【目次】
・2人目の妊娠について気になること
・2人目の妊娠中の過ごし方とは
・2人目の妊娠・出産後の上の子へのケア
2人目の妊娠について気になること
夫婦が子どもを複数希望する場合、1人目を産んで少し落ち着いたのち、2人目を計画する夫婦が多い傾向があります。2人目の妊娠には、1人目のときに考える必要がなかった問題が出てきます。夫婦で考えた将来設計以外に、上の子どもへの影響も考慮する必要があるからです。2人目を妊娠するにあたって、多くの夫婦が抱える疑問について紹介します。
タイミングはいつがいい?
2人目を考えるようになるタイミングは、1人目の子どもがある程度手がかからなくなる頃だという夫婦は多いでしょう。初めての子である上の子のお世話で大忙しの毎日を送っていると、2人目どころではないと感じてしまいます。しかし、大切なことは一般論よりも人の意見に流されずに夫婦で納得したタイミングを選ぶこと。ときには周囲の人から2人目を待ち望む声をかけられることもあります。しかし夫婦の望む将来設計によって、ちょうどいいタイミングは異なります。上の子との年齢差だけではなく、夫婦の仕事や子どもの進学などさまざまな面から検討しましょう。
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上の子の赤ちゃん返りが心配
2人目の子どもの存在は、上の子にも大きな影響を与えます。とくによく起こりがちなのが赤ちゃん返りと言われています。おっぱい離れをし、歩き始め、自分で食事をするようになって成長していた子が、急に赤ちゃんに戻ったように何もやらなくなってしまうのです。抱っこを求めて泣いたり、だだをこねてママを困らせたりとやたら甘えん坊に。弟・妹の存在を上の子なりに感じ、大人の気を引くために行う行動だと言われています。赤ちゃん返りが続く期間は子どもの性格や状況によってまちまちであり、夫婦は根気よく向き合う必要があります。
2人目の妊娠中の過ごし方とは
2人目の妊娠中は、1人目のときと状況が異なります。上の子の出産と同じように構えていては毎日がうまく回らなくなることがほとんどです。1人目のとき以上に周囲に協力を依頼し、自分の体に負担をかけないようにしましょう。2人目妊娠中にどのように過ごせばよいか、二つのポイントに絞って解説します。
程よく手抜きをすることも大事
妊娠したら、つわりなどの体調不良でしんどくなることがほとんどです。つらいときは無理をせず、家事を手抜きすることで体力を温存しましょう。毎食手作りの食事を用意したり、丁寧に洗濯や掃除をしたりすると、それだけで疲れ切ってしまいます。2人目妊娠前にできていた当たり前のことも、思い切って手放しましょう。食事にはレトルトやできあいの総菜を取り入れます。洗濯は回数を減らしたり、干すのが大変なときはコインランドリーの乾燥機を利用したりすることもおすすめです。掃除も軽い汚れであれば、気にせず次の掃除のタイミングにまわしてしまいましょう。体調が悪いと感じたら無理せず休むことも妊婦の仕事です。
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初期から周りの協力が不可欠
2人目妊娠は、初期の頃から周りの人の協力を得られるようにしておきましょう。通常の家事に加えて上の子どものお世話もあるため、1人目の妊娠よりも大変になるケースが大半です。夫や親など身近な人を頼り、家事を手伝ってもらいましょう。周囲に頼れる人がいない場合は、家事代行サービスを利用するのもおすすめです。料理の作り置きや手が回らない部分の掃除などをこなしてもらい、負担を上手に軽減しましょう。とくに気を配りたいことが、上の子のお世話です。ママの体調が悪くなれば上の子に構ってあげられる時間が少なくなります。夫や両親のほか、キッズ・ベビーシッターにお願いをして寂しい思いをさせずに済むように準備しましょう。
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2人目の妊娠・出産後の上の子へのケア
上の子は突然の弟・妹の存在に戸惑い、やきもちを焼いてしまうケースがほとんどです。両親の愛情を確かめたいという気持ちが行動に表れることもあるかもしれません。子どもが不安を感じないようにスキンシップをとり、心のケアをすることが大切です。2人目妊娠中と出産後は、どのように上の子と接したらよいのでしょうか。
きちんと言葉で伝える
まず大切なことは、愛情をきちんと言葉にして伝えることです。「弟・妹が生まれたからといって両親の愛情がなくなるわけではない」ということを分かってもらいましょう。「大好き」や「大切」だという言葉を積極的に使ったり、意識して名前を呼んであげたりすれば子どもも安心します。2人目出産まで時間があれば、上の子には日々大きくなるママのお腹を見せながら声がけしましょう。お腹に自分の弟・妹がいるという事実を優しく分かりやすい言葉で伝えるのです。
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愛情を表現する
言葉だけでなく、優しく触れたり抱きしめたりするスキンシップで愛情を表現することも効果があります。体がつらくなり抱きしめることが難しければ、一緒に寝たり頭をなでたりとできる範囲のスキンシップをとりましょう。上の子を愛情いっぱいに構ってあげることで、親からの愛情が揺るぎないものだと確信してくれます。上の子が赤ちゃん返りをして甘えん坊になったら、本人が望むように抱っこして安心させてあげましょう。
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遊び方にも工夫をして
2人目妊娠中は体調が安定せず、出産後は新生児のお世話で大忙しの日々になります。上の子につきっきりで遊んであげられなくなるため、遊び方にも工夫が必要です。パズルや塗り絵など、上の子どもが1人でも楽しめるようなおもちゃを準備しましょう。ほかにも、子どもが夢中になるアニメや動画を、夫婦で相談して取り入れるのもよいかもしれません。それでも上の子が親の愛情を切実に欲していると感じる場合は、時として、泣いている赤ちゃんにきちんと目は配りつつも、まずは上の子へのスキンシップを優先するというママの声もよく聞かれます。
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