【凡例】=「ぼんれい」ではありません!
この漢字で使われている【凡】の音読みを「ぼん」と認識している人は多いのではないでしょうか?
凡人(ぼんじん)や平凡(へいぼん)のように、【ぼん】と読む漢字は多いのですが、【凡例】という漢字では、音読みが別の読み方に変わります。
【ぼん】以外の読み方を皆さんはご存じですか?
正解は…
【はんれい】
でした!
【凡例:はん-れい】
書物の巻頭にあって、その編述の方針や使用法などを述べたもの。例言。
〈小学館 デジタル大辞泉 より〉
ちなみに、【大凡】となると【おおよそ】という読み方に。
【大凡:おお-よそ】
[名・形動]
1. だいたいのところ。あらまし。
2. ひととおりであること。普通。
[副]
1. 細部にこだわらず概略を判断するさま。だいたい。大ざっぱに。およそ。
2. 話を切り出すときの言葉。全体的にみて。一般に。いったい。そもそも。
〈小学館 デジタル大辞泉 より〉
もはや字だけではイメージができない領域ですが、漢字の組み合わせによってたくさんの読み方があり奥深いですね。
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