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2024.06.12

「あなたは人見知りですか?」を100人に調査! 克服する方法もチェック

約7割の大人が「自分は人見知り」だと感じています。子どもばかりでなく、大人だって「人見知り」は普通にあるのです! そして案外、個性のひとつになります! いまどきの「大人の人見知り事情」についてリサーチしました。

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人見知りとは

「人見知り」は、小さな子供に対して用いることが多い言葉ですが、意味を説明できる人はそれほど多くないかもしれません。

「人見知り」とは、子供などが知らない人を見て、恥ずかしがったり嫌ったりすることを表します。しかし、最近では大人が「人見知り」ということも。「初対面の人と上手く話せない」「人前が苦手」「新しい環境になると緊張してしまう」などがあるなら、それは「人見知り」にあたるかも。

【質問】自分は人見知りするほうだと思いますか?

ここからは、調査結果を見ていきましょう。最初の質問は次のとおりです。

・はい……69.7%
・いいえ……30.3%

※アンケートは30~45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名。

【体験談】人見知りあるあるなエピソードを紹介

アンケートの回答から、大人の女性の7割が「人見知り」だと自認していることがわかりました。それだけ悩んでいる人も多いのかもしれませんね。回答者の実体験を見ていきましょう。

青空と女性

(c) Adobe Stock

初対面の人と話すのが苦手

・初対面の人や場所だと無口になり、聞かれたことだけを答える(40代・宮城県・子ども3人)
・初対面の人の目を見て話すことができません (40代・広島県・子ども2人)
・初対面の人と何を話せばいいかわからない(30代・岐阜県・子ども3人)
・初対面の人との会話能力の低さを感じている (30代・兵庫県・子ども2人)
・初対面では緊張してることがわからないように、ずっと笑顔を貼りつけてる。正直、初対面で何を話していいかわからない (30代・千葉県・子ども1人)
・初対面ではなかなか自分から話しかけられません(30代・宮崎県・子ども2人)
・初めて会った人との会話が弾まない (40代・山形県・子ども2人)

話しかけることが苦手

・道を歩いていて知り合いのママさんを見つけてもなかなか声をかけられません (30代・東京都・子ども1人)
・自分から話しかけるのが苦手 (40代・千葉県・子ども2人)
・役員をしていますが、お母さん方と話すのは苦手だから (30代・山口県・子ども1人)
・保育園のママさんたちと気軽に本音で話をすることができない (30代・埼玉県・子ども3人)
・相手から「つまらない」と思われそうで会話をうまく膨らませたりできず、コミュニケーションがとるのが苦手(40代・熊本県・子ども1人)
・周りの人同士は話しているのに、自分はみんなとうまく話せない気がします (30代・三重県・子ども3人)

仲良くなるのに時間がかかる

・子どもの保育園のお友達のママと、仲良くなるのに時間がかかった。途中から入ってきたお友達よりも、なじんでないと思った(30代・東京都・子ども2人)
・人と仲良くなるのに時間がかかる。職場の人と半年くらいして仲良くなることが多い (30代・兵庫県・子ども2人)
・保育園に通っていても話せるママ友が5年間できなかったこと (30代・東京都・子ども2人)

話が続かない

・保育園などで他のママと何をしゃべっていいのかわからなかったり、話が続かない (30代・埼玉県・子ども3人)
・しゃべれない。相手から話しかけてこないと自分からは話さない。話しかけられても次につながる会話ができない。基本的に人とあまり関わりたくない(40代・新潟県・子ども3人)
・なかなか会話が弾まない (30代・千葉県・子ども1人)

何を話せばいいかわからない

・どんな会話をしたらいいかわからないので、ツンとした表情をしてしまう (30代・北海道・子ども1人)
・はじめての人と会話ができません。話題をふれないし、何を話したらよいかわかりません (30代・埼玉県・子ども4人)
・大勢でいると口数が少なくなる (40代・福岡県・子ども2人)
・初めての人が数人集まると何を話していいかわからない (30代・静岡県・子ども2人)

ママ友ができない

・毎日のように顔を合わせていても、気軽に話せるママ友がいません (40代・神奈川県・子ども2人)
・ママ友ができない (40代・東京都・子ども1人)

自分から仲間に入れない

・話しにくいから、なかなか自分から仲間に入れない (40代・埼玉県・子ども2人)
・人の輪に入れない (40代・福島県・子ども1人)

外で知り合いを見つけても声をかけない

・歩いている時に知っている人を見かけても気付いてないふりをしてしまいます (30代・神奈川県・子ども1人)
・外で知り合いを見かけたとき、隠れてしまう (30代・東京都・子ども3人)

人が大勢いると口数が減る

・知らない人が多い場所に行くと、人間観察をして終わってしまう (30代・埼玉県・子ども1人)
・保護者会に行っても、だれとも話をしないで帰ってきてしまいます (40代・埼玉県・子ども3人)

人と行動するのがおっくう

・知らない人と一緒に行動するのがおっくう (30代・徳島県・子ども2人)

人前で緊張する

・人前で話すときにドキドキしてしまう (40代・千葉県・子ども2人)

人を覚えられない

・基本的に人を覚えられないので、実は知っている人もいても、やはり緊張する (30代・愛知県・子ども2人)

人に会うと疲れる

・人と会ったあと、すごく疲れるので、自分自身無理しているんだと実感する (40代・東京都・子ども2人)

はじめての場所では緊張する

・はじめて行く場所では人見知りになって緊張してしまいます (30代・千葉県・子ども1人)

回答から、人見知りであるがゆえに「緊張する」「疲れる」と感じていることがわかります。それだけ自分自身をすり減らしているといえるでしょう。

これに対して、医学博士の霜田里絵先生(銀座内科・神経内科クリニック院長)は、「人見知りは気にしないでOK。大人になるほど、新しい仲間に出会ったり、時間をかけて関係をつくるということは、減ってしまいます。それだけに、ゆっくり構築していく人間関係は、後になってみると宝物になるものです」とアドバイス。

なんでもすぐに結果が欲しくなるのは、ネット社会やスピード社会の特徴かも。環境が人見知りを加速させたのかもしれません。しかし、ここで一度立ち止まり、人づきあいを見直してみるのもいいですね。

本

(c) Adobe Stock

そもそも人見知りになってしまう原因は?

大人が人見知りをする背景には、どんな要因があるのでしょうか。さまざまなジャンルのプロの意見を参考に、考えてみましょう。

「きちんとさん」で完璧主義

「学生時代は誰とでも仲良くなれていたのに、最近では、とても人見知りです。パーティや交流の場に行っても、何を話していいのかわからなくなるときも。大人になるにつれ、自分や相手を見るときの物差しが細かくなってくるのかもしれません」と自身を分析するのは、池原真佐子さん(育キャリカレッジ代表)。

「『きちんと振る舞おう』とあまり硬くなりすぎず、笑顔で堂々とその場にいるだけでいいし、自分がやるべきことを淡々としていればいいなと思います。それが『自分らしくいる』コツなのかもしれません」(池原さん)

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