させていただきました。

具体性をプラスすることによって、形式的なお礼ではなく、社長の行動や提案に感謝していることが伝わります。

お礼

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社内でのメールと社外向けメールの違いを押さえる

社内の社長宛のメールと社外の社長宛のメールは、気をつけるべき点が違います。それぞれ以下に紹介します。

社内向けのお礼メール

社内の社長に宛てたメールでは、日常的なコミュニケーションの一環として簡潔な表現で十分です。
例:「○○の件ではご指導いただき、ありがとうございました。早速チームで共有し、実行に移しております。」

社外向けのお礼メール

社外の社長に宛てたメールでは、丁寧さと適切な言葉遣いが求められます。
例:「この度は貴重なご助言をいただき、心より御礼申し上げます。いただいたお言葉をもとに、今後の計画をさらに充実させてまいります。」

社長へのお礼メールの例文

以下に、実際に活用できるお礼メールの例文を社内・社外に分けて紹介します。

メール

(c)AdobeStock

社内の社長に宛てるお礼メールの例文

——————–

件名:ご指導のお礼

○○社長

お疲れ様です。△△部の□□です。
先日の会議では、○○について貴重なご指導をいただき、誠にありがとうございました。
いただいたアドバイスを参考に、プロジェクトの進行に生かしてまいります。 引き続き、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

(署名)

——————–

(ポイント)
社内の社長に宛てたメールは簡潔にまとめつつ、具体的な場面(会議やアドバイス)に触れることで、相手の行動に対する感謝の気持ちを直接伝えています。また、「引き続きご指導のほどよろしくお願い申し上げます」と結ぶことで、今後の継続的な関係を意識した丁寧さを感じてもらえるでしょう。

社外の社長に宛てるお礼メールの例文

——————–

件名:昨日の御礼(株式会社△△・□□)

株式会社○○
代表取締役社長 ○○○○様

いつも大変お世話になっております。
株式会社△△の□□でございます。

先日はお忙しい中、貴重なお時間を賜り誠にありがとうございました。
特に○○に関するご助言は非常に有益であり、早速社内で検討を進めております。

この度のご厚意に心より感謝申し上げますとともに、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

(署名)

——————–

(ポイント)
社外の社長に宛てる場合は、必ず冒頭で挨拶と名乗ることを忘れずに。文中では、「○○に関するご助言は非常に有益であり、早速社内で検討を進めております」という具体的な反応を示すことで、相手の助言がどのように役立ったかを明確に伝えています。

最後に

社長に宛ててメールを書くという場面は形式的な連絡にとどまらず、あなたの敬意や責任感を示す絶好の機会だといえます。本記事を一つの参考に、相手の心に響く価値ある一通を届けてください。

TOP画像/(c)AdobeStock

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